ステージ4 カイエワン遺跡 作成途中
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骨の山から脱出し、照明の松明以外特に飾り気のない石壁の通路に出た。
「先程はすみませんでした。その、みっともないところを」
「まあ、そう気にするな。もしまた骸骨見ちゃっても、もう平気か?」
「はい!」
「よし!」
ジョナサンはジャックに言われた通り、仲間の精神が安定していることをしっかり確認してから話を進める。
「さて……ここからはさっきみたいな罠以外に、危険な生き物にも注意して進まなきゃならない。コウモリやサソリなんかが遺跡内に棲み着いていたりするんだ」
当初の予定とは違い、遺跡の奥深くまで落ちてきてしまった。前情報も無いため、この先は仕掛けも生物も、何処から何が飛び出してくるか分からない。
「そこで、だ!」
大先輩は##NAME1##にコンパクトながらも重量感のある爆弾を手渡した。まるで遠足のお菓子を分けてあげる感覚で。
「いざというときはそれで身を守ってくれ」
「グ、グレネード!?」
「ビビることは無い、ピンを抜かない限り安全だ。遠慮も要らないぞ、どんどん投げてくれ。言ってくれればまだまだ…」
ジョナサンは懐からもうあと五、六個取り出そうとしたが、たった一個を汗だらけの両手で包み硬直している##NAME1##にそれ以上薦めることは出来なかった。
「……別のにするか。設置型武器なんてどうだ?気をつけないと仕掛けた自分も食らう……のも止めにしとくか」
クレイモアやレンチ、果ては何の変哲も無いサソリの標本を何処からともなく取り出しては仕舞いを繰り返す。
「俺にしか扱えない力を貸すなんてできないし……やっぱこれかな」
ジョナサンは探索開始時からずっと肩に掛けていたマシンガンを降ろした。
『マシンガンはどうだい?たしかそこまで大型じゃないから、##NAME1##ちゃんでも扱えるんじゃないかな』
「ジャック、今丁度それを渡しているところだ」
『あ、そうなの?カメラ映像が無いとやっぱり不便だな…』
「通話はできるんだし、何とかなるだろ」
遺跡の外から二人をサポートしているジャックが多少のやりにくさを感じている一方で、戦闘も調査も素人な助手はこれまた手汗まみれで武器を握り締めていた。
「私が、こんな立派な銃を…!」
「と言っても、弾はテニスボールだ。近々野球ボールを撃てるよう改良しようかなぁなんて思ってる」
彼の言う通り、成人女性の握り拳が入りそうな程に口径が大きい。ロケットバズーカかと一瞬見間違うくらいだ。
「実弾じゃないんですね、ちょっと安心です」
##NAME1##はこれから大いにお世話になるであろうマシンガンをくまなく観察し始める。
「……あら?」
持ち手の部分をよく見ると、そこには小さく文字が刻まれていた。意外にも、ジョナサン・バンフィールドとは違う名前だ。
「このマシンガン、元はおじ様が使っていたんですか」
「え!?」
「え?」
「……あ、ああ!まあな。奴がくれたんだ。“悔しいが、センスのあるお前の方が上手く使いこなせるだろう”ってな」
『ジョナサン。それはアンドレが落としたものをただ拾っただけだろ?いくらカッコつけたいからって嘘を挟むんじゃないよ』
この時ほど、長年連れ添ってきた相棒を恨んだことがあっただろうか。
思わず通信機のスイッチに指が掛かったが、さすがに止めておいた。目の前に居る女子からの支持を更に落とすだけだ。
「博士…」
「さっ、さぁっ行くぞ!##NAME1##の武器も決まったことだし、早く出口かお宝を見つけなきゃな!」
残念な者へ向けられる眼差しを背後から一身に受けつつも、ジョナサンはあくまで明るく先頭を切っていった。
「先程はすみませんでした。その、みっともないところを」
「まあ、そう気にするな。もしまた骸骨見ちゃっても、もう平気か?」
「はい!」
「よし!」
ジョナサンはジャックに言われた通り、仲間の精神が安定していることをしっかり確認してから話を進める。
「さて……ここからはさっきみたいな罠以外に、危険な生き物にも注意して進まなきゃならない。コウモリやサソリなんかが遺跡内に棲み着いていたりするんだ」
当初の予定とは違い、遺跡の奥深くまで落ちてきてしまった。前情報も無いため、この先は仕掛けも生物も、何処から何が飛び出してくるか分からない。
「そこで、だ!」
大先輩は##NAME1##にコンパクトながらも重量感のある爆弾を手渡した。まるで遠足のお菓子を分けてあげる感覚で。
「いざというときはそれで身を守ってくれ」
「グ、グレネード!?」
「ビビることは無い、ピンを抜かない限り安全だ。遠慮も要らないぞ、どんどん投げてくれ。言ってくれればまだまだ…」
ジョナサンは懐からもうあと五、六個取り出そうとしたが、たった一個を汗だらけの両手で包み硬直している##NAME1##にそれ以上薦めることは出来なかった。
「……別のにするか。設置型武器なんてどうだ?気をつけないと仕掛けた自分も食らう……のも止めにしとくか」
クレイモアやレンチ、果ては何の変哲も無いサソリの標本を何処からともなく取り出しては仕舞いを繰り返す。
「俺にしか扱えない力を貸すなんてできないし……やっぱこれかな」
ジョナサンは探索開始時からずっと肩に掛けていたマシンガンを降ろした。
『マシンガンはどうだい?たしかそこまで大型じゃないから、##NAME1##ちゃんでも扱えるんじゃないかな』
「ジャック、今丁度それを渡しているところだ」
『あ、そうなの?カメラ映像が無いとやっぱり不便だな…』
「通話はできるんだし、何とかなるだろ」
遺跡の外から二人をサポートしているジャックが多少のやりにくさを感じている一方で、戦闘も調査も素人な助手はこれまた手汗まみれで武器を握り締めていた。
「私が、こんな立派な銃を…!」
「と言っても、弾はテニスボールだ。近々野球ボールを撃てるよう改良しようかなぁなんて思ってる」
彼の言う通り、成人女性の握り拳が入りそうな程に口径が大きい。ロケットバズーカかと一瞬見間違うくらいだ。
「実弾じゃないんですね、ちょっと安心です」
##NAME1##はこれから大いにお世話になるであろうマシンガンをくまなく観察し始める。
「……あら?」
持ち手の部分をよく見ると、そこには小さく文字が刻まれていた。意外にも、ジョナサン・バンフィールドとは違う名前だ。
「このマシンガン、元はおじ様が使っていたんですか」
「え!?」
「え?」
「……あ、ああ!まあな。奴がくれたんだ。“悔しいが、センスのあるお前の方が上手く使いこなせるだろう”ってな」
『ジョナサン。それはアンドレが落としたものをただ拾っただけだろ?いくらカッコつけたいからって嘘を挟むんじゃないよ』
この時ほど、長年連れ添ってきた相棒を恨んだことがあっただろうか。
思わず通信機のスイッチに指が掛かったが、さすがに止めておいた。目の前に居る女子からの支持を更に落とすだけだ。
「博士…」
「さっ、さぁっ行くぞ!##NAME1##の武器も決まったことだし、早く出口かお宝を見つけなきゃな!」
残念な者へ向けられる眼差しを背後から一身に受けつつも、ジョナサンはあくまで明るく先頭を切っていった。