ステージ4 カイエワン遺跡 作成途中
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『##NAME1##ちゃん!ジョナサン!無事かい!?』
「ああ…生きてる」
「いたた…」
二人は遺跡内のどこか奥深い空間で尻餅を突いていた。落とし穴が途中から斜めになっていたため、滑り台を降りるようにして今居る場所へ安全に辿り着いたのだ。
『状況は!?ライブカメラの映像が映らないんだ』
「あー、悪い。落ちた時ぶつけて壊れたっぽいな」
ジョナサンが懐から取り出したカメラ本体には大きなヒビが入っている。幸い、通信機には傷一つ入っていない。
「今のところ、敵やトラップは見当たらない。ただのゴミ捨て場って感じだ」
二人が居る場所は広大なドーム状の空間になっている。古い布切れや砂埃、そして人骨から成る大きな山を、壁際の松明がそっと照らしていた。
『出られそうな場所はあるかい?ゴミ捨て場にしろ牢獄にしろ、中の様子を見に来るための通路がどこかにあると思うんだけど』
「んー…」
照明の届かない上部は見通しが悪く、ライトの光は細過ぎてあまり役に立たない。
「こいつの出番かな」
ジョナサンは釜戸のススを取り出し、頭上に向けて思い切り撒き始めた。すると、一部分の壁だけススの落ち方が違って見える。辿るようにその上へライトを当てると読み通り、何処かに繋がっていそうな横穴を発見した。
「あったぞ。あそこなら##NAME1##を連れても二段ジャンプが届きそうだ。おい、立てるか?」
「ぁぁああああ!!」
「どうした!?」
「ほ、骨…骨が!人のっ!」
画像や映画でしか見たことの無い物が足場を埋め尽くしている。もしかしたら目にするやもと思っていたが、足元を覆い山を成す程の量に##NAME1##は恐れおののいていた。
「俺達と同じようにトラップにかかり、ここから死ぬまで出られなかった者の末路だな」
「死ぬ、まで…!」
「安心しろ、俺達はこうはならない。こんな所さっさと抜け出そう。さあ、俺の背中に掴まってくれ」
「ひいっ…うわあぁこっちも!やだぁ、やだあ!!」
目玉のあった穴に指を突っ込んでしまい、手を引っ込めたが逆にもう片方の手で別の頭蓋骨を触ってしまう。腐りかけのものは茶色く変色し、微かにしっとりとしていて特に生々しい。
「##NAME1##?」
『##NAME1##?じゃないよジョナサン。彼女は君と違って遺跡のトラップや人骨に慣れていないんだから』
「そうは言ってもだな…罠にかかっちゃったのはしょうがないし、怖いなら怖いで骨の山からさっさと抜け出すに越したことは無いだろ」
『たしかにその通りだけど、肝心の##NAME1##ちゃんはちゃんと切り替えられてる?勢いよく回転二段ジャンプする君にしがみついていられそうかい?』
「……」
仲間は縮こまって震えながら、先程触ってしまった手を自分の服で何度も拭き直している。
『今回は単独行動じゃないから、いつものようにはいかない。彼女を安心させるのが先だよ』
「……わかったよ」
鼻からふすーっと息を出し切り、ジョナサンは苛立ちを抑え極力優しく声を掛ける。
「##NAME1##。落ち着け、大丈夫だ。ここから絶対出られる。道を見つけたから」
彼女を包み込むように抱き締め、長い耳で背中をポンポン撫でてやった。
「ごっごめんなさい…」
白骨死体などまだまだ序の口。こんなことでは先が思いやられるし命がいくつあっても足りないが、ボロボロ泣きじゃくっている女の子の手前、流石のジョナサンもそれらの言葉は呑み込んだ。
「ああ…生きてる」
「いたた…」
二人は遺跡内のどこか奥深い空間で尻餅を突いていた。落とし穴が途中から斜めになっていたため、滑り台を降りるようにして今居る場所へ安全に辿り着いたのだ。
『状況は!?ライブカメラの映像が映らないんだ』
「あー、悪い。落ちた時ぶつけて壊れたっぽいな」
ジョナサンが懐から取り出したカメラ本体には大きなヒビが入っている。幸い、通信機には傷一つ入っていない。
「今のところ、敵やトラップは見当たらない。ただのゴミ捨て場って感じだ」
二人が居る場所は広大なドーム状の空間になっている。古い布切れや砂埃、そして人骨から成る大きな山を、壁際の松明がそっと照らしていた。
『出られそうな場所はあるかい?ゴミ捨て場にしろ牢獄にしろ、中の様子を見に来るための通路がどこかにあると思うんだけど』
「んー…」
照明の届かない上部は見通しが悪く、ライトの光は細過ぎてあまり役に立たない。
「こいつの出番かな」
ジョナサンは釜戸のススを取り出し、頭上に向けて思い切り撒き始めた。すると、一部分の壁だけススの落ち方が違って見える。辿るようにその上へライトを当てると読み通り、何処かに繋がっていそうな横穴を発見した。
「あったぞ。あそこなら##NAME1##を連れても二段ジャンプが届きそうだ。おい、立てるか?」
「ぁぁああああ!!」
「どうした!?」
「ほ、骨…骨が!人のっ!」
画像や映画でしか見たことの無い物が足場を埋め尽くしている。もしかしたら目にするやもと思っていたが、足元を覆い山を成す程の量に##NAME1##は恐れおののいていた。
「俺達と同じようにトラップにかかり、ここから死ぬまで出られなかった者の末路だな」
「死ぬ、まで…!」
「安心しろ、俺達はこうはならない。こんな所さっさと抜け出そう。さあ、俺の背中に掴まってくれ」
「ひいっ…うわあぁこっちも!やだぁ、やだあ!!」
目玉のあった穴に指を突っ込んでしまい、手を引っ込めたが逆にもう片方の手で別の頭蓋骨を触ってしまう。腐りかけのものは茶色く変色し、微かにしっとりとしていて特に生々しい。
「##NAME1##?」
『##NAME1##?じゃないよジョナサン。彼女は君と違って遺跡のトラップや人骨に慣れていないんだから』
「そうは言ってもだな…罠にかかっちゃったのはしょうがないし、怖いなら怖いで骨の山からさっさと抜け出すに越したことは無いだろ」
『たしかにその通りだけど、肝心の##NAME1##ちゃんはちゃんと切り替えられてる?勢いよく回転二段ジャンプする君にしがみついていられそうかい?』
「……」
仲間は縮こまって震えながら、先程触ってしまった手を自分の服で何度も拭き直している。
『今回は単独行動じゃないから、いつものようにはいかない。彼女を安心させるのが先だよ』
「……わかったよ」
鼻からふすーっと息を出し切り、ジョナサンは苛立ちを抑え極力優しく声を掛ける。
「##NAME1##。落ち着け、大丈夫だ。ここから絶対出られる。道を見つけたから」
彼女を包み込むように抱き締め、長い耳で背中をポンポン撫でてやった。
「ごっごめんなさい…」
白骨死体などまだまだ序の口。こんなことでは先が思いやられるし命がいくつあっても足りないが、ボロボロ泣きじゃくっている女の子の手前、流石のジョナサンもそれらの言葉は呑み込んだ。