ステージ4 カイエワン遺跡 作成途中
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『お、やっと繋がった』
遺跡の入口前で待ち続け、既に一時間程が経過していた。昨日ジョナサン達を逃がしホテル最上階で応戦していた三人組は、彼らの前にちっとも現れない。
『お前達、今何処走ってんだ?あと全員生きてるか~?』
『皆さん大丈夫ですか…!?』
「ご心配なく。三人とも無事です」
ジョナサンと##NAME1##の問いには落ち着きのある若々しい声が答えてくれた。
「うさ公よ、嘗めてもらっては困るのぅ」
「じいさんの言う通り、こっちは不死身二人と超人だぞ。そっちこそ何処ほっつき歩いてるんだ?」
『何処って遺跡の前だよ。ずっとお前達を待ってんだ。かれこれ一時間以上な』
「お前の目は節穴か?俺達はちょっと前に着いたぞ」
『……どういうことだ?』
ジョナサンは眉間に皺を寄せ、相棒の方を向いて彼に助言を求める。数日間行動を共にして##NAME1##も薄々気付いていたが、彼は考えることがあまり得意ではなさそうだ。
『どうやら僕達、それぞれ違う入口に来ちゃったみたいだね。アンドレ、君達が居るのは何処の入口なんだい?座標を教えて。すぐそっちに向かうから』
「いや、今から呑気に合流なんてしてたら例の集団に追いつかれちまう」
『はぁ!?追っかけられてるのか!?』
突然の大声量に、アンドレは思わず顔をしかめ通信機を遠ざけた。
『そこは全員倒しとけよ!不死身と超人だろ!』
「無茶言うな、引っ切りなしに湧いて出てくるんだぞ。よって、昨日に引き続き別行動だ。皆で居るところを襲撃されるよりはバラけていた方がまだマシだろ。そう考えるのが……セオリーだ」
現地前、ようやく探索を始めようというところで急に当初と違う作戦を提案される。その語気からして、変更と表現した方が近い。
『?…まあ、確かに追いつかれるのが一番マズいね。それに、危険は伴うけど二手に分かれて探した方が効率が良いかも』
『だがアンドレ、こっちには』
「そういうことだ。じゃあ、俺達は早速調査を始める」
三人中唯一頭脳派のジャックが納得したとなれば、アンドレは食い気味にこの話を結論付けた。彼は何故か焦っている。
「何かあったら連絡するが、基本そっちはそっちで何とかするんだ。良いか?切るぞ」
『アンドレ』
一方的に通信を断つなと言わんばかりにジョナサンが口を挟んだ。
「何だ」
『どっちが宝を手に入れても、恨みっこなしだぞ』
「…フン、こっちのセリフだ」
亀は勘の鈍い兎に一安心し、通信機の電源を切って足元に放る。そして一緒に来た二人の仲間と同じく、両手をゆっくりと上に挙げた。
「さて、どうしたものかな…」
口ではそう言いつつも、次に取るべき行動について既に練り始めている。彼の両目は、不死身でない方の仲間へ向けられた銃口にだけ集中していた。
遺跡の入口前で待ち続け、既に一時間程が経過していた。昨日ジョナサン達を逃がしホテル最上階で応戦していた三人組は、彼らの前にちっとも現れない。
『お前達、今何処走ってんだ?あと全員生きてるか~?』
『皆さん大丈夫ですか…!?』
「ご心配なく。三人とも無事です」
ジョナサンと##NAME1##の問いには落ち着きのある若々しい声が答えてくれた。
「うさ公よ、嘗めてもらっては困るのぅ」
「じいさんの言う通り、こっちは不死身二人と超人だぞ。そっちこそ何処ほっつき歩いてるんだ?」
『何処って遺跡の前だよ。ずっとお前達を待ってんだ。かれこれ一時間以上な』
「お前の目は節穴か?俺達はちょっと前に着いたぞ」
『……どういうことだ?』
ジョナサンは眉間に皺を寄せ、相棒の方を向いて彼に助言を求める。数日間行動を共にして##NAME1##も薄々気付いていたが、彼は考えることがあまり得意ではなさそうだ。
『どうやら僕達、それぞれ違う入口に来ちゃったみたいだね。アンドレ、君達が居るのは何処の入口なんだい?座標を教えて。すぐそっちに向かうから』
「いや、今から呑気に合流なんてしてたら例の集団に追いつかれちまう」
『はぁ!?追っかけられてるのか!?』
突然の大声量に、アンドレは思わず顔をしかめ通信機を遠ざけた。
『そこは全員倒しとけよ!不死身と超人だろ!』
「無茶言うな、引っ切りなしに湧いて出てくるんだぞ。よって、昨日に引き続き別行動だ。皆で居るところを襲撃されるよりはバラけていた方がまだマシだろ。そう考えるのが……セオリーだ」
現地前、ようやく探索を始めようというところで急に当初と違う作戦を提案される。その語気からして、変更と表現した方が近い。
『?…まあ、確かに追いつかれるのが一番マズいね。それに、危険は伴うけど二手に分かれて探した方が効率が良いかも』
『だがアンドレ、こっちには』
「そういうことだ。じゃあ、俺達は早速調査を始める」
三人中唯一頭脳派のジャックが納得したとなれば、アンドレは食い気味にこの話を結論付けた。彼は何故か焦っている。
「何かあったら連絡するが、基本そっちはそっちで何とかするんだ。良いか?切るぞ」
『アンドレ』
一方的に通信を断つなと言わんばかりにジョナサンが口を挟んだ。
「何だ」
『どっちが宝を手に入れても、恨みっこなしだぞ』
「…フン、こっちのセリフだ」
亀は勘の鈍い兎に一安心し、通信機の電源を切って足元に放る。そして一緒に来た二人の仲間と同じく、両手をゆっくりと上に挙げた。
「さて、どうしたものかな…」
口ではそう言いつつも、次に取るべき行動について既に練り始めている。彼の両目は、不死身でない方の仲間へ向けられた銃口にだけ集中していた。