ポクタル

プロペラよりも強力なジェット機の翼を手に入れ、ラチェットとクランクは早速ガレーシの前に鎮座するスイッチを押し込みに向かう。

「いってらっしゃい」

ラチェットは素早く振り向いて何か言いたげな顔をした。

「なんで一緒に来てくれないのかって?それ一人乗りじゃん。私はここで待ってるから」
「にしても、くつろぎすぎでしょ!」

ラチェットの言う通り、長らく使われていなかったであろうビーチチェアで伸びをする。緑色のオーナーはパラソルとトロピカルジュースも用意してくれた。結構気が利くじゃないか。

「水着になっていないだけ良心的だと思ってよね」
「おっさん、ブラーグ追っ払うの終わったらオイラにもジュース頂戴。あれよりもーっと美味しいやつ用意しといて!」

嫌味ったらしく言い放つと、ラチェットはパワースラム機能を使いガレージのシャッターを開いた。
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