ポクタル
「お嬢さん!旦那!それにおチビさんも!」
呼び止めたのは、お馴染みの緑色のおっさん。
「なーんだ、ちゃんと起動するじゃん」
「しーっ!!」
店員は自分の横や背後をキョロキョロ見回した後、身を屈め小声で話し始める。
「実はちょっとばかしマズいことになってしまいまして……ガラクトロンショップは、本日をもって全店舗畳むことになったんですよ」
「ええ!?」
「はぁ!?そんなの困るよ!」
「しーっ、声が大きいって!うちのCEOからの指令なんですが、絶対ブ、うひゃあ!?」
間抜けな悲鳴と共に店員が何者かに持ち上げられ、画面から消えてしまった。
「な~に勝手なマネしてんだ?」
代わりにモニターに現れたのは、そこに映る筈の無いブラーグの下っ端だ。
「ん~?」
奴がこちらを向く前に咄嗟に通信を断った。
「マジかよ。この先、ずっと弾薬の補充ができないってことじゃん!」
それに新しいガラメカも買えない。
「先程の店員の言う通り、マズいことになったッスね」
「どうしようおねーさん!他に弾売ってくれるとこってあるの!?」
「うーん……あっ」
携帯型の通信機を思い出した。荒天惑星にてクォーク改めスティーブが売ってくれる、ガラクトロンPDmAだ。
「何?何か思い出したの!?教えてよ!」
しかし、あの便利グッズは彼から弾薬を買い取れる訳ではなく、あくまでガラクトロン社から取り寄せる装置だ。こんな状況となってしまった今では使えるかどうか。
「いや、駄目だ…私の知る限りではどうにも…」
「そんなぁ」
店舗だけでなく、ガラクトロン本社があるカレボⅢもブラーグに乗っ取られてしまったのだろうか。店員達やCEOの安否も気になる。すぐにでも飛んでいきたいが、そこへのナビデータが無いとどうにもできない。
「とにかく、弾はなるべく使わずに行こう」
ラチェットからサックキャノンを受け取り、彼はパンチングラブを右手に装備した。
呼び止めたのは、お馴染みの緑色のおっさん。
「なーんだ、ちゃんと起動するじゃん」
「しーっ!!」
店員は自分の横や背後をキョロキョロ見回した後、身を屈め小声で話し始める。
「実はちょっとばかしマズいことになってしまいまして……ガラクトロンショップは、本日をもって全店舗畳むことになったんですよ」
「ええ!?」
「はぁ!?そんなの困るよ!」
「しーっ、声が大きいって!うちのCEOからの指令なんですが、絶対ブ、うひゃあ!?」
間抜けな悲鳴と共に店員が何者かに持ち上げられ、画面から消えてしまった。
「な~に勝手なマネしてんだ?」
代わりにモニターに現れたのは、そこに映る筈の無いブラーグの下っ端だ。
「ん~?」
奴がこちらを向く前に咄嗟に通信を断った。
「マジかよ。この先、ずっと弾薬の補充ができないってことじゃん!」
それに新しいガラメカも買えない。
「先程の店員の言う通り、マズいことになったッスね」
「どうしようおねーさん!他に弾売ってくれるとこってあるの!?」
「うーん……あっ」
携帯型の通信機を思い出した。荒天惑星にてクォーク改めスティーブが売ってくれる、ガラクトロンPDmAだ。
「何?何か思い出したの!?教えてよ!」
しかし、あの便利グッズは彼から弾薬を買い取れる訳ではなく、あくまでガラクトロン社から取り寄せる装置だ。こんな状況となってしまった今では使えるかどうか。
「いや、駄目だ…私の知る限りではどうにも…」
「そんなぁ」
店舗だけでなく、ガラクトロン本社があるカレボⅢもブラーグに乗っ取られてしまったのだろうか。店員達やCEOの安否も気になる。すぐにでも飛んでいきたいが、そこへのナビデータが無いとどうにもできない。
「とにかく、弾はなるべく使わずに行こう」
ラチェットからサックキャノンを受け取り、彼はパンチングラブを右手に装備した。