オークソン
「ん~……あれ?」
いつの間にか本当に寝てしまっていた。
すぐ側にはかわいい寝顔。こんなに大きく開けて、口の中が乾燥しないのだろうか。
リーダーのあどけない顔を間近で拝見できるなんて、先に目が覚めて得をした気分だ。
「今何時だ……ま、待てよ!?」
肩に寄りかかるロンバックスの頭をさっさと退け、急いで船内の裏に周りハッチを開けた。
とっくのとうに帰還した仲間が腰に手を当てて、かったるそうに立っている。
「ご…ごめん。おかえり。お疲れ。ちょっと気付かなくてさ…」
「お二方も、否、お二方、は、大分お疲れのようッスね」
寝てたのバレてる。しかも怒ってる。
「申し訳無いです…」
「別に良いッスよ。ロボットのワタシなら何時間でも外に居られるッス。何ら問題は無いッス」
目も合わせてくれずにクランクは船の中に入った。
向かいからは悪びれた様子が一欠片も感じられない船長が伸びをしながら歩いて来る。
「よークランク、何か見つかったかい?」
「あんた…!」
このガキ、何か他に言うことあるだろ!
いつの間にか本当に寝てしまっていた。
すぐ側にはかわいい寝顔。こんなに大きく開けて、口の中が乾燥しないのだろうか。
リーダーのあどけない顔を間近で拝見できるなんて、先に目が覚めて得をした気分だ。
「今何時だ……ま、待てよ!?」
肩に寄りかかるロンバックスの頭をさっさと退け、急いで船内の裏に周りハッチを開けた。
とっくのとうに帰還した仲間が腰に手を当てて、かったるそうに立っている。
「ご…ごめん。おかえり。お疲れ。ちょっと気付かなくてさ…」
「お二方も、否、お二方、は、大分お疲れのようッスね」
寝てたのバレてる。しかも怒ってる。
「申し訳無いです…」
「別に良いッスよ。ロボットのワタシなら何時間でも外に居られるッス。何ら問題は無いッス」
目も合わせてくれずにクランクは船の中に入った。
向かいからは悪びれた様子が一欠片も感じられない船長が伸びをしながら歩いて来る。
「よークランク、何か見つかったかい?」
「あんた…!」
このガキ、何か他に言うことあるだろ!