オルタニス
ラチェットはインフォボット購入直後、店の真ん前で既に一度目の視聴を済ませていた。
「ウルトラメックかぁ、クランクより役に立ちそうだな」
「だが穴が開いとらんから、とてもじゃないがオススメできんぞ~。ちなみに、穴が開いたコレはお前さんと関係あんのか?」
頭に穴が開いていそうな老人は薄っぺらい円盤を取り出す。片手程のそれには中心に穴が開いており、太陽光のような虹色のような、何ともいえない鈍い光を反射させた。
「何それ、鏡?オイラ興味無いから好きにしちゃってよ」
「ほっ!?」
「こう見えて忙しいんだ。じゃ!」
ラチェットはインフォボットを仕舞い入れるとオブジェクトのある広間に降りていった。
「穴の開いた板っ切れが、わしの物に!?」
客が鏡だと思っていた裏側には、彼の姿がそっくりそのまま印刷されている。背中の相棒ももれなく。
「持ってきてくれた若造にゃあ悪いが、本人から直々にお許しが出たんだ。好きにさせてもらうとするかなぁ~!」
そう言うと商人は、背後に積まれている役に立たなそうな機械の一部品としてキーアイテムを組み込んでしまった。
「ウルトラメックかぁ、クランクより役に立ちそうだな」
「だが穴が開いとらんから、とてもじゃないがオススメできんぞ~。ちなみに、穴が開いたコレはお前さんと関係あんのか?」
頭に穴が開いていそうな老人は薄っぺらい円盤を取り出す。片手程のそれには中心に穴が開いており、太陽光のような虹色のような、何ともいえない鈍い光を反射させた。
「何それ、鏡?オイラ興味無いから好きにしちゃってよ」
「ほっ!?」
「こう見えて忙しいんだ。じゃ!」
ラチェットはインフォボットを仕舞い入れるとオブジェクトのある広間に降りていった。
「穴の開いた板っ切れが、わしの物に!?」
客が鏡だと思っていた裏側には、彼の姿がそっくりそのまま印刷されている。背中の相棒ももれなく。
「持ってきてくれた若造にゃあ悪いが、本人から直々にお許しが出たんだ。好きにさせてもらうとするかなぁ~!」
そう言うと商人は、背後に積まれている役に立たなそうな機械の一部品としてキーアイテムを組み込んでしまった。