番外編9:都合の悪い俺ちゃん
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「そいつを、放せ…」
どうすることもできなくなった夢主に救いの手を差し伸べたのは、強く思い浮かべたロールシャッハではなく先程まで倒れていたクリスだった。
「お?お?頑張るねぇ、ちゃんと脳震わせたと思ったのに」
膝を突きそうになりながらも、彼は真っ直ぐ前を見据え拳を構えた。
「ま、やるってんなら相手になるぜ」
ビジネス上厄介な子供に対し、デッドプールもといウェイド・ウィルソンはにんまりと笑った。支えを無くした夢主は力無くその場で座り込む。
「さっきも言った通り、今日の俺は丸腰なの。武器どころか防具の一つも身につけていない。あるとしたらこの帽子くらい?つまり、お前と全くの対等ってことさ。さぁさぁ、いつやるの!?」
「今だな。お互い帽子を被っていることだし」
調子に乗った男の背後、光が差し込む表通りから、しゃがれた声が回答した。
「ヘッ……来るのが遅ぇんだよ…」
「マ、マジ…?」
クリスが鼻で笑い余裕を垣間見せる一方で、デッドプールの顔からはすっかり笑みが消えてしまった。種類こそ違うものの、ウェイド・ウィルソンやクリス・テイラーと同じく、彼もまた帽子を被っている。
「夢主から離れろ」
「ロ、ロールシャッハさん…!」
一部始終を見ていたのか、彼の左右対称模様はいつになく激しく揺れ動いている。
「うっわ~2対1か、流石にこれはマズいなぁ。ってことで!番外編9はこれにてお終い!悪いことは言わねぇ、今すぐブラウザバックするんだ!」
どうすることもできなくなった夢主に救いの手を差し伸べたのは、強く思い浮かべたロールシャッハではなく先程まで倒れていたクリスだった。
「お?お?頑張るねぇ、ちゃんと脳震わせたと思ったのに」
膝を突きそうになりながらも、彼は真っ直ぐ前を見据え拳を構えた。
「ま、やるってんなら相手になるぜ」
ビジネス上厄介な子供に対し、デッドプールもといウェイド・ウィルソンはにんまりと笑った。支えを無くした夢主は力無くその場で座り込む。
「さっきも言った通り、今日の俺は丸腰なの。武器どころか防具の一つも身につけていない。あるとしたらこの帽子くらい?つまり、お前と全くの対等ってことさ。さぁさぁ、いつやるの!?」
「今だな。お互い帽子を被っていることだし」
調子に乗った男の背後、光が差し込む表通りから、しゃがれた声が回答した。
「ヘッ……来るのが遅ぇんだよ…」
「マ、マジ…?」
クリスが鼻で笑い余裕を垣間見せる一方で、デッドプールの顔からはすっかり笑みが消えてしまった。種類こそ違うものの、ウェイド・ウィルソンやクリス・テイラーと同じく、彼もまた帽子を被っている。
「夢主から離れろ」
「ロ、ロールシャッハさん…!」
一部始終を見ていたのか、彼の左右対称模様はいつになく激しく揺れ動いている。
「うっわ~2対1か、流石にこれはマズいなぁ。ってことで!番外編9はこれにてお終い!悪いことは言わねぇ、今すぐブラウザバックするんだ!」