番外編8:都合の良い青年
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夕飯を済ませ各々がくつろいでいる中、リビングのソファに座るクリスの斜め向かいにロールシャッハが腰を下ろした。
「クリス」
「あ?」
「……」
「……」
クリスの雑な返事にロールシャッハは反応を示さない。
「……」
「……何だよ」
左右対称模様は穏やかに揺れ動いている。
「……」
「…香水、どこで見つかったんだ?」
「ここだ」
「……そうかよ」
ロールシャッハはクリスからの質問にしっかりとした口調で即答した。寝落ちしてしまった訳ではなかったようだ。
だが、彼はそこから動こうとしない。
「……」
「さっきから何なんだよ、何か俺に文句でもあんのか?」
「……夢主のことだが」
「……」
今度はクリスが黙った。彼は今日の放課後夢主に振り回され、あまり良い思いをしていない。
「手は」
「出してねぇよ。そんなつもり無ぇから安心しろ」
ここで会話は終了したかのように思えた。
「……繋いでいないのか?」
「!!」
クリスは自身の思考がかなり飛躍していることに気付き、顔が耳まで真っ赤に染まった。元々彼は色黒なため、そんなに目立つ変化は見られなかったが。
「繋いだのか?」
「繋いでねぇ!!」
突然の大声で、リビングに入ったばかりの夢主は小銭と紙袋を取り落としそうになった。
「クリス」
「あ?」
「……」
「……」
クリスの雑な返事にロールシャッハは反応を示さない。
「……」
「……何だよ」
左右対称模様は穏やかに揺れ動いている。
「……」
「…香水、どこで見つかったんだ?」
「ここだ」
「……そうかよ」
ロールシャッハはクリスからの質問にしっかりとした口調で即答した。寝落ちしてしまった訳ではなかったようだ。
だが、彼はそこから動こうとしない。
「……」
「さっきから何なんだよ、何か俺に文句でもあんのか?」
「……夢主のことだが」
「……」
今度はクリスが黙った。彼は今日の放課後夢主に振り回され、あまり良い思いをしていない。
「手は」
「出してねぇよ。そんなつもり無ぇから安心しろ」
ここで会話は終了したかのように思えた。
「……繋いでいないのか?」
「!!」
クリスは自身の思考がかなり飛躍していることに気付き、顔が耳まで真っ赤に染まった。元々彼は色黒なため、そんなに目立つ変化は見られなかったが。
「繋いだのか?」
「繋いでねぇ!!」
突然の大声で、リビングに入ったばかりの夢主は小銭と紙袋を取り落としそうになった。