番外編6:都合の良い妹
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ヒカルとノリコが良い雰囲気に包まれる一方、恋愛フラグを折られたことにすら気付かない弟が隠れて見ていたメンバーから慰めを受けていた。その意味すらわかっていないアキラが、コソコソしているもう1人の子供の存在に気付いた。
「あれ?夢主何してんの?」
「え?夢主?」
「なんでこんな所に…」
「ロールシャッハと一緒じゃないの?」
生粋のロールシャッハファンはそのヒーローとの待ち合わせすら放り出し、ジェシカ達とは別の低木の影から2人の様子をうかがい続けていた。
「いや、私もみんなと一緒で…」
「あ、お姉ちゃん!」
こちらに気付いた少女は夢主に駆け寄り、やや頬を膨らまし上目遣いで叱りつけた。
「何見てんのよ!」
「つい気になって…でも邪魔しちゃいけないと思ったから」
「だったら放っておいてよ!」
放っておかれてしまったモテ男もこちらへ歩いて来た。
「夢主ちゃん、体の方は良いの?」
「はい。もう大丈夫です」
「そっか、良かった」
夢主の返事に、ヒカルはいつものように優しく微笑む。
「ちょっと!」
「ん?」
そんなやりとりを絶賛片思い中の乙女が見逃す訳がない。姉の腕をとり、離れた木の下まで強引に連れて行き耳打ちする。
「あの先輩とどういう関係なの!?」
「どうって……」
ディスクを扱うために必要なバイオコードを体内に宿す者同士。世界の命運を握っていると言っても過言ではない仲間の一人。お互いにヒーローのパートナー。
「友達だよ」
戦いに極力巻き込まないためにも、ここは嘘をつく。
「どうして友達がペアルックの時計してんの?」
キツめの口調と共に、ディスクを変形させている腕時計を指さされた。
「ペアじゃないよ、アキラくんやみんなも付けてるってば」
「じゃっじゃあ、付き合ってる訳じゃないのね…?」
「うん」
その言葉を聞いてノリコは心底安心し、その態度を見て夢主は確信した。
「わかった、応援するよ」
「お、応援とか、そういうの良いから!」
ノリコは頬を真っ赤にして手をブンブン振る。こんなに見せつけられてしまえば、姉妹でなくたって本心がバレバレだ。
「ノリコと夢主、何話してるんだろ?」
「さあ…僕、何かマズいことしちゃったのかな?」
勿論、彼には何の否も無い。
「あれ?夢主何してんの?」
「え?夢主?」
「なんでこんな所に…」
「ロールシャッハと一緒じゃないの?」
生粋のロールシャッハファンはそのヒーローとの待ち合わせすら放り出し、ジェシカ達とは別の低木の影から2人の様子をうかがい続けていた。
「いや、私もみんなと一緒で…」
「あ、お姉ちゃん!」
こちらに気付いた少女は夢主に駆け寄り、やや頬を膨らまし上目遣いで叱りつけた。
「何見てんのよ!」
「つい気になって…でも邪魔しちゃいけないと思ったから」
「だったら放っておいてよ!」
放っておかれてしまったモテ男もこちらへ歩いて来た。
「夢主ちゃん、体の方は良いの?」
「はい。もう大丈夫です」
「そっか、良かった」
夢主の返事に、ヒカルはいつものように優しく微笑む。
「ちょっと!」
「ん?」
そんなやりとりを絶賛片思い中の乙女が見逃す訳がない。姉の腕をとり、離れた木の下まで強引に連れて行き耳打ちする。
「あの先輩とどういう関係なの!?」
「どうって……」
ディスクを扱うために必要なバイオコードを体内に宿す者同士。世界の命運を握っていると言っても過言ではない仲間の一人。お互いにヒーローのパートナー。
「友達だよ」
戦いに極力巻き込まないためにも、ここは嘘をつく。
「どうして友達がペアルックの時計してんの?」
キツめの口調と共に、ディスクを変形させている腕時計を指さされた。
「ペアじゃないよ、アキラくんやみんなも付けてるってば」
「じゃっじゃあ、付き合ってる訳じゃないのね…?」
「うん」
その言葉を聞いてノリコは心底安心し、その態度を見て夢主は確信した。
「わかった、応援するよ」
「お、応援とか、そういうの良いから!」
ノリコは頬を真っ赤にして手をブンブン振る。こんなに見せつけられてしまえば、姉妹でなくたって本心がバレバレだ。
「ノリコと夢主、何話してるんだろ?」
「さあ…僕、何かマズいことしちゃったのかな?」
勿論、彼には何の否も無い。