第一部:都合の良い女
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「ディスク…って?」
先程からちらほら文中に見受けられる“D”の意味。専門用語だらけで、子供の夢主に詳しいことはわからない。
わかったことは、ヴィランをどうにかして閉じ込めることが出来る装置だということ。その画像と机の上に置いてある落とし物が、同じ形をしているということ。
「嘘……ほ、本も…」
何度見比べても変わらない。本当であってほしいような、嘘であってほしいような、とにかく夢主は焦った。
「いやいやいやいや!こんな所に?あり得ない!ここ日本だし!アメリカの事件だし!」
先日の、流れ星のような光を思い出す。何らかの力が働き、海を越えて飛んできていたとすれば。ちなみに目撃者によると、事件当日現場は一瞬謎の閃光に包まれたらしい。何らかの力だ。
「これは玩具!オモチャ!レプリカ!落とし物!んな訳…」
1人喚いていると、目の前の小さな装置がカタカタ揺れ始めた。
「ひ!?」
地震でもないのに、独りでに動き続ける。
「……本物なの?」
その言葉に納得したかのように、ピタリと振動は止んだ。
どの関連記事にも、ロールシャッハは行方不明とあった。
「……」
いよいよ現実臭い。
「本当なの?でも、これ……ヴィランを中に入れる装置じゃ…」
一つ納得がいかない。
「ロールシャッハさんヴィランじゃないもん」
だがこの真ん中の円に表示されている絵はどう見ても彼だ。彼がこの中に封印されているとすれば、行方不明の合点がつく。
彼はここに居る。そして、最近見なくなった他のヒーローも同様に封印されているのだろう。
「…大変だ!」
ならば、早急に警察に届けなければならない。宝物のように手元に置いておく訳にはいかない。
あの日ディスクを拾った時と同じ時間帯だが、夢主は制服のまま家を飛び出した。
先程からちらほら文中に見受けられる“D”の意味。専門用語だらけで、子供の夢主に詳しいことはわからない。
わかったことは、ヴィランをどうにかして閉じ込めることが出来る装置だということ。その画像と机の上に置いてある落とし物が、同じ形をしているということ。
「嘘……ほ、本も…」
何度見比べても変わらない。本当であってほしいような、嘘であってほしいような、とにかく夢主は焦った。
「いやいやいやいや!こんな所に?あり得ない!ここ日本だし!アメリカの事件だし!」
先日の、流れ星のような光を思い出す。何らかの力が働き、海を越えて飛んできていたとすれば。ちなみに目撃者によると、事件当日現場は一瞬謎の閃光に包まれたらしい。何らかの力だ。
「これは玩具!オモチャ!レプリカ!落とし物!んな訳…」
1人喚いていると、目の前の小さな装置がカタカタ揺れ始めた。
「ひ!?」
地震でもないのに、独りでに動き続ける。
「……本物なの?」
その言葉に納得したかのように、ピタリと振動は止んだ。
どの関連記事にも、ロールシャッハは行方不明とあった。
「……」
いよいよ現実臭い。
「本当なの?でも、これ……ヴィランを中に入れる装置じゃ…」
一つ納得がいかない。
「ロールシャッハさんヴィランじゃないもん」
だがこの真ん中の円に表示されている絵はどう見ても彼だ。彼がこの中に封印されているとすれば、行方不明の合点がつく。
彼はここに居る。そして、最近見なくなった他のヒーローも同様に封印されているのだろう。
「…大変だ!」
ならば、早急に警察に届けなければならない。宝物のように手元に置いておく訳にはいかない。
あの日ディスクを拾った時と同じ時間帯だが、夢主は制服のまま家を飛び出した。