番外編??+5:都合の良い4人
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「昔がどうとか関係ないじゃん」
「だってお花1本であれなのよ?有り得ないと思うけど、キスでもされたらどうなっちゃうのかしら」
彼女自身は、それは何気ないお喋りの一部として声に出していた。ましてや、大事そうに握り締めている薔薇の花をロールシャッハファンが呆気なく取り落とすなんて思ってもみなかった。
「……」
「……」
夢主の隣でサムも同じように固まってしまう。
「……え、何その沈黙」
2人とも同じ方向へ顔を背け、皆とは一切目を合わそうとしない。エドが青ざめた顔で恐る恐る確認を入れる。
「ま、まさかサム、もう夢主に無理矢理…?」
「無理矢理じゃないって!イケるかなーって雰囲気だったから、つい…」
「サイテー」
ジェシカから当然のお言葉と冷たい視線が送られ、彼の笑顔はますます引きつっていった。
「まさか断りにくい人前で見せびらかしながら、とかじゃないでしょうね?」
「そんなことしないって!教室で2人きりだったし」
問い詰められている青年は半分自慢、半分己の立場挽回のために、薔薇のプレゼントよりも強烈な一撃をお見舞いする。
「それに!俺からは1回だけだったけど、夢主からはアッツイのをこの間何回も…」
「ええー!?じゃあ相思相愛、な…の……」
ジェシカは空気を読んだ訳ではなく、ただただ言葉を失った。彼女の叫び声とほぼ同時にサムの片頬が平手打ちを食らっていた。夢主の手は微かに震えている。
「言わないって言ったのに!!」
羞恥に耐えきれず耳まで真っ赤にした1人の子供は、何も持たずにアベンジャーズ基地から走り出て行った。
「だってお花1本であれなのよ?有り得ないと思うけど、キスでもされたらどうなっちゃうのかしら」
彼女自身は、それは何気ないお喋りの一部として声に出していた。ましてや、大事そうに握り締めている薔薇の花をロールシャッハファンが呆気なく取り落とすなんて思ってもみなかった。
「……」
「……」
夢主の隣でサムも同じように固まってしまう。
「……え、何その沈黙」
2人とも同じ方向へ顔を背け、皆とは一切目を合わそうとしない。エドが青ざめた顔で恐る恐る確認を入れる。
「ま、まさかサム、もう夢主に無理矢理…?」
「無理矢理じゃないって!イケるかなーって雰囲気だったから、つい…」
「サイテー」
ジェシカから当然のお言葉と冷たい視線が送られ、彼の笑顔はますます引きつっていった。
「まさか断りにくい人前で見せびらかしながら、とかじゃないでしょうね?」
「そんなことしないって!教室で2人きりだったし」
問い詰められている青年は半分自慢、半分己の立場挽回のために、薔薇のプレゼントよりも強烈な一撃をお見舞いする。
「それに!俺からは1回だけだったけど、夢主からはアッツイのをこの間何回も…」
「ええー!?じゃあ相思相愛、な…の……」
ジェシカは空気を読んだ訳ではなく、ただただ言葉を失った。彼女の叫び声とほぼ同時にサムの片頬が平手打ちを食らっていた。夢主の手は微かに震えている。
「言わないって言ったのに!!」
羞恥に耐えきれず耳まで真っ赤にした1人の子供は、何も持たずにアベンジャーズ基地から走り出て行った。