番外編40:都合良く閉じ込められたら 作成途中
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夢主は覚醒と共に目蓋をゆっくり開いた。
見知らぬ家具のゴム足と嫌に清潔な床板が目に映る。ここはいつもの女子用寝室ではないようだ。
「ひっ…!」
落ち着いた配色で統一されたベッドマットやスツールに囲まれているのは、この世で一番会いたくない人物達。
白衣の男、シェフの制服の男、白色スーツの男、赤いジャケットの男。
「あ……眠ってる…?」
背に壁が当たるまで思わず後ずさったが、夢主以外の人間は現在意識を失っていて動かない。
いつもの悪趣味な仮面は4人とも装着しておらず、彼等の素顔をこんなにも一方的に観察できる機会はこれが初めて。
「いやいや、そんなことより!どうしよう、ロールシャッハさん…」
腰が抜けかけその場で座り込んでいた夢主は、ようやく自分の手首に手を伸ばした。困った時は取りあえずホログラム姿の彼へ頼るに限る。側に悪党が居るし、必要であれば召喚もするつもりだ。
「ディスクモード!……あれ?」
ディスクより一回り小さい黒を基調とした形状のまま、変化しない。よく見れば今のタイムモードにもおかしい点があった。
「止まってる……電池切れ?なんてこと…」
これを製作した天才物理学者どころか仲間の姿も無いため、故障の原因や直し方等確かめようがない。
そもそも今は何時なのか。壁掛け時計でもあればと、夢主はこの部屋で目が覚めてから初めて顔を大きく上げた。
「……は?」
夢主の思考を停止させたのは、天井から2本の細い鎖で吊り下げられた横長の白いパネル板。少女と男4人に対して指示を出し続けている。
「やだ、あは……え?」
インターネット上でのおふざけや創作のネタとして流行っていた気がする。夢主の中ではその程度の認識だった。
4人の男性にキスしないと出られない部屋。ここはそういう制限が課せられている空間らしい。
見知らぬ家具のゴム足と嫌に清潔な床板が目に映る。ここはいつもの女子用寝室ではないようだ。
「ひっ…!」
落ち着いた配色で統一されたベッドマットやスツールに囲まれているのは、この世で一番会いたくない人物達。
白衣の男、シェフの制服の男、白色スーツの男、赤いジャケットの男。
「あ……眠ってる…?」
背に壁が当たるまで思わず後ずさったが、夢主以外の人間は現在意識を失っていて動かない。
いつもの悪趣味な仮面は4人とも装着しておらず、彼等の素顔をこんなにも一方的に観察できる機会はこれが初めて。
「いやいや、そんなことより!どうしよう、ロールシャッハさん…」
腰が抜けかけその場で座り込んでいた夢主は、ようやく自分の手首に手を伸ばした。困った時は取りあえずホログラム姿の彼へ頼るに限る。側に悪党が居るし、必要であれば召喚もするつもりだ。
「ディスクモード!……あれ?」
ディスクより一回り小さい黒を基調とした形状のまま、変化しない。よく見れば今のタイムモードにもおかしい点があった。
「止まってる……電池切れ?なんてこと…」
これを製作した天才物理学者どころか仲間の姿も無いため、故障の原因や直し方等確かめようがない。
そもそも今は何時なのか。壁掛け時計でもあればと、夢主はこの部屋で目が覚めてから初めて顔を大きく上げた。
「……は?」
夢主の思考を停止させたのは、天井から2本の細い鎖で吊り下げられた横長の白いパネル板。少女と男4人に対して指示を出し続けている。
「やだ、あは……え?」
インターネット上でのおふざけや創作のネタとして流行っていた気がする。夢主の中ではその程度の認識だった。
4人の男性にキスしないと出られない部屋。ここはそういう制限が課せられている空間らしい。