番外編37:都合の悪い虫達
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基地に帰っても厄介な効果は持続しており、少しでも気を抜くと動物化が進んでしまう。よってワスプ含め、今アベンジャーズが所有しているアニマル属性のディスクはペッパーがケースの中に仕舞い込み、問題の子供達はひとまず寝室に集まっていた。
「ウカつ、ウ、ム、ムカつくけど、あいつの言ってた通りだな。我慢してるらけじゃ、その場しのぎにしかならねぇ」
クリスは蜂の顎の如く巨大化した牙で口が塞ぎ辛くなったため、滑舌が少々悪くなってしまった。
「絶対考えちゃダメって言われると余計気になっちゃうのもその通りだよ…」
「クリスもエドも、弱気になっちゃダメ。人間だけをイメージし続けるのよ。アイアンマンも言ってたじゃない。人間の、アイアンマンが」
肉体的な拷問や精神的打撃とは違い、思考を自ら縛り続けるという行為は何とも歯痒い苦しみである。気丈に振る舞っているジェシカですら、またいつ出てくるか分からないお尻の針で椅子やベッドをダメにしてしまうことを恐れ、ずっと立ったままで過ごしている。
「あの天才科学者さんがきっと何とかしてくれるわ。だから私達も頑張るの!」
「う、うん。人間をイメージするなら、キャップやハルクでも良いのかな?」
エドは自分達についていてくれている2つのホログラムを見やった。意志に連動してぴょこぴょこ動く触角も視線の先を指す。
「君達の力になれるというのならば、私達を存分に見ていてくれ」
「肌が緑色になっちあってお知らねえぞ」
「……俺はディスクに篭もった方が良いか?」
一方、研究室に居るアキラとヒカルは今までの経緯をペッパーに詳しく話し、ヒーローのホログラム含め皆で頭を抱えているところ。
「3人とも大変なことになっちゃったわね。早く何とかしてあげなきゃ…」
「そう言えば、夢主はどこ?」
「それが、帰ってきてからすぐ部屋に入っちゃったわ。あまり元気がなかった気がするけれど…」
いつもと違い、あの少女はペッパーに挨拶も無しに女子部屋に篭もってしまっていた。
「たしか、夢主ちゃんもあの光線を浴びていたような…」
「え!?」
「もしかして夢主、帰るまでは我慢できてたけど、もう姿が変わっちゃってる!?」
「いけないわ…!」
「ウカつ、ウ、ム、ムカつくけど、あいつの言ってた通りだな。我慢してるらけじゃ、その場しのぎにしかならねぇ」
クリスは蜂の顎の如く巨大化した牙で口が塞ぎ辛くなったため、滑舌が少々悪くなってしまった。
「絶対考えちゃダメって言われると余計気になっちゃうのもその通りだよ…」
「クリスもエドも、弱気になっちゃダメ。人間だけをイメージし続けるのよ。アイアンマンも言ってたじゃない。人間の、アイアンマンが」
肉体的な拷問や精神的打撃とは違い、思考を自ら縛り続けるという行為は何とも歯痒い苦しみである。気丈に振る舞っているジェシカですら、またいつ出てくるか分からないお尻の針で椅子やベッドをダメにしてしまうことを恐れ、ずっと立ったままで過ごしている。
「あの天才科学者さんがきっと何とかしてくれるわ。だから私達も頑張るの!」
「う、うん。人間をイメージするなら、キャップやハルクでも良いのかな?」
エドは自分達についていてくれている2つのホログラムを見やった。意志に連動してぴょこぴょこ動く触角も視線の先を指す。
「君達の力になれるというのならば、私達を存分に見ていてくれ」
「肌が緑色になっちあってお知らねえぞ」
「……俺はディスクに篭もった方が良いか?」
一方、研究室に居るアキラとヒカルは今までの経緯をペッパーに詳しく話し、ヒーローのホログラム含め皆で頭を抱えているところ。
「3人とも大変なことになっちゃったわね。早く何とかしてあげなきゃ…」
「そう言えば、夢主はどこ?」
「それが、帰ってきてからすぐ部屋に入っちゃったわ。あまり元気がなかった気がするけれど…」
いつもと違い、あの少女はペッパーに挨拶も無しに女子部屋に篭もってしまっていた。
「たしか、夢主ちゃんもあの光線を浴びていたような…」
「え!?」
「もしかして夢主、帰るまでは我慢できてたけど、もう姿が変わっちゃってる!?」
「いけないわ…!」