番外編32:都合の良い謝罪
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天気の良い休日の昼間、アイアンマンは珍しいものを見つけた。
「夢主はどこ行った?ロールシャッハのディスクのことで色々聞きたいんだが」
黒い筋が通ったファイト属性のディスクが、バイオバンド付きでリビングのテーブルの上に置きっぱなしにされているのだ。
「トイレよ。ランチでお腹壊しちゃったんだって」
ロールシャッハはディスクに封印されている間も外の様子が手に取るように分かるため、女子と一緒に化粧室へ入ることを許されない。
ちなみに数十分前、衛生面において何の問題も無かった筈のホットドックをロールシャッハから手渡しされていた夢主はまだ額に青筋を立てて奮闘中だ。
「なるほど。今はロールシャッハを外に出しといてやれる状態じゃないって訳か」
「せっかくのデートだったのにねぇ~」
「……」
アキラは置いてけぼりにされたそれをじっと見つめながら、ふと浮かんだ疑問を何の気なしに口にする。
「クリスはロールシャッハのホログラム出せるの?」
「そう言えば試してなかったな。クリス、早速やってみろ。実験の時間だ!」
天才物理学者から指名を受けた青年は開く気配の無い扉の方へ目をやった。
「勝手にやって良いのかよ」
「クリスの言う通りだ。ここはまず、ロールシャッハのパートナーである夢主に了承を得るべきだと私は思うぞ」
「そんなの後で言っときゃ良い。ディー・スマッシュの実験の時はすんなり使わせてくれたんだ、これも許してくれるだろ」
「大丈夫かなぁ」
トニー・スタークを焚きつけてしまったアキラは不安そうに小さくぼやいた。
「夢主はどこ行った?ロールシャッハのディスクのことで色々聞きたいんだが」
黒い筋が通ったファイト属性のディスクが、バイオバンド付きでリビングのテーブルの上に置きっぱなしにされているのだ。
「トイレよ。ランチでお腹壊しちゃったんだって」
ロールシャッハはディスクに封印されている間も外の様子が手に取るように分かるため、女子と一緒に化粧室へ入ることを許されない。
ちなみに数十分前、衛生面において何の問題も無かった筈のホットドックをロールシャッハから手渡しされていた夢主はまだ額に青筋を立てて奮闘中だ。
「なるほど。今はロールシャッハを外に出しといてやれる状態じゃないって訳か」
「せっかくのデートだったのにねぇ~」
「……」
アキラは置いてけぼりにされたそれをじっと見つめながら、ふと浮かんだ疑問を何の気なしに口にする。
「クリスはロールシャッハのホログラム出せるの?」
「そう言えば試してなかったな。クリス、早速やってみろ。実験の時間だ!」
天才物理学者から指名を受けた青年は開く気配の無い扉の方へ目をやった。
「勝手にやって良いのかよ」
「クリスの言う通りだ。ここはまず、ロールシャッハのパートナーである夢主に了承を得るべきだと私は思うぞ」
「そんなの後で言っときゃ良い。ディー・スマッシュの実験の時はすんなり使わせてくれたんだ、これも許してくれるだろ」
「大丈夫かなぁ」
トニー・スタークを焚きつけてしまったアキラは不安そうに小さくぼやいた。