番外編31:都合の良い居合い
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シルバーサムライは顔つきこそ変えないものの、尚も直立し睨みつけてくる弱者に内心驚愕していた。
肉を切らぬよう瞬時に軌道を逸らしたとは言え、ヴィランに必殺技を繰り出されれば気を失ってもおかしくない筈。そうでなければ、反射的にでも意図的にでも何かしら身を守る体勢に入るのが自然だ。
「……」
此奴、瞬きすら…
「もうよろしいですか?」
これで満足かとでも言うように子供は促してくる。
「……フン」
シルバーサムライは夢主の観察を止めた。刀を振り下ろした体勢から立ち上がり背を向け、日本刀を鞘に収める。
その瞬間、夢主の着ているワイシャツの前面が斜め半分にぱっくりと割れ、傷一つ無い素肌が外気に晒された。
「!?」
ブラジャーまでもが真っ二つにされ、胸元はすっかり丸見えになってしまった。
「いやああぁっ!!」
自分にもしものことがあったとしても、憧れのヒーローを守れるのならば構わない。そう腹を括っていた彼女もいきなりの恥辱には耐えきれず、両腕で体を覆いその場でへたり込む。
アキラ視点のライブカメラ越しに待機組も目を丸くしていたが、仲間が斬り捨てられなかったためヒーロー達はひとまず胸を撫で下ろしていた。
「なんてことするのよ!いくわよワスプ!」
「え?ちょっ…」
「俺達もいくぞ!」
「ま、待つんだクリス!」
肉を切らぬよう瞬時に軌道を逸らしたとは言え、ヴィランに必殺技を繰り出されれば気を失ってもおかしくない筈。そうでなければ、反射的にでも意図的にでも何かしら身を守る体勢に入るのが自然だ。
「……」
此奴、瞬きすら…
「もうよろしいですか?」
これで満足かとでも言うように子供は促してくる。
「……フン」
シルバーサムライは夢主の観察を止めた。刀を振り下ろした体勢から立ち上がり背を向け、日本刀を鞘に収める。
その瞬間、夢主の着ているワイシャツの前面が斜め半分にぱっくりと割れ、傷一つ無い素肌が外気に晒された。
「!?」
ブラジャーまでもが真っ二つにされ、胸元はすっかり丸見えになってしまった。
「いやああぁっ!!」
自分にもしものことがあったとしても、憧れのヒーローを守れるのならば構わない。そう腹を括っていた彼女もいきなりの恥辱には耐えきれず、両腕で体を覆いその場でへたり込む。
アキラ視点のライブカメラ越しに待機組も目を丸くしていたが、仲間が斬り捨てられなかったためヒーロー達はひとまず胸を撫で下ろしていた。
「なんてことするのよ!いくわよワスプ!」
「え?ちょっ…」
「俺達もいくぞ!」
「ま、待つんだクリス!」