番外編27:都合の悪い嘘祭
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外の空気を吸いに出ていたため何も知らないクリスは、女子部屋前の廊下で干からびている夢主に気付いた。
「うおっ!?」
壁を背に座り込んでいる彼女からは全く気配が感じられず、危うく足をぶつけてしまうところだった。真っ昼間から幽霊にでも遭遇してしまった気分だ。
「あ…クリスくん…」
「何かあったのか?」
「うん…まぁ…うん…」
「大丈夫かよ…」
生気を失った夢主を心配し立ち止まるクリスの背後で、偶然を装って通りかかったヒカルも足を止めた。
「夢主ちゃん、ロールシャッハは既婚者なんだよ」
「はあぁぁん!!」
急に叫び出した夢主に驚きクリスは数歩後ずさる。
「ちなみに子供は6人居るよ。僕達と同じ人数だね」
「聞きたくないっ!もう聞きたくないですー!」
優しい口調で容赦なく適当なことを言い残し、悪魔は何事も無かったかのような顔をして基地を出て行ってしまった。
「何なんだ、あれ…」
「クリスくん!ロールシャッハさんは結婚していないよね!?」
精神が崩壊しかけた子供は、彼の黒い袖にゾンビの様にすがりつく。
「俺に聞くなよ!そういうのはエドが詳しいんじゃねえのか?」
「そっか!エドくんなら……エドくんも言ってたぁー!」
絶望でも何でも勝手にしてもらって一向に構わないが、服を掴んだまま地べたに伏せないでほしい。
「うおっ!?」
壁を背に座り込んでいる彼女からは全く気配が感じられず、危うく足をぶつけてしまうところだった。真っ昼間から幽霊にでも遭遇してしまった気分だ。
「あ…クリスくん…」
「何かあったのか?」
「うん…まぁ…うん…」
「大丈夫かよ…」
生気を失った夢主を心配し立ち止まるクリスの背後で、偶然を装って通りかかったヒカルも足を止めた。
「夢主ちゃん、ロールシャッハは既婚者なんだよ」
「はあぁぁん!!」
急に叫び出した夢主に驚きクリスは数歩後ずさる。
「ちなみに子供は6人居るよ。僕達と同じ人数だね」
「聞きたくないっ!もう聞きたくないですー!」
優しい口調で容赦なく適当なことを言い残し、悪魔は何事も無かったかのような顔をして基地を出て行ってしまった。
「何なんだ、あれ…」
「クリスくん!ロールシャッハさんは結婚していないよね!?」
精神が崩壊しかけた子供は、彼の黒い袖にゾンビの様にすがりつく。
「俺に聞くなよ!そういうのはエドが詳しいんじゃねえのか?」
「そっか!エドくんなら……エドくんも言ってたぁー!」
絶望でも何でも勝手にしてもらって一向に構わないが、服を掴んだまま地べたに伏せないでほしい。