番外編20:都合の良い物腰
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数時間後、夢主が席を外している間にロールシャッハは行動に出た。
「ヒカル」
「はい」
「……」
「……」
ヒカルは次の言葉をしばらく待ったが、相手は自分から呼びつけておいて何も切り出そうとしない。ソファに体を深く預けたままだ。
「えっと、ロールシャッハ?」
「……」
特にこれといった反応は見られず、無言でマスクの模様を動かし続けている。ヒカルは彼が起きているのか否か不安になってきた。
「僕に何か、用…なんだよね…?」
「……夢主のことだが」
この無駄な間が多い会話を、他の子供達は遠巻きに観察していた。
「な~んか近付けない感じね…」
「兄さんとロールシャッハ…珍しい組み合わせだな」
「きっと大事な話をしているんだ、邪魔しちゃ駄目だよ」
「大事な話って?」
「そ、それはわかんないけど…」
「あの2人の話題ねぇ…?」
「……」
クリスはいつぞやか夢主と2人で出歩いた日の夜、今のヒカルと同じ目に遭っていたことを思い出し顔をしかめた。
「クリスはどう思う?」
「…災難だな」
「はぁ?」
「ヒカル」
「はい」
「……」
「……」
ヒカルは次の言葉をしばらく待ったが、相手は自分から呼びつけておいて何も切り出そうとしない。ソファに体を深く預けたままだ。
「えっと、ロールシャッハ?」
「……」
特にこれといった反応は見られず、無言でマスクの模様を動かし続けている。ヒカルは彼が起きているのか否か不安になってきた。
「僕に何か、用…なんだよね…?」
「……夢主のことだが」
この無駄な間が多い会話を、他の子供達は遠巻きに観察していた。
「な~んか近付けない感じね…」
「兄さんとロールシャッハ…珍しい組み合わせだな」
「きっと大事な話をしているんだ、邪魔しちゃ駄目だよ」
「大事な話って?」
「そ、それはわかんないけど…」
「あの2人の話題ねぇ…?」
「……」
クリスはいつぞやか夢主と2人で出歩いた日の夜、今のヒカルと同じ目に遭っていたことを思い出し顔をしかめた。
「クリスはどう思う?」
「…災難だな」
「はぁ?」