番外編18:都合の良い媚薬
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廊下に出ると研究室の扉が閉められた。念のため、そこから更に数歩進む。
「もう良いだろ、放せよ!」
アキラは視界を遮る手を振り解き、背後に立つ夢主と向かい合った。
「夢主、俺に隠してることあるだろ」
「無い、よ」
ある。
「絶対嘘だ。何のことかは全然わかんないけど、何かがあることくらいはわかる!」
「……アキラ君には、まだ…早いよ」
「夢主まで子供扱いすんな!」
そんなこと言われても、彼は年齢的にも精神的にも子供に違いない。同世代のジェシカにまでからかわれる程に。
相手が折れそうにないことを察し、アキラは不服そうに唇をとんがらせた。
「……じゃあ、大人になったら、夢主と同じ歳になったら教えてくれるの?」
「う、うん…そうだね、大きくなったらね、きっと…いつか…その内…」
「絶対だぞ!」
「うん……ハッ!」
もしも相応な歳になるまでこの共同生活が続き、且つ彼が今日のことを覚えていれば、知識の一つとして暴露してしまっても良いだろう。
が、廊下の曲がり角から体を半分だけ覗かせているヒカルと目が合ってしまう。真顔だ。
「やっぱ駄目!!」
「はぁ!?夢主のケチ!」
「もう良いだろ、放せよ!」
アキラは視界を遮る手を振り解き、背後に立つ夢主と向かい合った。
「夢主、俺に隠してることあるだろ」
「無い、よ」
ある。
「絶対嘘だ。何のことかは全然わかんないけど、何かがあることくらいはわかる!」
「……アキラ君には、まだ…早いよ」
「夢主まで子供扱いすんな!」
そんなこと言われても、彼は年齢的にも精神的にも子供に違いない。同世代のジェシカにまでからかわれる程に。
相手が折れそうにないことを察し、アキラは不服そうに唇をとんがらせた。
「……じゃあ、大人になったら、夢主と同じ歳になったら教えてくれるの?」
「う、うん…そうだね、大きくなったらね、きっと…いつか…その内…」
「絶対だぞ!」
「うん……ハッ!」
もしも相応な歳になるまでこの共同生活が続き、且つ彼が今日のことを覚えていれば、知識の一つとして暴露してしまっても良いだろう。
が、廊下の曲がり角から体を半分だけ覗かせているヒカルと目が合ってしまう。真顔だ。
「やっぱ駄目!!」
「はぁ!?夢主のケチ!」