番外編18:都合の良い媚薬
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「やっぱり先に戻る。放せ」
「…嫌」
返ってきたのはいつもの潔い承諾ではなく、小さな声での抵抗だった。
「放せ」
「…嫌です」
夢主は振り返り、相手の目がある辺りを熱を込めて見つめた。
「居てくれなきゃ嫌…」
我が儘は口から自然と出てしまっていた。判断力が極めて低下しているとわかりつつも、次は言わないようにしていた本心が出かかる。
「あの、私…私は、ずっと…!」
「言うな」
既に彼女の眼は潤み、眉はひそめられ、頬は真っ赤に染まっている。手詰まりを感じたロールシャッハは、ずっと前から自覚している彼だけの特権を盾にした。
「その先は言うな。俺に嫌われたいのか」
「……嫌です」
「じゃあ放せ」
夢主は肩を落とし、悲しそうに目を伏せた。
無事に解放されたロールシャッハはすくっと立ち上がり、少しだけ顔をパートナーの方へ向ける。
「おやすみ」
返答は無い。しょげる子供に構わず大人はリビングを後にした。
かなり積極的ver.→
「…嫌」
返ってきたのはいつもの潔い承諾ではなく、小さな声での抵抗だった。
「放せ」
「…嫌です」
夢主は振り返り、相手の目がある辺りを熱を込めて見つめた。
「居てくれなきゃ嫌…」
我が儘は口から自然と出てしまっていた。判断力が極めて低下しているとわかりつつも、次は言わないようにしていた本心が出かかる。
「あの、私…私は、ずっと…!」
「言うな」
既に彼女の眼は潤み、眉はひそめられ、頬は真っ赤に染まっている。手詰まりを感じたロールシャッハは、ずっと前から自覚している彼だけの特権を盾にした。
「その先は言うな。俺に嫌われたいのか」
「……嫌です」
「じゃあ放せ」
夢主は肩を落とし、悲しそうに目を伏せた。
無事に解放されたロールシャッハはすくっと立ち上がり、少しだけ顔をパートナーの方へ向ける。
「おやすみ」
返答は無い。しょげる子供に構わず大人はリビングを後にした。
かなり積極的ver.→