番外編18:都合の良い媚薬
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嬉しいことに、実体化したパートナーとリビングで2人きり。仲間に囲まれた共同生活を送っていると、大好きなヒーローとのこういった時間はなかなか確保できなかった。
しかし、何だか様子がおかしい。まるでピントが合っていないかのように壁、床、天井、家具がぼやけている。ロールシャッハだけに意識を集中させることは今までに多々あったが、他の物にこんなにも焦点が合わないことは初めてだ。
そんなふわふわした世界の中、彼は無言で歩み寄ってくる。
「ロールシャッハさん?」
逃げる理由も必要も特に無いのだが、体は鉛のように重く身動きがとれない。と言うより、背にある壁に貼り付けられている感覚だ。
「何を…」
ロールシャッハは自分のマスクを鼻が見える位置までずり上げ、彼女の両脇を通して壁にそっと手を突いた。
夢主──
目の前の唇が愛おしそうに自分の名前を口にした。それをただぼんやりと眺めていると、近付いてくる顔までぼやけ始める。
しかし、何だか様子がおかしい。まるでピントが合っていないかのように壁、床、天井、家具がぼやけている。ロールシャッハだけに意識を集中させることは今までに多々あったが、他の物にこんなにも焦点が合わないことは初めてだ。
そんなふわふわした世界の中、彼は無言で歩み寄ってくる。
「ロールシャッハさん?」
逃げる理由も必要も特に無いのだが、体は鉛のように重く身動きがとれない。と言うより、背にある壁に貼り付けられている感覚だ。
「何を…」
ロールシャッハは自分のマスクを鼻が見える位置までずり上げ、彼女の両脇を通して壁にそっと手を突いた。
夢主──
目の前の唇が愛おしそうに自分の名前を口にした。それをただぼんやりと眺めていると、近付いてくる顔までぼやけ始める。