籠球男子による排球への影響
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「つばきちん、ほんとに新しい仲間できちゃってたのかー。つばきちん三抜けー?」
真上からほんのちょっとずれた太陽を浴びながらつばきを背負い直せばがさって袋が鳴った。
宮城限定のフカヒレ味とかまぼこさんま味、牛タン味のまいう棒がぶつかってるっぽい
早く家に帰ってちゃんと寝かしつけたら食べようかなと思いながら歩けば つばきちんの住んでるマンションが見えてきてた。
―とあるLINEグループ
参加メンバー
ゆるころの伝承者
恋するさっちゃん
ミートコーン
三時のおやつ永久待機
「捕獲かんりょー。」
「寝不足、減量、発熱」
「今家について寝かせたとこ」
「つばきったらまた無理ばっかりして…(´・ω・`)」
「ごめんねむっくん。本当にありがとう。」
「お疲れ様。報告ありがとう」
「何度かわかるか?」
「そっか、…ワリィーなアツシ。忙しいだろうに」
「はかったら9度超えててすごく熱い」
「別に忙しくねーし、灰ちんのためだけじゃないから謝んないでよね」
ぽやぽやとした気分で目を覚ますと横向きで寝てたのか自分の部屋が見えた。
俺いつの間に帰ってきたんだろう
視界の端に入ったむっくんの大きな手が伸びてきて目の前が暗くなる
「つばきちん、へーきだからもーちょっと寝てなよ」
なんで秋田にいるはずのむっくんがここにいるのかは知らないけどその声に従って瞼を降ろした。
「あー、もー」
バカばっかり
ぴこぴこと煩い通知音にマナーモードにすれば今度はぶーぶー揺れてつばきちんの携帯は休まることを知らない。
ちらっと見えた通知名は俺の知った名前じゃないのもあってそれは高校のやつ、それもさっき会ったばかりの奴らだろうけど連絡してくるなって言ったのが通じなかったのか、ただの馬鹿なのか
知ってる名前のには俺の方からお灸をすえとこ。
つばきちんらしいパソコンとファイルの置かれた机の上にはバスケの専門書の他に見覚えのない本があってバレーの入門書だった。
入門書だけじゃなくて月刊の雑誌数冊と実用書が乱雑に置かれてる。
迎えに行った体育館の中にはバスケよりも狭くコートを隔てるみたいに立てられた背の高いポールとネット。
ユニフォームは半袖に膝よりも遥かに上な丈のズボン。
本当にもう違う世界に行っちゃったのか。
本人も言ってたし、俺も納得してるつもりだったけどまじまじと目の前にそれを突きつけられると、どうしても心の中に隙間が空いた気がして埋めるように手持ち無沙汰になってたまいう棒を齧った。
―とある一年生のLINEグループ
参加メンバー
目指せ小さな巨人!
打倒大王様
けい
山口忠
○「桃井そんなに具合悪かったのか!?」
△「いつもあんな感じだっただろ」
□「うわぁぁぁ、ツバッキーの不調に気づかなかったとか不覚!」
×「特に変わったところもなかったと思うし今更何言ったって変わらないでしょ」
□「既読もつかないし寝てるのかな!?」
×「紫原とやらが連絡してくんなって言ってなかった?」
○「俺もしたけど返信来ない(´・ω・`)」
△「つか、さっきのやつチームメイトだったとかなんだか知らねーけどまじエラソーだったな」
□「そうかな?ちょっと返事はあれだった思うけど悪いやつじゃなさそーだったじゃん?」
○「俺も桃井の友達だし悪いやつだとは思わないけど…」
○「身長でかすぎて見下されるのむっちゃ怖かった(真顔)」
×「王様のは同族嫌悪っていうかただの嫉妬でしょ?」
□「さすがツッキー!」
○「ああ、なるほど!」
△「ああ?!嫉妬とかじゃねーし!」
×「紫原ってどう考えても2mはあったよね、何したらあんなに伸びんだか」
○「俺もあんぐらい身長ほしい!」
□「あれくらい身長あるとよく頭ぶつけそう…」
△「おい、無視してんじゃねぇぞボケ!」
×「さっきおチビさんが隣に立った時なんて首痛いとか言ってたし不便そうだったね」
△「てめぇも流してんじゃねぇぞ月島!」
―とある三年のLINEグループ
参加メンバー
大地
スガエール
ひげちょこじゃない!
清水潔子
×「あー、桃井大丈夫かな…」
□「心配すぎてラインしちゃったべ。既読つかないけど_(:3 」∠)_」
○「西谷から聞いたんだけど、桃井風邪引いてたんだ?」
△「あ、そっか清水居なかったんだもんな」
△「元から体調が優れなかったらしいんだけど来た友達に連れて帰られたんだよ」
×「紫原くん…だっけ?凄い威圧感だったな」
×「睨まれた時年下なのはわかってんだけどほんとビビった」
□「あー、わかるわかる。俺も正直直視された時は終わったと思ったべ」
○「紫原くんって桃井の友達なんでしょ?」
○「田中と西谷が大げさなだけかと思ってたけど、そんなに大きいんだ…」
□「一年生だろうにあれ軽く2mはあったし筋肉もついてて体格良かったな…」
△「田中とか一年が桃井の中学ん時の部活当てるのやってるけど、紫原見たあとじゃ桃井がなんの部活してたのか余計謎だな」
×「たしかにあんな体格良くて才能もあるのが一校に揃ってたら勝負の価値観も変わるだろうな…」
△「ん?」
×「大地どうした?」
○「東峰、桃井がなにやってたのか知ってるの?」
×「あ」
□「俺もまだ知らないのになんで旭知って」
□「もしかして二人で話したとか言う奴の内容それ!?」
△「あらら…これは西谷と田中に言ったら一瞬で桃井の元部活バレるな…」
□「狡いべ!それで桃井も旭に懐いてるとか!」
○「私も部活当てしてるけど未だに当たってないのに」
□「旭!既読つけてんだから返事!」
△「あ、既読もつかなくなったな(笑)」
―とある個チャ
6/13雑誌発売!
「つばきっちが風邪引いたって!」
「うわーん!これだから一人だけ遠く行くの心配だったんス!」
「既読もつかないしー!!」
「中学の時ならすぐ駆けつけたのに宮城は遠いっスよー!!」
主将
「ぴこぴこうるせぇシバくぞ!」
「つばきが誰だかしらねぇけど風邪引いてんならLINEしつこくしてねぇで安静にさせてやれアホ!」
―とある個チャ
セミのなく頃に
「つばきのやつ、また熱出したらしいな」
I LOVE バニシェ
「彼の無理する癖は治ってなかったみたいですね」
「今回は事なきを得たようですがこの後が心配です」
セミのなく頃に
「彼奴慣れねーとこだと寝つきわりぃーし、見張ってねぇとテツと同じでちゃんと飯食わねーからな…」
―とある個チャ
十二位でも人事を尽くすのだよ
「少し聞きたいことがあるのだよ」
和成だぜ!
「ん?俺に尋ねごととか珍しいじゃん、どうしたよ」
十二位でも人事を尽くすのだよ
「知り合いが熱を出したようなんだが見舞いの文と品というのはどのようなものが最適なのだろうか」
和成だぜ!
「入院したってこと?」
「それなら普通に見舞い品はマナー通りのものにすりゃーいいんじゃね?」
十二位でも人事を尽くすのだよ
「入院はしていないのだよ。風邪をこじらせて寝込んでいるだけだ」
「連絡を受けたものの本人は寝込んだいるらしいから電話するわけにもいかない」
「距離もあるからなにか宅配でもしようかと思ったのだよ」
和成だぜ!
「あー、なるほど。」
「いいと思うけどそれだと寝込んでるんだから受け取れるかわかんなくね?」
十二位でも人事を尽くすのだよ
「問題ない。彼奴の明日のおは朝では宅配便を受け取ると吉とあるからな。」
和成だぜ!
「え、相手もおは朝信者!?」
十二位でも人事を尽くすのだよ
「む?違うが?」
和成だぜ!
「ちょ、それじゃあやっぱ問題なくないじゃん(笑)」
―再び、とあるLINEグループ
「さて、つばきにはお灸を据えないとね」
「つばきちんは何回言っても治んないからねー」
「インターハイ予選終わったら?」
「俺抜きで話進めんなし」
「予選終わったらすぐ本選だろ無理じゃね」
「そういえば、聞いたらあっちもインターハイ予選あるらしいの。丁度時期被ってるって」
「ならインターハイ終わったらが妥当だね」
「さんせー」
「おー」
「わかった!」
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