籠球男子による排球への影響
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行けるって言ったわけでもないのに今日の開催場所の住所、時間を書き纏めたメールが一週間前に送られてきて、それはもう、行くしかない。
不用心に開いてる扉から入り勝手に二階へと通じてる階段を上がる。二階から見下ろせば、そこは特等席だ。
「半面でやるの!?」
あ、それ俺も思ってた。
相田リコ 女性
誠凛高校二年生
誕生日2月5日
身長156cm バストサイズB A型
読み取る目の持ち主
父は元日本代表7番相田影虎
誠凛高校バスケ部カントク兼マネージャー
学力は誠凛構内でトップレベル
驚愕は俺や相田さんだけではなく誠凛高校バスケ部の面子全員が怒気を伴ってた。
「……」
中でも彼らは特に感情を隠しきれていない
火神大我 男性
誠凛高校一年生
誕生日は8月2日 A型
身長190cm、体重82kg
好物はチーズバーガー
誠凛高校バスケ部の大型新入部員でありホープ
フィジカル、センス、潜在能力ならば“キセキの世代”にも劣らない
アメリカからの帰国子女だが誠凛高校バスケ部きっての低学力。
黒子テツヤ 男性
誠凛高校一年生
出身中学校は帝光中学校
誕生日は1月31日 A型
身長168cm、体重57kg
好物はバニラシェイク
苦手なものはコーラ、炭酸飲料
誠凛高校バスケ部の新入部員であり、噂の“幻の六人目”。手品で使われる視線誘導、所謂ミスディレクションをバスケに応用した独自のスタイルを持ち、パスのみに特化した選手
それ以外の能力は平均以下。
学力は国語科目のみ平均を上回るものの、その他の教科は平均点数。
そして、俺の旧友。
火神くんとテツくんは宣戦布告という名の挑発を対戦高校のオールラウンダーより受けている。
黄瀬涼太 男性
海常高校一年生
誕生日6月18日
身長189cm、体重77kg A型
好物はオニオングラタンスープ
嫌いなものはうなぎ、虫
学生の傍らファッションモデルをしているイケメンであり、中学バスケ界最強と呼ばれるキセキの世代の一人
ポジションはSF
初対面や目下と感じる相手には恐ろしいほどに傲慢不遜な態度をとるが、認めた相手へは異様なほどの好意と忠誠を見せる。
学力はキセキの世代内で最下位を争う
得意科目は英語
そしてこちらも俺の旧友
きーちゃんは満足げにしてたが海常キャプテンに引き摺られ自陣へと帰っていく。
笠松幸雄 男性
海常高校三年生
誕生日は7月29日
身長178cm、体重66kg O型
好物は肉じゃが
キセキの世代の一人を獲得した海常高校バスケ部の部長であり、ポジションはPG、高校バスケのPGとしてはレベルが高い
ずるずるとしゃがみこみ下を覗く。
試合が始まるまで暇で、携帯を取り出した。
なんかやることないかな
携帯を取り出してみて画面をタッチしてみるけどメールも着信もきてなくて、LINEの通知が来てた。
見ると今さっき控え室に向かっていった二人からで、個チャだった。
二人とも「もう来てるのか」という用件で、既読だけして何も返さずアプリを閉じた。
時計を見たらあと10分で始まる。
「わぁぁん!既読無視っスー!!」
体育館の外からきーちゃんの鳴き声が聞こえた気がしたけど気のせいかな
「うっせーぞてめぇっ」
むっとした笠松さんにはたかれてもきーちゃんはまだめそめそしてて、これは何か返してやった方がいいのか。
「お、おい、黒子?!」
「お前さっきまでのやる気はどこやってきた?!」
ユニフォームに着替えた誠凛さんたちが何故か既に生ける屍と化してるテツくんを抱えて体育館に戻ってきた。
「無視…僕はもう…無理、で……」
がくりと逝ってしまったテツくん。
まだ試合も始まってないのに倒れるの早いよ
携帯を取り出してアプリを開いて、二人の個チャに同じ言葉を打ち込む。
下から同時に同じ着信音が鳴り尋常じゃない早さで二人は携帯を見つめた。
「返信きたっスーっ!!」
「さぁ、勝ちますよ火神くん」
今までが嘘みたいに、鳴いてたきーちゃんは喜色満面。生気が抜けてたテツくんはイケメンに戻ってる。
「だからうっせーよ!」
「お、おう?!」
二人に振り回されてる周りはたまったもんじゃないだろうなーと思いながら携帯をしまった。
火神くんがダンクでゴールを壊したため、二階には今まで半面側で練習してた海常の二軍の方々が来てしまい俺は一階の出入り口へと降りた。
邪魔にならなそうなはしっこに腰を下ろして試合が再開するのを待つ。
しまってた携帯を見てみればなにやら通知が来てて、てっきりさっきから話に出てる二人からかと思いきや違う人からだった。
通知名は“おは朝電波”
そういえば悪戯されたまま名前直すの忘れてたや
「ねぇねぇ」
姉や誠凛の監督、清水さんとは違う感じの、鼻にかかった所謂猫なで声を掛けられてゆっくり顔をあげる。
そこには髪を巻いていたり染めていたり化粧を施している女子高生が10人ほどいて、その内の一人が話しかけてきたみたいだった。
「あなた黄瀬くんのファン?」
はたして、これにはどう答えたらいいのかと中学時代から悩んでる。
いつもと同様、曖昧に頷いた。
その途端に隠しきれてなかった嫉妬心やら敵対心やらを露骨に纏い俺を見下ろす。
「あのさー、どっから聞き付けて入ってきたのか知らないけど黄瀬くんに近寄らないでくれない、迷惑」
なにが迷惑で、誰が迷惑するのかと少し疑問だ。
どこから突っ込もうかと考えてれば女子高生は更に続ける。
「大体さぁ、黄瀬くんに近づこうとか図々しいしどうせモデルだからとか外見だけ見て追っかけてるだけでしょー?ほんとそういうの迷惑だから止めてよ。黄瀬くんのことなんにも知らないくせにさー」
よく喋る子だな。
そもそも、俺はなんで説教されてるんだ
ぼーっと話を聞き流すのも退屈で、かといって返事するのもだるい。LINEを見ようとも(一方的に)話し(かけてき)てる相手がいるのに携帯を出すの憚られる。
「きゃー!黄瀬くんー!」
わぁっと耳が痛くなるような黄色い声。
久し振りに聞いたから耳が痛い。
「うぉっ、なんだ!?」
これが初めてな人は大抵驚く。
誠凛側は一様に漏れず驚いている。
きーちゃんに声援を送っていた女子の内の数人がこちらに向き直る。
「あんたじゃ黄瀬くんとなんか釣り合わないわ」
「とにかく、黄瀬くんに近寄らないで!」
『――――別…に、俺が誰、を見てても君、には関係ないだ…ろ?』
きーちゃんがこちらに目を向けてきて俺に気づいたのと、女子が最後に何か言おうとしたのはほぼ同時で。
言葉を遮るようにして立ち上がった。
「つばきっちぃー!!」
『、き…ちゃん、おは…よ』
跳び跳ねて尻尾を振りながらきーちゃんが声を上げる。
「来てくれたんスねー!信じてたっス!」
『………ん、きた』
ゆるく手を振り返せば顔を綻ばせた。
「つばきくん」
凜としていて消え入りそうな声が少し遠くから聞こえる。
『テツくんも…おひ、さ』
同じように手を振ってみせた。
立ち上がり喋ったことで俺が男だと漸く気づいたのか、女子高生たちは口を閉じるのも忘れて棒立ちだ。
この子たちきーちゃんにアホ面晒してるけど気にしないのか?
「うっせ!いつまで手振ってんだてめぇ!」
「全くだ。羨ましい」
「森山さん本音出て(る)っす!」
きーちゃんをはたく笠松さんの後ろで同海常バスケ部員の方々が話す。
たのしそうだと思う。
「つばきっち!いってきますっス!」
両手を振ったきーちゃん。
「いってきます」
静かに頷き、拳をつくって床と平行に持ち上げたテツくん。
対照的な二人に口角を持ち上げ、ふらふらと手を振った。
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不用心に開いてる扉から入り勝手に二階へと通じてる階段を上がる。二階から見下ろせば、そこは特等席だ。
「半面でやるの!?」
あ、それ俺も思ってた。
相田リコ 女性
誠凛高校二年生
誕生日2月5日
身長156cm バストサイズB A型
読み取る目の持ち主
父は元日本代表7番相田影虎
誠凛高校バスケ部カントク兼マネージャー
学力は誠凛構内でトップレベル
驚愕は俺や相田さんだけではなく誠凛高校バスケ部の面子全員が怒気を伴ってた。
「……」
中でも彼らは特に感情を隠しきれていない
火神大我 男性
誠凛高校一年生
誕生日は8月2日 A型
身長190cm、体重82kg
好物はチーズバーガー
誠凛高校バスケ部の大型新入部員でありホープ
フィジカル、センス、潜在能力ならば“キセキの世代”にも劣らない
アメリカからの帰国子女だが誠凛高校バスケ部きっての低学力。
黒子テツヤ 男性
誠凛高校一年生
出身中学校は帝光中学校
誕生日は1月31日 A型
身長168cm、体重57kg
好物はバニラシェイク
苦手なものはコーラ、炭酸飲料
誠凛高校バスケ部の新入部員であり、噂の“幻の六人目”。手品で使われる視線誘導、所謂ミスディレクションをバスケに応用した独自のスタイルを持ち、パスのみに特化した選手
それ以外の能力は平均以下。
学力は国語科目のみ平均を上回るものの、その他の教科は平均点数。
そして、俺の旧友。
火神くんとテツくんは宣戦布告という名の挑発を対戦高校のオールラウンダーより受けている。
黄瀬涼太 男性
海常高校一年生
誕生日6月18日
身長189cm、体重77kg A型
好物はオニオングラタンスープ
嫌いなものはうなぎ、虫
学生の傍らファッションモデルをしているイケメンであり、中学バスケ界最強と呼ばれるキセキの世代の一人
ポジションはSF
初対面や目下と感じる相手には恐ろしいほどに傲慢不遜な態度をとるが、認めた相手へは異様なほどの好意と忠誠を見せる。
学力はキセキの世代内で最下位を争う
得意科目は英語
そしてこちらも俺の旧友
きーちゃんは満足げにしてたが海常キャプテンに引き摺られ自陣へと帰っていく。
笠松幸雄 男性
海常高校三年生
誕生日は7月29日
身長178cm、体重66kg O型
好物は肉じゃが
キセキの世代の一人を獲得した海常高校バスケ部の部長であり、ポジションはPG、高校バスケのPGとしてはレベルが高い
ずるずるとしゃがみこみ下を覗く。
試合が始まるまで暇で、携帯を取り出した。
なんかやることないかな
携帯を取り出してみて画面をタッチしてみるけどメールも着信もきてなくて、LINEの通知が来てた。
見ると今さっき控え室に向かっていった二人からで、個チャだった。
二人とも「もう来てるのか」という用件で、既読だけして何も返さずアプリを閉じた。
時計を見たらあと10分で始まる。
「わぁぁん!既読無視っスー!!」
体育館の外からきーちゃんの鳴き声が聞こえた気がしたけど気のせいかな
「うっせーぞてめぇっ」
むっとした笠松さんにはたかれてもきーちゃんはまだめそめそしてて、これは何か返してやった方がいいのか。
「お、おい、黒子?!」
「お前さっきまでのやる気はどこやってきた?!」
ユニフォームに着替えた誠凛さんたちが何故か既に生ける屍と化してるテツくんを抱えて体育館に戻ってきた。
「無視…僕はもう…無理、で……」
がくりと逝ってしまったテツくん。
まだ試合も始まってないのに倒れるの早いよ
携帯を取り出してアプリを開いて、二人の個チャに同じ言葉を打ち込む。
下から同時に同じ着信音が鳴り尋常じゃない早さで二人は携帯を見つめた。
「返信きたっスーっ!!」
「さぁ、勝ちますよ火神くん」
今までが嘘みたいに、鳴いてたきーちゃんは喜色満面。生気が抜けてたテツくんはイケメンに戻ってる。
「だからうっせーよ!」
「お、おう?!」
二人に振り回されてる周りはたまったもんじゃないだろうなーと思いながら携帯をしまった。
火神くんがダンクでゴールを壊したため、二階には今まで半面側で練習してた海常の二軍の方々が来てしまい俺は一階の出入り口へと降りた。
邪魔にならなそうなはしっこに腰を下ろして試合が再開するのを待つ。
しまってた携帯を見てみればなにやら通知が来てて、てっきりさっきから話に出てる二人からかと思いきや違う人からだった。
通知名は“おは朝電波”
そういえば悪戯されたまま名前直すの忘れてたや
「ねぇねぇ」
姉や誠凛の監督、清水さんとは違う感じの、鼻にかかった所謂猫なで声を掛けられてゆっくり顔をあげる。
そこには髪を巻いていたり染めていたり化粧を施している女子高生が10人ほどいて、その内の一人が話しかけてきたみたいだった。
「あなた黄瀬くんのファン?」
はたして、これにはどう答えたらいいのかと中学時代から悩んでる。
いつもと同様、曖昧に頷いた。
その途端に隠しきれてなかった嫉妬心やら敵対心やらを露骨に纏い俺を見下ろす。
「あのさー、どっから聞き付けて入ってきたのか知らないけど黄瀬くんに近寄らないでくれない、迷惑」
なにが迷惑で、誰が迷惑するのかと少し疑問だ。
どこから突っ込もうかと考えてれば女子高生は更に続ける。
「大体さぁ、黄瀬くんに近づこうとか図々しいしどうせモデルだからとか外見だけ見て追っかけてるだけでしょー?ほんとそういうの迷惑だから止めてよ。黄瀬くんのことなんにも知らないくせにさー」
よく喋る子だな。
そもそも、俺はなんで説教されてるんだ
ぼーっと話を聞き流すのも退屈で、かといって返事するのもだるい。LINEを見ようとも(一方的に)話し(かけてき)てる相手がいるのに携帯を出すの憚られる。
「きゃー!黄瀬くんー!」
わぁっと耳が痛くなるような黄色い声。
久し振りに聞いたから耳が痛い。
「うぉっ、なんだ!?」
これが初めてな人は大抵驚く。
誠凛側は一様に漏れず驚いている。
きーちゃんに声援を送っていた女子の内の数人がこちらに向き直る。
「あんたじゃ黄瀬くんとなんか釣り合わないわ」
「とにかく、黄瀬くんに近寄らないで!」
『――――別…に、俺が誰、を見てても君、には関係ないだ…ろ?』
きーちゃんがこちらに目を向けてきて俺に気づいたのと、女子が最後に何か言おうとしたのはほぼ同時で。
言葉を遮るようにして立ち上がった。
「つばきっちぃー!!」
『、き…ちゃん、おは…よ』
跳び跳ねて尻尾を振りながらきーちゃんが声を上げる。
「来てくれたんスねー!信じてたっス!」
『………ん、きた』
ゆるく手を振り返せば顔を綻ばせた。
「つばきくん」
凜としていて消え入りそうな声が少し遠くから聞こえる。
『テツくんも…おひ、さ』
同じように手を振ってみせた。
立ち上がり喋ったことで俺が男だと漸く気づいたのか、女子高生たちは口を閉じるのも忘れて棒立ちだ。
この子たちきーちゃんにアホ面晒してるけど気にしないのか?
「うっせ!いつまで手振ってんだてめぇ!」
「全くだ。羨ましい」
「森山さん本音出て(る)っす!」
きーちゃんをはたく笠松さんの後ろで同海常バスケ部員の方々が話す。
たのしそうだと思う。
「つばきっち!いってきますっス!」
両手を振ったきーちゃん。
「いってきます」
静かに頷き、拳をつくって床と平行に持ち上げたテツくん。
対照的な二人に口角を持ち上げ、ふらふらと手を振った。
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