いざ、初任務へ!
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寝て起きればいつの間にかまた食事の時間である。昼餉は簡単にオムライスという西洋風の卵料理を作ったと言うが、これがまた美味しくてたまらない。本来は卵を焼いただけのオムレツという料理らしいが、そのオムレツでご飯を巻いたものがオムライスというものだ。国産ケチャップもこの数年前に登場している。この料理に関して、関西の田舎出身の清治よりも善逸の方がやたらと詳しかった。
「俺はこう見えて新宿生まれだからね」
だから何でも知っていると鼻を高くする善逸だったが、清治はすぐにその鼻をへし折った。
「新宿生まれじゃなくて、新宿に捨てられてたんでしょ。どこの生まれかなんて、わかりゃしませんよ」
「お前なぁっ!? これ以上俺の傷を増やすんじゃないよ! あっ、今ので多分肋骨折れたわ!」
「師範みたいに雷に打たれても平気な男なら、矢が降って来たって矢の方が折れるでしょうよ。髪の色が変わるだけで済んだなんて、ビックリ人間として世界史に残りますよ」
「じいちゃんから聞いたな? お陰であの柏の木に逃げられなくなったんだよな。あの木の上は俺の心の安寧を取り戻す唯一の場所だったのに」
「でも投げ縄でよく捕まえられたんでしょ」
「ぐうっ、何でそこまで知ってるんだよ……!」
清治も投げ縄を教わり、ちょっと試してみたくなっている。縄を鎖にした上で、鬼を捕まえるのに利用できないかとさえ思っているのだ。
「皇さん、お届け物ですよ」
なほがやって来て文を渡す。早速読んでみる清治だが、その顔は嬉しいやらガックリきたやらで複雑なものだった。
「どうしたんだ?」
清治は何も言わずに善逸にその文を手渡した。
「えーっと……奈良の吉野山付近で山伏の格好をした鬼が……ふんふん。関西地方の隊士たちが血鬼術にて同士討ちを……。よって関東から派遣して一息に討伐したし……。ふーん、奈良かぁ。行ってらっしゃい。大仏さんによろしく言っといて」
完全に他人事。間違いではないが、愛想なく文を返されて清治はプルプルと震えている。
「最初の任務がこれですか!? 俺は東京にいるんですよ? そんなの向こうの隊士がやればいいじゃないですか!」
「だからさぁ、みんなやられちまって人数足りないから人員送ってくれって言ってきてんでしょ? 読解力ないなぁ、ちゃんと書いてあんのに」
「そんな事分かってんですよ‼ 問題は何で東京の隊士たちがわざわざあんな遠くまで行かなきゃなんないんだって事ですよ! 京都や大阪みたいな近場にだって隊士はわんさかいるでしょ!?」
「手一杯なんだろ。文句あるならお館様に言えば?」
「言えませんよ‼ えーい、行きます! 行きゃあいいんでしょ。こうなったら大きな手柄を立てて、もう癸だってバカにされないようにします!」
清治は、せっかくのオムライスの残りを味わいもせず急いで掻き込んだ。
「俺はこう見えて新宿生まれだからね」
だから何でも知っていると鼻を高くする善逸だったが、清治はすぐにその鼻をへし折った。
「新宿生まれじゃなくて、新宿に捨てられてたんでしょ。どこの生まれかなんて、わかりゃしませんよ」
「お前なぁっ!? これ以上俺の傷を増やすんじゃないよ! あっ、今ので多分肋骨折れたわ!」
「師範みたいに雷に打たれても平気な男なら、矢が降って来たって矢の方が折れるでしょうよ。髪の色が変わるだけで済んだなんて、ビックリ人間として世界史に残りますよ」
「じいちゃんから聞いたな? お陰であの柏の木に逃げられなくなったんだよな。あの木の上は俺の心の安寧を取り戻す唯一の場所だったのに」
「でも投げ縄でよく捕まえられたんでしょ」
「ぐうっ、何でそこまで知ってるんだよ……!」
清治も投げ縄を教わり、ちょっと試してみたくなっている。縄を鎖にした上で、鬼を捕まえるのに利用できないかとさえ思っているのだ。
「皇さん、お届け物ですよ」
なほがやって来て文を渡す。早速読んでみる清治だが、その顔は嬉しいやらガックリきたやらで複雑なものだった。
「どうしたんだ?」
清治は何も言わずに善逸にその文を手渡した。
「えーっと……奈良の吉野山付近で山伏の格好をした鬼が……ふんふん。関西地方の隊士たちが血鬼術にて同士討ちを……。よって関東から派遣して一息に討伐したし……。ふーん、奈良かぁ。行ってらっしゃい。大仏さんによろしく言っといて」
完全に他人事。間違いではないが、愛想なく文を返されて清治はプルプルと震えている。
「最初の任務がこれですか!? 俺は東京にいるんですよ? そんなの向こうの隊士がやればいいじゃないですか!」
「だからさぁ、みんなやられちまって人数足りないから人員送ってくれって言ってきてんでしょ? 読解力ないなぁ、ちゃんと書いてあんのに」
「そんな事分かってんですよ‼ 問題は何で東京の隊士たちがわざわざあんな遠くまで行かなきゃなんないんだって事ですよ! 京都や大阪みたいな近場にだって隊士はわんさかいるでしょ!?」
「手一杯なんだろ。文句あるならお館様に言えば?」
「言えませんよ‼ えーい、行きます! 行きゃあいいんでしょ。こうなったら大きな手柄を立てて、もう癸だってバカにされないようにします!」
清治は、せっかくのオムライスの残りを味わいもせず急いで掻き込んだ。
