突然の来訪者
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玄関戸には大きな黒い人影が映っているが、夜間の来訪となれば警戒してすぐに開ける事はない。
「はい。どちら様でしょう」
アオイは戸越しに話しかける。
「ここが蝶屋敷だと聞いたんだけど」
「……? 確かに蝶屋敷ですが。どうかされましたか?」
「俺は鬼殺隊士・癸 の皇 清治 だ。ここに雷の呼吸の使い手がいるって聞いたんだけど、会わせてくんねぇかな?」
アオイとなほは顔を見合わせた。
「何の御用でしょうか」
「いいから会わせてくれよ」
「理由も分からず会わせる事はできません! 何の御用か仰ってください!」
厳しい口調のアオイの声に、清治はポリっと頭を掻いた。
「煉獄槇寿郎って人から文をもらって、ここを訪ねるよう言われたんだ。俺はその雷の呼吸の隊士に弟子入りしたくてここへ来た。なぁ、いるんだろ? 煉獄のオッサンから『何とか門もんすみじろう』って人に文が行ってるはずなんだ」
アオイとなほはまた顔を見合わせる。
「……しばしお待ちを。確認して参ります」
清治を玄関戸の外で待たせ、二人は急いで戻った。
「あの……炭治郎さん? 今スメラギ・キヨハルって方がいらして、弟子入りしたいとか。煉獄様から文が行っているはずだとの事で……」
「ああはい、もらってます……って弟子入り志願の人⁉ 今来てるんですかッ!?」
善逸を見れば、明らかに青い顔をしている。今にも吐きそうな具合だ。
「どういたしましょうか」
「こんなに早くやって来るとは。夕方に手紙をもらったばかりなんだ。善逸、どうす……って善逸ーッ!? 大丈夫か、善逸ぅぅぅぅぅ‼」
善逸は顔面蒼白、白目を剥いて正体がなくなっていた。今この瞬間にでも仰向けに倒れるべく、口を鯉のようにパクパクさせながら、ちょっとずつ背中側に傾き始めている。
それを上手に受け止めたすみは、そのまま善逸の背中を支えている。
「その人、雷の呼吸の隊士に会わせろって……。おそらく善逸さんの事ですよね? 善逸さん、どうしますか? 会ってみますか?」
「……アゥ、アゥアゥ……」
「そうですか、会いますか。では上がっていただきましょう」
事情はよく分からないが、意識朦朧とする善逸は、どうもそういう意味で答えたのではないのではないか……とすみは思った。だが引き止めようにも、アオイはすでに玄関へ向かってしまっていた。
「はい。どちら様でしょう」
アオイは戸越しに話しかける。
「ここが蝶屋敷だと聞いたんだけど」
「……? 確かに蝶屋敷ですが。どうかされましたか?」
「俺は鬼殺隊士・
アオイとなほは顔を見合わせた。
「何の御用でしょうか」
「いいから会わせてくれよ」
「理由も分からず会わせる事はできません! 何の御用か仰ってください!」
厳しい口調のアオイの声に、清治はポリっと頭を掻いた。
「煉獄槇寿郎って人から文をもらって、ここを訪ねるよう言われたんだ。俺はその雷の呼吸の隊士に弟子入りしたくてここへ来た。なぁ、いるんだろ? 煉獄のオッサンから『何とか門もんすみじろう』って人に文が行ってるはずなんだ」
アオイとなほはまた顔を見合わせる。
「……しばしお待ちを。確認して参ります」
清治を玄関戸の外で待たせ、二人は急いで戻った。
「あの……炭治郎さん? 今スメラギ・キヨハルって方がいらして、弟子入りしたいとか。煉獄様から文が行っているはずだとの事で……」
「ああはい、もらってます……って弟子入り志願の人⁉ 今来てるんですかッ!?」
善逸を見れば、明らかに青い顔をしている。今にも吐きそうな具合だ。
「どういたしましょうか」
「こんなに早くやって来るとは。夕方に手紙をもらったばかりなんだ。善逸、どうす……って善逸ーッ!? 大丈夫か、善逸ぅぅぅぅぅ‼」
善逸は顔面蒼白、白目を剥いて正体がなくなっていた。今この瞬間にでも仰向けに倒れるべく、口を鯉のようにパクパクさせながら、ちょっとずつ背中側に傾き始めている。
それを上手に受け止めたすみは、そのまま善逸の背中を支えている。
「その人、雷の呼吸の隊士に会わせろって……。おそらく善逸さんの事ですよね? 善逸さん、どうしますか? 会ってみますか?」
「……アゥ、アゥアゥ……」
「そうですか、会いますか。では上がっていただきましょう」
事情はよく分からないが、意識朦朧とする善逸は、どうもそういう意味で答えたのではないのではないか……とすみは思った。だが引き止めようにも、アオイはすでに玄関へ向かってしまっていた。
