寄り道、脇道、回り道
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なほが手に野菜くずを載せると、チュン太郎はそこに飛び乗ってついばみ始めた。
「うふふ。おいしい? これはね、隠さんが畑で作った大根の葉っぱよ。実は大根よりも栄養があるんだってしのぶさんが言ってたわ。私たちも今夜お味噌汁に入れて食べるのよ」
「チュン!」
チュン太郎の鳴き声はその主 の声と一緒でよく響く。たった一匹だが、ひと鳴きすればそれだけでも静かな屋敷が賑やかになる。
「あの、ちょっといいですか?」
「あら、皇 さん。湯浴みへ行かれたんじゃ……?」
「その前にちょっと訊きたい事があって。その師範の雀……チュン太郎でしたっけ。そのチュン太郎に訊きたいんですが、あのぉ……師範の育手はどこに住んでいるか知ってますか?」
清治 にはその辺にいるただの雀にしか見えず、こんな風に丁寧に尋ねるのも変な感じがするが、敬うべき師範の雀なので仕方がない。
「……チュン?」
チュン太郎は、くちばしに大根葉の緑を咥えたまま首を傾げた。話が通じている様子はなく、やっぱりただの雀ではないかと思ってしまう。
「あれっ……。もしかして話せないの……かな?」
「皇さん、チュン太郎ちゃんは人間の言葉は理解できますけど、鴉のように話す事はできないんですよ」
「えっ……⁉ それじゃあどうやって連絡を伝えるんです?」
「文という手段もありますし、あとは受け取る方の感覚ですかね。そうそう、炭治郎さんなら言葉が分かるみたいですけど。私は何となくで察しています」
鴉ならばうるさいほど喋る鴉もいる中、よくそれで採用されたものだ。善逸ですらチュン太郎が何を言っているのか分からないとは、大事な伝達役なのに不安が大きすぎる。
「ねぇチュン太郎ちゃん、善逸さんの育手の方の居場所は分かるわよね?」
「チュン!」
「皇さんが知りたいんですって」
「チュン!」
「場所を話す事はできないから、皇さんをそこまで案内してもらえるかしら?」
「チュン!」
「……という事です。よろしいでしょうか? 皇さん」
「へ……?」
チュン太郎の返事は全て肯定だったのか……? 清治にはよく分からなかった。
「うふふ。おいしい? これはね、隠さんが畑で作った大根の葉っぱよ。実は大根よりも栄養があるんだってしのぶさんが言ってたわ。私たちも今夜お味噌汁に入れて食べるのよ」
「チュン!」
チュン太郎の鳴き声はその
「あの、ちょっといいですか?」
「あら、
「その前にちょっと訊きたい事があって。その師範の雀……チュン太郎でしたっけ。そのチュン太郎に訊きたいんですが、あのぉ……師範の育手はどこに住んでいるか知ってますか?」
「……チュン?」
チュン太郎は、くちばしに大根葉の緑を咥えたまま首を傾げた。話が通じている様子はなく、やっぱりただの雀ではないかと思ってしまう。
「あれっ……。もしかして話せないの……かな?」
「皇さん、チュン太郎ちゃんは人間の言葉は理解できますけど、鴉のように話す事はできないんですよ」
「えっ……⁉ それじゃあどうやって連絡を伝えるんです?」
「文という手段もありますし、あとは受け取る方の感覚ですかね。そうそう、炭治郎さんなら言葉が分かるみたいですけど。私は何となくで察しています」
鴉ならばうるさいほど喋る鴉もいる中、よくそれで採用されたものだ。善逸ですらチュン太郎が何を言っているのか分からないとは、大事な伝達役なのに不安が大きすぎる。
「ねぇチュン太郎ちゃん、善逸さんの育手の方の居場所は分かるわよね?」
「チュン!」
「皇さんが知りたいんですって」
「チュン!」
「場所を話す事はできないから、皇さんをそこまで案内してもらえるかしら?」
「チュン!」
「……という事です。よろしいでしょうか? 皇さん」
「へ……?」
チュン太郎の返事は全て肯定だったのか……? 清治にはよく分からなかった。
