鬼を守る者
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吉原で上弦の陸を倒した事で、炭治郎、善逸、伊之助の階級は丙 へと上がった。善逸がその事を知ったのは、つい先日の事である。
これは数いる隊士たちの中でもかなり早い出世である。コツコツと鬼を倒して丁 まで昇りつめた獪岳ですらも吉野へ行ってもまだ丁のままのようだが、善逸はそれを一つ飛び越えてしまったのである。
善逸は自分の病室へ戻って寝台に寝転がると、拳にグッと力を入れる。いつの間にか三人お揃いで上書きされた藤花彫りを浮き上がらせた。
(兄貴、ごめん。俺は何もしてないのに、兄貴よりも上の階級になっちゃってさ)
清治もそのまま癸 である。まだまだ隊士になったばかりなのでそれは仕方のない事だが、後から入隊した弟弟子に抜かされてしまった獪岳は悔しくて堪らないだろう。
善逸にとって階級なんてどうでもいい事だ。いくら格上になったところで、威張り散らすような事はない。人の階級が気になった事もない。どんなに地位が与えられても分不相応だと思っているし、隊内で目指す地位もない。弱い人や困っている人を助けてあげられればそれでいい。誰かの役に立てるのなら、それでいいのだ。
善逸の師範・桑島慈悟郎は、獪岳と二人共同で雷の呼吸の後継者になれと言っているが、そんな事は恐れ多い事である。こんな出来損ないの自分より、獪岳が後を継ぐべきだと思っているのだ。
(もうそろそろ蝶屋敷を出なきゃな。それに清治を何とかしてやらなきゃ。清治も一緒に住める家を探すか……? いやでも、俺に付いて来たってきっと何にもならない。清治には俺じゃ物足りないんじゃないか。今は伊之助が相手をしてくれるからいいけど、伊之助じゃ雷の呼吸は教えられないもんな)
今もワーワーと外から二人の声がする。
(兄貴に一筆書こう。清治をお願いしますって。多分返事なんて来ないだろうけど。とりあえず、前もって知らせておけば清治を行かせても大丈夫だよね。あの二人、何だかんだと気が合ったみたいだし)
善逸は日当たりの良い窓際に座り、紙に鉛筆を走らせた。
善逸にとって階級なんてどうでもいい事だ。いくら格上になったところで、威張り散らすような事はない。人の階級が気になった事もない。どんなに地位が与えられても分不相応だと思っているし、隊内で目指す地位もない。弱い人や困っている人を助けてあげられればそれでいい。誰かの役に立てるのなら、それでいいのだ。
これは数いる隊士たちの中でもかなり早い出世である。コツコツと鬼を倒して
善逸は自分の病室へ戻って寝台に寝転がると、拳にグッと力を入れる。いつの間にか三人お揃いで上書きされた藤花彫りを浮き上がらせた。
(兄貴、ごめん。俺は何もしてないのに、兄貴よりも上の階級になっちゃってさ)
清治もそのまま
善逸にとって階級なんてどうでもいい事だ。いくら格上になったところで、威張り散らすような事はない。人の階級が気になった事もない。どんなに地位が与えられても分不相応だと思っているし、隊内で目指す地位もない。弱い人や困っている人を助けてあげられればそれでいい。誰かの役に立てるのなら、それでいいのだ。
善逸の師範・桑島慈悟郎は、獪岳と二人共同で雷の呼吸の後継者になれと言っているが、そんな事は恐れ多い事である。こんな出来損ないの自分より、獪岳が後を継ぐべきだと思っているのだ。
(もうそろそろ蝶屋敷を出なきゃな。それに清治を何とかしてやらなきゃ。清治も一緒に住める家を探すか……? いやでも、俺に付いて来たってきっと何にもならない。清治には俺じゃ物足りないんじゃないか。今は伊之助が相手をしてくれるからいいけど、伊之助じゃ雷の呼吸は教えられないもんな)
今もワーワーと外から二人の声がする。
(兄貴に一筆書こう。清治をお願いしますって。多分返事なんて来ないだろうけど。とりあえず、前もって知らせておけば清治を行かせても大丈夫だよね。あの二人、何だかんだと気が合ったみたいだし)
善逸は日当たりの良い窓際に座り、紙に鉛筆を走らせた。
善逸にとって階級なんてどうでもいい事だ。いくら格上になったところで、威張り散らすような事はない。人の階級が気になった事もない。どんなに地位が与えられても分不相応だと思っているし、隊内で目指す地位もない。弱い人や困っている人を助けてあげられればそれでいい。誰かの役に立てるのなら、それでいいのだ。
