好きが増える (山下美月)
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you
「ちょっと、やま!邪魔だよ!」
「えぇ〜かなしぃ〜」
まったやってるよ
甘ったるい声で飛鳥に対抗する美月と
少しイラつきながらも構ってあげる飛鳥の会話はグループの仕事がある度に聞こえてくる。
「まじあいつ許さねぇ」
ヘラヘラしながらそんな事言うなよ
美月が居ない時は暇そうにしてるくせに
さすがツンデレ女王
そんな飛鳥にしつこくまとわりつく美月は
今日ももちろんあざとさ全開で
誰にでも上目遣いの小悪魔と変身している
でもこれは美月が丁寧に作り上げた
「キャラ」であって
ほんとうの美月とは限らない
『美月、今日も帰るの遅くなる』
付き合って2年
同棲を始めて半年
まだメンバーも数人しか知らないいちにんしょうらの関係
『ただいまぁ』
だいぶ夜が深くなった頃に
こっそりと帰るのは
最近急激に増えてきたからもう慣れた
一人でドラマに出演させてもらってるから
撮影でいつも帰るのが遅くなってしまう
朝も早く出なきゃ行けない
最後に美月のご飯食べたのいつだろ
しっかりと孤独を感じながら
寝室で眠る美月を起こさないように
泥棒かのように寝る準備をすすめる
「なまえ?」
『ごめん、起こしちゃった?』
「、、、」
『美月?』
「、、、」
『どうしたの??』
すっぴんでいつもより少し幼く見える美月は
ワンサイズ大きいいちにんしょうの服を着ていた
「会いたかった」
いちにんしょうにすがりつくように
抱きついてきた美月は
いちにんしょうの首元に頭をコテンとおいてきた
布がジュワァと濡れていく感じがした
美月
泣いてるんだ
『いちにんしょうだって会いたかったよ』
こんなこと初めてだったから
上手く対応することできず
変にオドオドしてしまった
「私、、なまえに嫌われたかと思っちゃって
ドラマの撮影忙しいの知ってるし、個人の仕事も頑張ってるの知ってるよ。でも、会えないと寂しくなっちゃって、楽屋でも話してくれたらいいのに梅とか飛鳥さんとかとずっと話してるから、、、」
初めて泣かせてしまった
さっきまでは1期にも持ち前のあざとさを
ぶんぶん見せつけてた美月が
こんなに弱々しく
あざといなんて一切感じないくらい
儚く泣いていて
『嫌いになんかなるわけないじゃん』
不器用すぎるいちにんしょうは
少し早口で美月にそれだけ伝えて
骨を折る勢いで強く抱きしめた
『寂しくさせてごめんね、』
「私もワガママ言ってごめん」
『謝らないでよ、これからも沢山言ってほしい』
いつまで経っても泣き止まない美月の
少ししょっぱくなった唇に
できる限り優しく
でも、奥まで伝わるように長く
キスをした
ほんとうの美月を初めて見れた気がして
嬉しかった
End
「ちょっと、やま!邪魔だよ!」
「えぇ〜かなしぃ〜」
まったやってるよ
甘ったるい声で飛鳥に対抗する美月と
少しイラつきながらも構ってあげる飛鳥の会話はグループの仕事がある度に聞こえてくる。
「まじあいつ許さねぇ」
ヘラヘラしながらそんな事言うなよ
美月が居ない時は暇そうにしてるくせに
さすがツンデレ女王
そんな飛鳥にしつこくまとわりつく美月は
今日ももちろんあざとさ全開で
誰にでも上目遣いの小悪魔と変身している
でもこれは美月が丁寧に作り上げた
「キャラ」であって
ほんとうの美月とは限らない
『美月、今日も帰るの遅くなる』
付き合って2年
同棲を始めて半年
まだメンバーも数人しか知らないいちにんしょうらの関係
『ただいまぁ』
だいぶ夜が深くなった頃に
こっそりと帰るのは
最近急激に増えてきたからもう慣れた
一人でドラマに出演させてもらってるから
撮影でいつも帰るのが遅くなってしまう
朝も早く出なきゃ行けない
最後に美月のご飯食べたのいつだろ
しっかりと孤独を感じながら
寝室で眠る美月を起こさないように
泥棒かのように寝る準備をすすめる
「なまえ?」
『ごめん、起こしちゃった?』
「、、、」
『美月?』
「、、、」
『どうしたの??』
すっぴんでいつもより少し幼く見える美月は
ワンサイズ大きいいちにんしょうの服を着ていた
「会いたかった」
いちにんしょうにすがりつくように
抱きついてきた美月は
いちにんしょうの首元に頭をコテンとおいてきた
布がジュワァと濡れていく感じがした
美月
泣いてるんだ
『いちにんしょうだって会いたかったよ』
こんなこと初めてだったから
上手く対応することできず
変にオドオドしてしまった
「私、、なまえに嫌われたかと思っちゃって
ドラマの撮影忙しいの知ってるし、個人の仕事も頑張ってるの知ってるよ。でも、会えないと寂しくなっちゃって、楽屋でも話してくれたらいいのに梅とか飛鳥さんとかとずっと話してるから、、、」
初めて泣かせてしまった
さっきまでは1期にも持ち前のあざとさを
ぶんぶん見せつけてた美月が
こんなに弱々しく
あざといなんて一切感じないくらい
儚く泣いていて
『嫌いになんかなるわけないじゃん』
不器用すぎるいちにんしょうは
少し早口で美月にそれだけ伝えて
骨を折る勢いで強く抱きしめた
『寂しくさせてごめんね、』
「私もワガママ言ってごめん」
『謝らないでよ、これからも沢山言ってほしい』
いつまで経っても泣き止まない美月の
少ししょっぱくなった唇に
できる限り優しく
でも、奥まで伝わるように長く
キスをした
ほんとうの美月を初めて見れた気がして
嬉しかった
End
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