山間話し
名前変換
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
…涼しい、やわらかい風だ。それに茉莉花 のにおい。
先程までカンカン照りの太陽は、西に沈みかけていて空を紺薄紫橙と鮮やかな色に染めている。
うすらと目を開けると見慣れた顔があった。
「さくら…」
「ん?あ、ギン、気づいた?体調はどう?」
扇子で仰いでいてくれたのか。
「おまえさんが処置を…」
「そうよ、天才蟲師様がいて良かったね。処置は完璧。ギンコあんた日射病だったのよ。ちゃんと水飲んでなかったの?」
つらつらと止まらないさくらの話についていけないが流石は天才蟲師だなとにやけた。
「なに笑ってんのよ…長旅で疲れてたんでしょう、私がそばにいるから、安心して休みなさい」
あぁ、もう少しだけ眠ろう。
さくらのしなやかな指がギンコの髪を撫でる。
優しく、優しく。
先程までカンカン照りの太陽は、西に沈みかけていて空を紺薄紫橙と鮮やかな色に染めている。
うすらと目を開けると見慣れた顔があった。
「さくら…」
「ん?あ、ギン、気づいた?体調はどう?」
扇子で仰いでいてくれたのか。
「おまえさんが処置を…」
「そうよ、天才蟲師様がいて良かったね。処置は完璧。ギンコあんた日射病だったのよ。ちゃんと水飲んでなかったの?」
つらつらと止まらないさくらの話についていけないが流石は天才蟲師だなとにやけた。
「なに笑ってんのよ…長旅で疲れてたんでしょう、私がそばにいるから、安心して休みなさい」
あぁ、もう少しだけ眠ろう。
さくらのしなやかな指がギンコの髪を撫でる。
優しく、優しく。