山間話し
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はて…なぜこんな山の中で寝ているのか。
妙に暑いと思ったら、俺の横で寝ているさくら。
寝る前に何があったのか寝起きで回らない頭で必死に思い出していた。
(今日の昼に山でさくらとあったんだ…)
︙
ぎらりと太陽が照っていて、梅雨前のじめじめとした空気であった。
さくらが近くにいると文をもらい俺は山に入った。山に入れば木陰で少しは涼しくなるかと思ったが、それは期待はずれで、ぬるい湿気が暑さに慣れていない体を重くさせた。
「…山っても広すぎるよなぁ…」
拭っても汗はひかないし頭ん中がぼーっとしてきやがる。
「おうい…さくら……」
俺の力ない声は緑の中に木霊した。
「よう!ギンコ!!」
「!!」
ああそりゃ驚いたさ、後ろから来ているだなんて思いもしなかった。
ああこっちは暑さでしにそうなのに、能天気にでかいこ、え、…
「?ぎ、ギンコ?」
ギンコは前のめりにふらついたので咄嗟に 襯衣 の襟を掴み後ろから抱きとめた。
「おい、ギンコ??」
「…あつい」
ここから俺の記憶はない。
妙に暑いと思ったら、俺の横で寝ているさくら。
寝る前に何があったのか寝起きで回らない頭で必死に思い出していた。
(今日の昼に山でさくらとあったんだ…)
︙
ぎらりと太陽が照っていて、梅雨前のじめじめとした空気であった。
さくらが近くにいると文をもらい俺は山に入った。山に入れば木陰で少しは涼しくなるかと思ったが、それは期待はずれで、ぬるい湿気が暑さに慣れていない体を重くさせた。
「…山っても広すぎるよなぁ…」
拭っても汗はひかないし頭ん中がぼーっとしてきやがる。
「おうい…さくら……」
俺の力ない声は緑の中に木霊した。
「よう!ギンコ!!」
「!!」
ああそりゃ驚いたさ、後ろから来ているだなんて思いもしなかった。
ああこっちは暑さでしにそうなのに、能天気にでかいこ、え、…
「?ぎ、ギンコ?」
ギンコは前のめりにふらついたので咄嗟に
「おい、ギンコ??」
「…あつい」
ここから俺の記憶はない。
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