序章 星に乗せる願い
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――――――……
「――神主さまが…?」
「へえ、殺されたんでごぜえます」
晴れ渡った青空に似つかわしくない、不穏な話が、犬夜叉達一行の耳に入って来た。
偶然立ち寄った小さな村。
どうやらその村のはずれにある神社の神主が何者かに殺され、神社に封印されていた妖怪が、夜な夜な暴れているらしい。
そこで犬夜叉達はいつもの如く、村人らを困らせている元凶の地に向かった。
鳥居も社も崩れた、村はずれのその場所は、昼間だと言うのに何か薄気味悪い気に満ちている。
犬夜叉は崩れた社の前に立ち、鼻をひくつかせ、眉を顰めた。
「臭うぜ。雑魚妖怪の臭いだけどな」
「隠れていますな」
犬夜叉の隣に立っていた弥勒がそう言った時――……
―――ガタタッ!!
崩れていた社が揺れ、激しい音を立てたかと思うと、社の底から蛇のような妖怪が三匹飛び出してきた。
妖怪は牙を剥き、大きな口を開けて、一番近くにいた犬夜叉に襲い掛かる。
だが、犬夜叉が鉄砕牙を抜く方が早かった。
「風の傷!!」
犬夜叉が大きく刀を振るうと、妖怪は一瞬にして塵と化してしまったのだった―――……
――――――――………
妖怪退治を終え、一行は村人たちの所に報告に戻った。
――そして、そこでとても興味深い話を聞く事になる――…
「…他の地でも似たようなことが?」
弥勒が尋ねると、村人の老人がこくりと頷いた。
「へえ、もっぱらの噂でごぜえます。お坊さまや神主さまが、次々と殺されて…。それが、やっているのは赤ん坊を抱いた女だと――…」
「!!」
――赤ん坊を抱いた女――……
その言葉を聞き、犬夜叉もかごめも、はっと息を呑む。
それは、その人物に心当りがあるからに他ならなかった―――………
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