4話 友達
【名前変換】
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キーンコーン――……
6時間目の授業終了のチャイムが鳴り、生徒たちは一斉に帰り支度を始める。
音羽もはぁ、と小さな溜息を付きながら、教科書をカバンにしまった。
――どうしよう…80点かあ……。
『じゃあ、片桐音羽。今度の数学のテストは、80点取ってもらおうか』
昨日、雲雀に言われた事を思い出すと、複雑な気持ちになる。
憧れの雲雀に数学を教えてもらって、名前も覚えてもらえて、とても嬉しかった。
しかし、80点取らなければ咬み殺されてしまうし(本当に咬み殺されるかは別として)、何よりせっかく雲雀に教えてもらったのだから、応えたい。
――ああ…やっぱり、勉強するしかない…。
音羽は固く決意をし、教室を出た。
数学のテストは来週の金曜日。今日は金曜日だから、丁度一週間ある。
一週間あれば、音羽も80点まで届く点を取れるかもしれない。
音羽は今日は図書室には向かわずに、真っ直ぐ昇降口に向かった。
テストは来週の金曜日から、再来週の木曜日まである。最初から根を詰め過ぎても、疲れてしまう。
――今日はラ・ナミモリーヌでケーキでも買って帰ろう…。
音羽はお気に入りのケーキ屋さんに向かって、歩き始めた。
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