20話 心のよすが
【名前変換】
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
イタリアのある屋敷の一室には、暗い影が集まっていた。
「スクアーロが持ち帰ったハーフボンゴレリングにより、九代目の了承を得られそうです」
「次期ボンゴレボスの披露式典も、近々開かれるでしょう」
「これでいよいよファミリーの実権は九代目の直系、実の息子であるボスのものですね―――」
「――XANXUS様」
ザンザス――と呼ばれた、顔にいくつも傷を負った男は、横柄な態度で椅子に腰かけ、表情一つ変えない。
そこに、カツカツと靴音を響かせながら、長身の男が入って来た。
日本でツナと戦った、ヴァリアーのスクアーロである。
「う゛ぉい、お呼びか、ボス?ハーフボンゴレリングの褒美をくれるってんなら、ありがたく頂戴するぜ」
スクアーロがそう言うと、ザンザスは椅子から立ち上り、スクアーロの頭を鷲掴んだ。そして何の躊躇もなく、そのまま彼を机へとぶちつけたのである。
「なっ、何をしやがる!!」
解放され起き上がったスクアーロは、鼻の出血を押さえながら、ザンザスを睨みつけた。
ザンザスは、スクアーロが持ち帰った指輪の半分を指でつまむと、
「フェイクだ」
そのまま指で粉砕した。
易々と壊れたそれは、偽物だという事を示している。
室内に動揺が広がり、スクアーロも唖然とする。
「――家光……」
ザンザスは眉を顰めて呟くと、颯爽と出口に歩いて行った。
「日本へ発つ。奴らを……
根絶やしにする」
・