2話 クラスメイト
【名前変換】
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2時間目は、国語の授業だった。
音羽は昨夜からずっとぼんやりしたままで、それは授業中の今も変わらない。
それも仕方がないのだ。何て言ったって、ずっと恋い焦がれていた雲雀と話せて、そのうえ腕も掴まれたのだから…――
思い出すだけで、かああっと顔が熱くなる。
自分を射抜く切れ長の瞳も、繊細だがしっかりした指も、低くて滑らかな声も、音羽の頭から思考能力を奪っていく。
――また、会えたらいいな……・
そう心底思ったとき。
「――じゃあ次の問題。片桐」
「!!」
ぼんやりしていた音羽は、急にあてられ跳ね上がった。
「ええと……」
黒板に目を移すと、古文の現代語訳の問題だ。四択になっている。よかった、これなら分かる…。
「Bです」
「よし、正解。あんまりぼんやりするなよー、もうすぐテストなんだからな」
「はい……」
先生に指摘され、恥ずかしさに顔が赤くなった。が、とりあえず正解したのだから良しとしよう。
国語の問題で助かった。これが音羽の苦手な数学やら理科やらだったら一溜りもなかった。
ほっとした所で、音羽は先生に言われたテストの事を思い出し、今度は真面目に授業を聞き始めた。
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