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《其ノ弐拾玖》失恋の傷みの特効薬は新しい恋か美味いモン
❀
ぱち、と突然明るい電球の光が眼に突き刺さり、目覚めると…どうやら私は土方さんの腕を枕に眠っていたようだ。外はもうすっかり暗く、食堂の方から何やら騒がしい声が聞こえるので、夕食の時間だと推測できる。ちらりと彼の様子を伺ってみると、規則正しく静かに寝息を立て、閉じられた目から統一に伸びる睫毛が何とも綺麗で。漸く恋人の美しい寝顔を拝めたことにありがたく感謝すると共に、先刻の熱い目合いを思い出しては一気に顔が沸騰するのであった。
「……っつ……いたたたた……」
手が伸びる範囲に置いてあったペットボトルのお水を流し込み、お風呂に入ろうと身体を起こす。激しく抱き潰されたお陰かあまりの腰の痛さに一瞬ピキッと固まったが、どうにか床についた手で上半身を支えながら起き上がることが出来た。その瞬間に着物と畳が擦れる音で目を覚ました土方さんが、とろんとした寝ぼけ目を擦りながら私を見る。そして上半身のみを起こした私の腕をぐいっと引き寄せ、また自身の腕の中に閉じ込めるのだった。………もう、あなたはそうやって急に殺す気ですか?私を。
「……っ土方さん、?」
「………どこ行くんだよ」
「え?お風呂、ですけど……」
「ンなの後でいいだろ」
「……へ」
そう言いながら土方さんは抱きかかえるようにした私の頭のてっぺんにキスを落として、そのまま緩んだ目元で私の顔を見詰めてきた。まだどこか眠そうな顔が普段の仏頂面からは想像出来なくて…なんだか物凄く可愛い。それにこの突如訪れたデレ攻撃に耐性が無さ過ぎて、普通に照れっぱなしの私は間違っていないよね。うん。だけど嬉しすぎて舞い上がる気持ちに嘘はつけないので、私も素直にその背中に腕を回してくっつく。着流しから香る煙草と私の香水が混ざった匂いに胸がきゅんと狭くなった。
「……へへ、あったかい……」
「…………」
「……!ん、っ……ひ、じかたさ……?んん、…」
「………ン」
ぎゅう、と愛おしさのあまり強く抱き着いたら。突然土方さんが私の顎をくいっと上に向かせて、そのまま柔らかく穏やかなキスを何度も落としてきた。押し当てるだけ、でも土方さんの私を想う気持ちが痛いほど伝わって来て。こんな幸せがあるのなら、今まで起きた嫌なことなんてもう何もかもどうでも良くなる。…ねえ土方さん、私はあなたが隣に居てくれるだけで、こんなにも満たされているんだよ。___唇が名残惜しそうにそっと離れ、私が嬉しい気持ちを隠せずに微笑むと。土方さんも私の頬を指で撫でながらふっと柔らかい笑みをこぼした。
___大好きです、土方さん。
誰にも邪魔されることのない二人だけのささやかな時間。このまま、彼が私をたっぷりと愛してくれているまま、時が止まってしまえばいいのに。
・・・
突然俺の目の前に現れた天使。
結野アナ以来の…いやそれ以上の衝撃だった。見知った心底うぜー奴の背中からぴょこっと顔を出した女は、俺の心を一瞬で奪うにしては十分すぎる魅力があった。
結局土方クンの彼女ですとか言いやがるし、秒で恋して秒で失恋したと思いきや実はそれは嘘でしたーなんて。俺の心を引っ掻き回す天才かよ。総一郎クンから何とか携帯番号を聞き出して、会えない分電話やメールでしつこ…いや熱心にアプローチを繰り返してようやく取り付けたデートの約束。
『銀ちゃん久しぶり!会いたかったぁ』
正直可愛すぎて何回か死ぬかと思った、俺の理性が。そんな俺のドギマギには全く気が付かずにくっついてきたり楽しそうに上目遣いで微笑みかけてくる名前が、憎たらしくてそれ以上に愛おしかった。デートが楽しいと思ってくれてそーなのは明白だったから、酒の力も借りてやっぱり万事屋に引き抜こうとしたら断られて、それと同時に確信した。俺の入る隙はもう無いかもしれないほど、名前は土方クンに相当お熱なんだってこと。
お妙のバカのせいですまいるで働かせる羽目になった時も、快く引き受けてくれた。俺もついつい他の男にチヤホヤされる名前を見たくはなかったから、せめてもの意地で店に行って、ちょっとは進展あるかなーなんて思ったら結局税金泥棒共に囲まれる辞退になっちまうし。暴漢に襲われて震えた名前を抱き締めていたら分かりやすく土方クンの視線を感じたから、ちょっと助け舟出しちゃったりなんかして、敵に塩を送っちゃったりなんかして。でも名前が幸せならそれでいい。そう思っていたのは確かだったのに。
やっぱり男ってのは自分勝手で、好きな女を困らせてしまうものらしい。
ナイフを掴んだせいで怪我を負った右手の手当に懇親的に万事屋に通ってくれていた名前。罪滅しのつもりなんだろうがそれでも良かった。その証拠に俺の顔を見るなり気まずそうに俯いて、喋る言葉は痛かったよねごめんね、だけ。そうじゃねーって、お前とふたりきりになれるだけで幸せだって言ってんのに、どんだけ物分り悪ィんだよ。
すまいるで総一郎クンに聞いた話がどうも引っかかって、俺はついに問い詰めてしまった。名前の真選組での日常の話はよく聞かされていて、そこでよく出てくる総一郎クンの話。奴が名前を気に入って構っていることは容易く想像できた。だけどキスって。てっきり土方クンのことが好きだと思ってたのに、総一郎クンがその話を始めた時の名前の反応を見たら顔を真っ赤にして半端なく焦っていて。あー本当に何かあるんだな、と気づいた時にはもう、俺も我慢出来ずに好きだと口走っていた。
答えはわかっているけど返事は聞かなかった。いや、あわよくば俺のことを意識してくれねーかなとかそういう邪な期待はあったけど。その後日甘味屋でたまたま遭遇した時はなるべく自然に、ぎこちなくなりたくねーのは当たり前だから、いつも通り接していたのにやっぱりアイツが邪魔してくる。名前の腕を強引に引っ張って俺の頭を撫でる手から離れさせたニコ中マヨオタ野郎。つーか、何でこれで付き合ってねーの?マジでいい加減にしてくんない?協力してやる義理もなにもない、寧ろムカつくライバルの筈なのにどーもヤキモキする。どーせ名前への気持ちを拗らせすぎて変な方向に解釈してんだろうなとか呑気なことを考えながら、俺は女将の銀さんも頑張ってねなんて慰めをムー〇ィー勝山の如く右から左へ受け流しながらいちご大福を頬張っていた。
そして訪れた今日。
神楽が名前も誘いてーっつーからひとつ返事で了承したのはいいものの。
暫くぶりの再会、それにあんな別れ方をして気まずいのか一瞬たりとも目は合わずそのまま神楽に更衣室に引っ張られていった。相変わらず俺の事なんて何も意識してねーみたいな無防備な水着姿。流石に俺も鼻血たれそうなのを頑張って抑えてたけど。
『…あーーーー………っわざとやってる?それ。銀さんもう無理』
『え、………?』
触れたい衝動を抑えられずに、肩を抱いた手でそのまま頬を引き寄せて、え、俺何しようとしてんの今、ちゅーしそうになってんじゃんヤベーよマジで捕まるよと内心焦る気持ちを誤魔化すように強引に顔を近付けていったらまた邪魔された。そう、アイツに。顔面に思いっきり被せられた真っ黒の服を怒りに身を任せてひっぺ返すと、奴は不機嫌そうに俺を見下ろしてまた憎まれ口を叩く。___そこで俺は何となく気がついていた。以前のように、なんで俺もこんな風に止めてんのかわかんねェ、みたいな顔じゃなくって。理由がハッキリあって俺を牽制している、そんな顔つきだったから。ああ、遂に上手くいったのね、なんてひとりで納得して。
でも必死に、奴に状況を説明する名前の腕を引っ張ってなんとも微妙な顔をしてしまったのは反省している。名前の顔が切なそうに歪んで、俺の気持ちにははっきり答えられない、と言いかけたその時、痺れを切らした土方クンが名前の手を引いて出口まで歩き出した。相当キレているのは分かってたけど、いや、キレたいのこっちなんですけど。いつもいつも邪魔されまくってそんで結局オメーに負けてんですけど。結構いちばん報われない当て馬ポジションで終わっちまったんですけど。みたいな気持ちを押し殺して、慌てて振り返る名前に手を振った。うん、銀さんはお前が幸せなら良いよ、それで。いやマジで。んーやっぱごめんウソちょっとは悔しいけど。その代わり土方クンとケンカしたら真っ先に俺んとこきますよーに!寝とっちまうからなコノヤロー。
「オーイ神楽ァ。これやる」
「アァン?いらねーヨオッサンの口付けた飲みも……エェエ!?!?銀ちゃん、ちょ、マジアルか!?」
いつもより特段苦く感じるいちご牛乳を神楽に押し付けて、銀ちゃんが好物譲るなんて病気に違いねーヨー!!!と騒がしい声を背に俺はのそのそと布団に入った。あー今頃あの二人ヤってんのかな、絶対ヤる雰囲気だよあれは、あのムッツリクン絶対精巣爆発してるよ、聖〇爆裂ボーイだよ、と下世話な想像をしていたらちょっと鼻の奥にツンと来たので大人しく目を閉じました。銀さん今回は大人しく敗北を認めます。
完。
(………やっぱ俺のハニーは結野アナだけよ!!!)
(土方さん、お風呂一緒に入りま…す?)
(…いいよ)
(え!いいんだ)
(…そういやお前あんなとこにホクロあったんだな)
(……ま、マジでやめてください、何ですかその笑いを堪える顔!?!?そんな面白いところにあったの、え、知らない)
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ぱち、と突然明るい電球の光が眼に突き刺さり、目覚めると…どうやら私は土方さんの腕を枕に眠っていたようだ。外はもうすっかり暗く、食堂の方から何やら騒がしい声が聞こえるので、夕食の時間だと推測できる。ちらりと彼の様子を伺ってみると、規則正しく静かに寝息を立て、閉じられた目から統一に伸びる睫毛が何とも綺麗で。漸く恋人の美しい寝顔を拝めたことにありがたく感謝すると共に、先刻の熱い目合いを思い出しては一気に顔が沸騰するのであった。
「……っつ……いたたたた……」
手が伸びる範囲に置いてあったペットボトルのお水を流し込み、お風呂に入ろうと身体を起こす。激しく抱き潰されたお陰かあまりの腰の痛さに一瞬ピキッと固まったが、どうにか床についた手で上半身を支えながら起き上がることが出来た。その瞬間に着物と畳が擦れる音で目を覚ました土方さんが、とろんとした寝ぼけ目を擦りながら私を見る。そして上半身のみを起こした私の腕をぐいっと引き寄せ、また自身の腕の中に閉じ込めるのだった。………もう、あなたはそうやって急に殺す気ですか?私を。
「……っ土方さん、?」
「………どこ行くんだよ」
「え?お風呂、ですけど……」
「ンなの後でいいだろ」
「……へ」
そう言いながら土方さんは抱きかかえるようにした私の頭のてっぺんにキスを落として、そのまま緩んだ目元で私の顔を見詰めてきた。まだどこか眠そうな顔が普段の仏頂面からは想像出来なくて…なんだか物凄く可愛い。それにこの突如訪れたデレ攻撃に耐性が無さ過ぎて、普通に照れっぱなしの私は間違っていないよね。うん。だけど嬉しすぎて舞い上がる気持ちに嘘はつけないので、私も素直にその背中に腕を回してくっつく。着流しから香る煙草と私の香水が混ざった匂いに胸がきゅんと狭くなった。
「……へへ、あったかい……」
「…………」
「……!ん、っ……ひ、じかたさ……?んん、…」
「………ン」
ぎゅう、と愛おしさのあまり強く抱き着いたら。突然土方さんが私の顎をくいっと上に向かせて、そのまま柔らかく穏やかなキスを何度も落としてきた。押し当てるだけ、でも土方さんの私を想う気持ちが痛いほど伝わって来て。こんな幸せがあるのなら、今まで起きた嫌なことなんてもう何もかもどうでも良くなる。…ねえ土方さん、私はあなたが隣に居てくれるだけで、こんなにも満たされているんだよ。___唇が名残惜しそうにそっと離れ、私が嬉しい気持ちを隠せずに微笑むと。土方さんも私の頬を指で撫でながらふっと柔らかい笑みをこぼした。
___大好きです、土方さん。
誰にも邪魔されることのない二人だけのささやかな時間。このまま、彼が私をたっぷりと愛してくれているまま、時が止まってしまえばいいのに。
・・・
突然俺の目の前に現れた天使。
結野アナ以来の…いやそれ以上の衝撃だった。見知った心底うぜー奴の背中からぴょこっと顔を出した女は、俺の心を一瞬で奪うにしては十分すぎる魅力があった。
結局土方クンの彼女ですとか言いやがるし、秒で恋して秒で失恋したと思いきや実はそれは嘘でしたーなんて。俺の心を引っ掻き回す天才かよ。総一郎クンから何とか携帯番号を聞き出して、会えない分電話やメールでしつこ…いや熱心にアプローチを繰り返してようやく取り付けたデートの約束。
『銀ちゃん久しぶり!会いたかったぁ』
正直可愛すぎて何回か死ぬかと思った、俺の理性が。そんな俺のドギマギには全く気が付かずにくっついてきたり楽しそうに上目遣いで微笑みかけてくる名前が、憎たらしくてそれ以上に愛おしかった。デートが楽しいと思ってくれてそーなのは明白だったから、酒の力も借りてやっぱり万事屋に引き抜こうとしたら断られて、それと同時に確信した。俺の入る隙はもう無いかもしれないほど、名前は土方クンに相当お熱なんだってこと。
お妙のバカのせいですまいるで働かせる羽目になった時も、快く引き受けてくれた。俺もついつい他の男にチヤホヤされる名前を見たくはなかったから、せめてもの意地で店に行って、ちょっとは進展あるかなーなんて思ったら結局税金泥棒共に囲まれる辞退になっちまうし。暴漢に襲われて震えた名前を抱き締めていたら分かりやすく土方クンの視線を感じたから、ちょっと助け舟出しちゃったりなんかして、敵に塩を送っちゃったりなんかして。でも名前が幸せならそれでいい。そう思っていたのは確かだったのに。
やっぱり男ってのは自分勝手で、好きな女を困らせてしまうものらしい。
ナイフを掴んだせいで怪我を負った右手の手当に懇親的に万事屋に通ってくれていた名前。罪滅しのつもりなんだろうがそれでも良かった。その証拠に俺の顔を見るなり気まずそうに俯いて、喋る言葉は痛かったよねごめんね、だけ。そうじゃねーって、お前とふたりきりになれるだけで幸せだって言ってんのに、どんだけ物分り悪ィんだよ。
すまいるで総一郎クンに聞いた話がどうも引っかかって、俺はついに問い詰めてしまった。名前の真選組での日常の話はよく聞かされていて、そこでよく出てくる総一郎クンの話。奴が名前を気に入って構っていることは容易く想像できた。だけどキスって。てっきり土方クンのことが好きだと思ってたのに、総一郎クンがその話を始めた時の名前の反応を見たら顔を真っ赤にして半端なく焦っていて。あー本当に何かあるんだな、と気づいた時にはもう、俺も我慢出来ずに好きだと口走っていた。
答えはわかっているけど返事は聞かなかった。いや、あわよくば俺のことを意識してくれねーかなとかそういう邪な期待はあったけど。その後日甘味屋でたまたま遭遇した時はなるべく自然に、ぎこちなくなりたくねーのは当たり前だから、いつも通り接していたのにやっぱりアイツが邪魔してくる。名前の腕を強引に引っ張って俺の頭を撫でる手から離れさせたニコ中マヨオタ野郎。つーか、何でこれで付き合ってねーの?マジでいい加減にしてくんない?協力してやる義理もなにもない、寧ろムカつくライバルの筈なのにどーもヤキモキする。どーせ名前への気持ちを拗らせすぎて変な方向に解釈してんだろうなとか呑気なことを考えながら、俺は女将の銀さんも頑張ってねなんて慰めをムー〇ィー勝山の如く右から左へ受け流しながらいちご大福を頬張っていた。
そして訪れた今日。
神楽が名前も誘いてーっつーからひとつ返事で了承したのはいいものの。
暫くぶりの再会、それにあんな別れ方をして気まずいのか一瞬たりとも目は合わずそのまま神楽に更衣室に引っ張られていった。相変わらず俺の事なんて何も意識してねーみたいな無防備な水着姿。流石に俺も鼻血たれそうなのを頑張って抑えてたけど。
『…あーーーー………っわざとやってる?それ。銀さんもう無理』
『え、………?』
触れたい衝動を抑えられずに、肩を抱いた手でそのまま頬を引き寄せて、え、俺何しようとしてんの今、ちゅーしそうになってんじゃんヤベーよマジで捕まるよと内心焦る気持ちを誤魔化すように強引に顔を近付けていったらまた邪魔された。そう、アイツに。顔面に思いっきり被せられた真っ黒の服を怒りに身を任せてひっぺ返すと、奴は不機嫌そうに俺を見下ろしてまた憎まれ口を叩く。___そこで俺は何となく気がついていた。以前のように、なんで俺もこんな風に止めてんのかわかんねェ、みたいな顔じゃなくって。理由がハッキリあって俺を牽制している、そんな顔つきだったから。ああ、遂に上手くいったのね、なんてひとりで納得して。
でも必死に、奴に状況を説明する名前の腕を引っ張ってなんとも微妙な顔をしてしまったのは反省している。名前の顔が切なそうに歪んで、俺の気持ちにははっきり答えられない、と言いかけたその時、痺れを切らした土方クンが名前の手を引いて出口まで歩き出した。相当キレているのは分かってたけど、いや、キレたいのこっちなんですけど。いつもいつも邪魔されまくってそんで結局オメーに負けてんですけど。結構いちばん報われない当て馬ポジションで終わっちまったんですけど。みたいな気持ちを押し殺して、慌てて振り返る名前に手を振った。うん、銀さんはお前が幸せなら良いよ、それで。いやマジで。んーやっぱごめんウソちょっとは悔しいけど。その代わり土方クンとケンカしたら真っ先に俺んとこきますよーに!寝とっちまうからなコノヤロー。
「オーイ神楽ァ。これやる」
「アァン?いらねーヨオッサンの口付けた飲みも……エェエ!?!?銀ちゃん、ちょ、マジアルか!?」
いつもより特段苦く感じるいちご牛乳を神楽に押し付けて、銀ちゃんが好物譲るなんて病気に違いねーヨー!!!と騒がしい声を背に俺はのそのそと布団に入った。あー今頃あの二人ヤってんのかな、絶対ヤる雰囲気だよあれは、あのムッツリクン絶対精巣爆発してるよ、聖〇爆裂ボーイだよ、と下世話な想像をしていたらちょっと鼻の奥にツンと来たので大人しく目を閉じました。銀さん今回は大人しく敗北を認めます。
完。
(………やっぱ俺のハニーは結野アナだけよ!!!)
(土方さん、お風呂一緒に入りま…す?)
(…いいよ)
(え!いいんだ)
(…そういやお前あんなとこにホクロあったんだな)
(……ま、マジでやめてください、何ですかその笑いを堪える顔!?!?そんな面白いところにあったの、え、知らない)