Main Story
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《其ノ弐》出会いは必然、別れは突然
❀
「…それでだな、名前」
「はい…」
「お前、どーすんだこれから」
…し、知るかァァァァそんなのォォォ!って思わずツッコミを入れてしまいそうな土方さんのアホな問いかけ。
そんなん知らないですよ、こっちが聞きてぇよ。馬鹿ですか土方さん!私何もないんですよ!あっ…待って、ポケットの中に…携帯あったァァァ!
「……何だんな百面相して」
「…け、っ…携帯…あった…!」
「…お前ホンット忙しい奴だな…」
確かにコロコロ話題が変わって忙しいな。
でも今はこの喜びを噛み締めさせてください土方さん…!…あっ、でもやっぱ圏外か…しかも電話帳の連絡先もラ〇ンの友達も全部消えてる。…ただの意味無し携帯。…悲しいな。
「…この世界じゃあただのガラクタでした」
「…そりゃ残念なこった」
そんな虚しい会話もつかの間、突然爆音と共に真っ赤な炎に包まれた土方部屋(さも当然かのように)。こんなことをするのはそう、勿論、あのクソガキサディスティック野郎しかいないに決まってるじゃないですか。
…てか待って、私、助かった…?
しかもこれ、もしかしなくても、土方さんの腕の中に居るンンンン!?!?
「…ひひひひひ(じかたさんんんんうおおお)」
「…総悟ォ、毎朝爆音で起こしに来るなんざご苦労なこった…俺も良い部下を持ったモンだ」
「土方さんこそ、ンな上玉大事そうに抱えて朝っぱらからお盛んですかィ?嬢ちゃん、この男に誑かされたンなら早めに手を引いた方がいいですぜィつか気持ち悪ィからさっさと死ねよ土方コノヤロー」
「…っ好き勝手抜かしやがんじゃねェェ!」
いや、ホンット…もうこれ以上は私の心臓が持たない気がするのでさっさと離してくださいよ土方さん…(照) ていうか、私生であの沖田くんを見てる…?きゃー!想像通りのベビーフェイスに江戸っ子口調!流石真選組一の癒し系!…って嘘つけよ。
「ひ、土方さん…マジでお願いします…そろそろ私心臓捻り潰されそうなんで離してください…」
「…っうぉ!悪ィ…完全無意識だった」
はあ…ホンマに心臓止まるかと思った。
取り敢えずこの世界での初・抱きつかれは土方さんということで問題無いですね?
とそんな気持ち悪い思考で頭がいっぱいになった瞬間…
「つーか、何モンなんでィオマエさんは」
沖田くんに木の棒で顎をつつかれる。
…嗚呼、これじゃあまるで沖田くんにとってのモノ珍しいおもちゃよ…ってそんなことあってたまるもんですかィ!まさにこういう時こそ歳上大人の色気を発揮するのよ、名前!
そう即座に判断した私は、彼の頬を両手で掴んでずいっと顔を勢い良く近付けてやった。
当然、驚いたように目を見開く沖田くん。
…イイぞイイぞ、中々イイじゃないか。
これ、私に靡くのも時間の問題じゃないの?
「…あんまり大人をからかっちゃだめだよ」
「……ッ!」
「オイオイ、俺ァ一体何見せつけられてンだよ…」
沖田くんは不服そうに私の手を引っぺ返してあかんべをしてきた。心做しか顔も赤い気がする。非常にガキ臭いけど、こういうとこだけ見てれば本当に可愛いんだなあ。
「…質問の答えになってねェ」
「言ったら引くと思うけど、言おうか?」
「…馬鹿な女。…さっきの質問の答え。俺はそれ以上なんざ求めちゃいねェんでさァ」
よし、気合い入れっぞ私!さっきの土方さんの時みたいに、少し多めに息を吸う。そんな私を凝視している沖田くん。
非常に愉快です、さて、一体彼はどんな反応をするのでしょーかっ!
「沖田総悟身長170cm体重58kg誕生日7月8日星座はかに座…はーっ。真選組一番隊隊長未成年の癖に酒好き見た目は中性的で甘いマスクの持ち主しかし好戦的かつ腹黒、毒舌、ドSであるがどこかナイーブで打たれ弱く不器用…はーっ。勤務中にも関わらずお気に入りのアイマスクを付けて寝るなどサボリ気味。…ふぅ」
「…何コイツくっそ気持ち悪ィ」
「デスヨネー」
「だがよォ総悟、これにはちゃんと理由っつーモンがあんだよ。なあ?名前」
「~っはい!」
土方さんが私の肩を抱いて顔を覗き込んで…
なんてイケメンなんでしょう土方さんっ…!
そんな話は置いておいて、ちゃんと沖田くんにわけを話さないと、ずっと誤解されたままだからね。
「…私、異世界から来たんです
沖田くんは私の世界では漫画の登場人物」
あれ、なんかこのセリフ、デジャヴ。
確か土方さんの時もこんなセリフを言ったんだよなあ。当然沖田くんはいかにも不審げな目で私を見る。確かに頭おかしい発言かもしれないけど、本当なんだってばあああ!
「…まーでも、確かに有り得ない話だが
さっきのあんな個人情報言い当てられちまったらなァ」
「…へっ」
あれ、案外、呆気なく信じてもらえた…。
沖田くんって結構ものわかり良いのかも。
なんか、かなり嬉しい…かもしれない。
「信じてくれてありがとう、沖田くん」
「…別に」
ふい、と私から視線を逸らす沖田くんは、
やっぱり画面越しよりも百倍可愛く見えた。
そんな彼を見ていると私も自然と笑みがこぼれてくる。
「…名前は?」
「苗字名前です。」
「…顔とは裏腹に綺麗な名前」
「褒めてんのか貶してんのか分かんないんですけどぅ…」
と、そんなこんなで沖田くんとの面識完了。
完。
( テメェ他所からやって来といて手土産のひとつもなしですかィ )
( いや、自分の意思で来たわけじゃねーからないのよ )
( 気の利かねェクソ女だねィ )
( ねえ人の話聞ける? )
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「…それでだな、名前」
「はい…」
「お前、どーすんだこれから」
…し、知るかァァァァそんなのォォォ!って思わずツッコミを入れてしまいそうな土方さんのアホな問いかけ。
そんなん知らないですよ、こっちが聞きてぇよ。馬鹿ですか土方さん!私何もないんですよ!あっ…待って、ポケットの中に…携帯あったァァァ!
「……何だんな百面相して」
「…け、っ…携帯…あった…!」
「…お前ホンット忙しい奴だな…」
確かにコロコロ話題が変わって忙しいな。
でも今はこの喜びを噛み締めさせてください土方さん…!…あっ、でもやっぱ圏外か…しかも電話帳の連絡先もラ〇ンの友達も全部消えてる。…ただの意味無し携帯。…悲しいな。
「…この世界じゃあただのガラクタでした」
「…そりゃ残念なこった」
そんな虚しい会話もつかの間、突然爆音と共に真っ赤な炎に包まれた土方部屋(さも当然かのように)。こんなことをするのはそう、勿論、あのクソガキサディスティック野郎しかいないに決まってるじゃないですか。
…てか待って、私、助かった…?
しかもこれ、もしかしなくても、土方さんの腕の中に居るンンンン!?!?
「…ひひひひひ(じかたさんんんんうおおお)」
「…総悟ォ、毎朝爆音で起こしに来るなんざご苦労なこった…俺も良い部下を持ったモンだ」
「土方さんこそ、ンな上玉大事そうに抱えて朝っぱらからお盛んですかィ?嬢ちゃん、この男に誑かされたンなら早めに手を引いた方がいいですぜィつか気持ち悪ィからさっさと死ねよ土方コノヤロー」
「…っ好き勝手抜かしやがんじゃねェェ!」
いや、ホンット…もうこれ以上は私の心臓が持たない気がするのでさっさと離してくださいよ土方さん…(照) ていうか、私生であの沖田くんを見てる…?きゃー!想像通りのベビーフェイスに江戸っ子口調!流石真選組一の癒し系!…って嘘つけよ。
「ひ、土方さん…マジでお願いします…そろそろ私心臓捻り潰されそうなんで離してください…」
「…っうぉ!悪ィ…完全無意識だった」
はあ…ホンマに心臓止まるかと思った。
取り敢えずこの世界での初・抱きつかれは土方さんということで問題無いですね?
とそんな気持ち悪い思考で頭がいっぱいになった瞬間…
「つーか、何モンなんでィオマエさんは」
沖田くんに木の棒で顎をつつかれる。
…嗚呼、これじゃあまるで沖田くんにとってのモノ珍しいおもちゃよ…ってそんなことあってたまるもんですかィ!まさにこういう時こそ歳上大人の色気を発揮するのよ、名前!
そう即座に判断した私は、彼の頬を両手で掴んでずいっと顔を勢い良く近付けてやった。
当然、驚いたように目を見開く沖田くん。
…イイぞイイぞ、中々イイじゃないか。
これ、私に靡くのも時間の問題じゃないの?
「…あんまり大人をからかっちゃだめだよ」
「……ッ!」
「オイオイ、俺ァ一体何見せつけられてンだよ…」
沖田くんは不服そうに私の手を引っぺ返してあかんべをしてきた。心做しか顔も赤い気がする。非常にガキ臭いけど、こういうとこだけ見てれば本当に可愛いんだなあ。
「…質問の答えになってねェ」
「言ったら引くと思うけど、言おうか?」
「…馬鹿な女。…さっきの質問の答え。俺はそれ以上なんざ求めちゃいねェんでさァ」
よし、気合い入れっぞ私!さっきの土方さんの時みたいに、少し多めに息を吸う。そんな私を凝視している沖田くん。
非常に愉快です、さて、一体彼はどんな反応をするのでしょーかっ!
「沖田総悟身長170cm体重58kg誕生日7月8日星座はかに座…はーっ。真選組一番隊隊長未成年の癖に酒好き見た目は中性的で甘いマスクの持ち主しかし好戦的かつ腹黒、毒舌、ドSであるがどこかナイーブで打たれ弱く不器用…はーっ。勤務中にも関わらずお気に入りのアイマスクを付けて寝るなどサボリ気味。…ふぅ」
「…何コイツくっそ気持ち悪ィ」
「デスヨネー」
「だがよォ総悟、これにはちゃんと理由っつーモンがあんだよ。なあ?名前」
「~っはい!」
土方さんが私の肩を抱いて顔を覗き込んで…
なんてイケメンなんでしょう土方さんっ…!
そんな話は置いておいて、ちゃんと沖田くんにわけを話さないと、ずっと誤解されたままだからね。
「…私、異世界から来たんです
沖田くんは私の世界では漫画の登場人物」
あれ、なんかこのセリフ、デジャヴ。
確か土方さんの時もこんなセリフを言ったんだよなあ。当然沖田くんはいかにも不審げな目で私を見る。確かに頭おかしい発言かもしれないけど、本当なんだってばあああ!
「…まーでも、確かに有り得ない話だが
さっきのあんな個人情報言い当てられちまったらなァ」
「…へっ」
あれ、案外、呆気なく信じてもらえた…。
沖田くんって結構ものわかり良いのかも。
なんか、かなり嬉しい…かもしれない。
「信じてくれてありがとう、沖田くん」
「…別に」
ふい、と私から視線を逸らす沖田くんは、
やっぱり画面越しよりも百倍可愛く見えた。
そんな彼を見ていると私も自然と笑みがこぼれてくる。
「…名前は?」
「苗字名前です。」
「…顔とは裏腹に綺麗な名前」
「褒めてんのか貶してんのか分かんないんですけどぅ…」
と、そんなこんなで沖田くんとの面識完了。
完。
( テメェ他所からやって来といて手土産のひとつもなしですかィ )
( いや、自分の意思で来たわけじゃねーからないのよ )
( 気の利かねェクソ女だねィ )
( ねえ人の話聞ける? )