壱話 幸先悪いスタート
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「見習い審神者 ○○○○○号 殿
下記の日付に政府へ来られたし
来る際には添付した文書の持ち物を持参すること
2月5日 11時 応接室0番
時の政府」
たったそれだけ書かれた手紙。これを読んだ檜垣夫婦は厭らしく笑い、さっさと行けと言うように私を部屋から追い出した。
(ついに、きた)
ついにこの時が。
養成所を卒業し、研修を重ねてまる一年。ようやく政府から通達がきた。
(生半可な気持ちで望む訳にはいかない)
ぎゅ、と手を握りしめ、政府に向かう準備をするべく自室へ向かった。