闇の中の光 まとめ読み
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モンティーユ村には、起源こそ分からないものの、8つの能力が遺伝的に受け継がれる
赤、青、黄、紫、桃、緑、白
そして黒
モンティーユ村の血を少しでも受け継いでいる者は、最初の7つの内どれか1つの能力を有する
黒は微力ながら全員有するが、自在には操れない
感情が高ぶった時や自分の命の危機がさらされいる時に強制的に発動する
発動した後は極度な疲労感に襲われ、元々疲労が溜まっていたり長時間発動した後は睡眠状態に陥る
そして、それぞれの能力には守護神が宿っているの
赤の能力者には赤の守護神が、といったようにね
守護神が自分を認めてくれれば対話もできる
でも彼らは実体があるわけじゃなくて精神的なものだから、具現化はできない
余程のことがない限り自分の体を乗っ取ったりはしない
おそらく、私がベルに「主人」と言ったのはその守護神のことだと思う
だから、ベルに話しかけたのはきっと、緊急事態と判断したから私の体に憑依?して助けを求めたのね
で、黒についてだけど……
これが「忌み子」の正体
黒は全員微力ながら持ってる潜在的な能力
でも、それが強すぎたらとんでもない災いをもたらすの
だから、大体10年に1度くらいにそんな子が産まれてくるんだけど、忌み子と分かった時点で殺さなければならない
これが村の掟
私はそうだと判明した時点でその掟通り殺されるはずだった
でも、私のお母さんはそれを拒み、私と弟を連れて村から逃げた
すぐにバレて屈強な村の男が数人追って来たんだけどね
「今すぐローズ(これは私の本名)を差し出すのなら逃げ出したことは許す」
この条件をお母さんは応じなかった
その瞬間、お母さんは銃で撃たれた
何であの辺鄙な村にそんな代物があったかなんて、今考えれば不思議で仕方ない
倒れるお母さんに駆け寄ったお兄ちゃんも容赦なく同じ目に遭わされた
2人とも致命傷ではなかったはず
だけど、幼かった当時の私にそんなこと分かるはずもなく……
それからの記憶は少し飛んでる
私の頭に残ってる次のシーンは、男たちが血まみれになって倒れている場面だった
1人は命からがら逃げていたけど
振り向けば弱々しく呼吸する母と兄の姿
ここからのことはあまり覚えていない
でも、〝黒の狂犬〟としての始まりであることは確か
それからしばらくは辛くて寂しくて苦しい逃亡生活の日々だった
追い詰められては殺し、追い詰められては殺し、逃げて、逃げて……
最終的には「もうお前を追わないから、この村に二度と近寄るな、関わるな」って言われたわ
噂を聞きつけて私を迎え入れてくれたファミリーも、私の暴走は止められなかった
「忌み子」
「黒」が精神を食らいつくし、身体を乗っ取り、破壊しつくす
パワーは計り知れないけど、その分生命エネルギーの消耗が激しいから長生きはしない
でもやはり被害が尋常じゃないから殺す
村の掟
私は精神を食われまいと何とか耐えてはいるけど、年に1度、私の精神を食らい身体を乗っ取ろうと「黒」が牙を向ける
それが暴走の原因
そして、今まさにその状態ってわけ
赤、青、黄、紫、桃、緑、白
そして黒
モンティーユ村の血を少しでも受け継いでいる者は、最初の7つの内どれか1つの能力を有する
黒は微力ながら全員有するが、自在には操れない
感情が高ぶった時や自分の命の危機がさらされいる時に強制的に発動する
発動した後は極度な疲労感に襲われ、元々疲労が溜まっていたり長時間発動した後は睡眠状態に陥る
そして、それぞれの能力には守護神が宿っているの
赤の能力者には赤の守護神が、といったようにね
守護神が自分を認めてくれれば対話もできる
でも彼らは実体があるわけじゃなくて精神的なものだから、具現化はできない
余程のことがない限り自分の体を乗っ取ったりはしない
おそらく、私がベルに「主人」と言ったのはその守護神のことだと思う
だから、ベルに話しかけたのはきっと、緊急事態と判断したから私の体に憑依?して助けを求めたのね
で、黒についてだけど……
これが「忌み子」の正体
黒は全員微力ながら持ってる潜在的な能力
でも、それが強すぎたらとんでもない災いをもたらすの
だから、大体10年に1度くらいにそんな子が産まれてくるんだけど、忌み子と分かった時点で殺さなければならない
これが村の掟
私はそうだと判明した時点でその掟通り殺されるはずだった
でも、私のお母さんはそれを拒み、私と弟を連れて村から逃げた
すぐにバレて屈強な村の男が数人追って来たんだけどね
「今すぐローズ(これは私の本名)を差し出すのなら逃げ出したことは許す」
この条件をお母さんは応じなかった
その瞬間、お母さんは銃で撃たれた
何であの辺鄙な村にそんな代物があったかなんて、今考えれば不思議で仕方ない
倒れるお母さんに駆け寄ったお兄ちゃんも容赦なく同じ目に遭わされた
2人とも致命傷ではなかったはず
だけど、幼かった当時の私にそんなこと分かるはずもなく……
それからの記憶は少し飛んでる
私の頭に残ってる次のシーンは、男たちが血まみれになって倒れている場面だった
1人は命からがら逃げていたけど
振り向けば弱々しく呼吸する母と兄の姿
ここからのことはあまり覚えていない
でも、〝黒の狂犬〟としての始まりであることは確か
それからしばらくは辛くて寂しくて苦しい逃亡生活の日々だった
追い詰められては殺し、追い詰められては殺し、逃げて、逃げて……
最終的には「もうお前を追わないから、この村に二度と近寄るな、関わるな」って言われたわ
噂を聞きつけて私を迎え入れてくれたファミリーも、私の暴走は止められなかった
「忌み子」
「黒」が精神を食らいつくし、身体を乗っ取り、破壊しつくす
パワーは計り知れないけど、その分生命エネルギーの消耗が激しいから長生きはしない
でもやはり被害が尋常じゃないから殺す
村の掟
私は精神を食われまいと何とか耐えてはいるけど、年に1度、私の精神を食らい身体を乗っ取ろうと「黒」が牙を向ける
それが暴走の原因
そして、今まさにその状態ってわけ