闇の中の光 まとめ読み
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
オレは防犯カメラに撮られないようにしながら侵入しやすそうな場所を探した
暗殺の場合は見つかるのはタブーだけど、今回は殲滅……皆殺し
派手に暴れても大丈夫ってことか
なら、侵入口はどこでもいっか
何でこそこそしてたんだろオレ、カッコ悪
そう思いつつ、懐からナイフを取りだし、壁をスパッと斬った
少し遅れて警報が鳴った
そしてすぐにスーツ姿の男たちが姿を現した
「侵入者はこっちだ!」
「な、ガキ1人?舐めてんのか!?」
舐めてんのはどっちだよ
目の前のやつらはオレの獲物に気付き、銃を取り出した
「よく分からんが、死ねや!」
威勢のいい声は聞こえたけど、いつまで経っても銃声は鳴らない
だってトリガーに指をかける前にオレがその銃を刻んだんだもん
遅っせぇ
オレは標的どもが焦っている間に屋敷の中に入り、駆け抜けた
そのついでに邪魔なやつは刻んだ
つまんねーの
もっと遊んでくれるやついねーの?
その時、ガシャンという音と共に再び警報が鳴った
エルザも動いたか
オレも遊ぼーっと
もちろん実力者は期待できねーから数で
流れ的な下からかなー?
どうでもいっか
適当にやってけばその内終わるだろ
任務開始時間からおよそ3時間半
ボスが言った通り、人数だけは立派なもんだ
もっと言うならば武器と屋敷の広さも立派
ただ、それを扱うやつらとそこに住んでいるやつらが残念なほど低能
「う……く、来るなァァァ!」
ほら、機関銃を乱射するこいつも、ただのビビりじゃん
生半可な気持ちでボンゴレに喧嘩売ったのが運の尽きだっつーの
ま、今は弱っちぃけど成長したら間違いなく脅威になりそうなファミリーだし?
王子としてはもっと強くなったこいつらと遊びたかったんだけど、危険因子は早めに潰すっつーのが組織としての得策だし?
とどのつまり、運命と受け止めて死んどけってこと
オレは天井にナイフを刺し、それを取っ手として使い、銃弾を避けた
銃弾はむなしく下を通過した
機関銃の男──オレの担当場所にいる最後の1人は顔面蒼白で天井にぶら下がっているオレを見上げている
やっぱただのビビりじゃん
オレは天井を蹴り、床に着地した
「あ、あああ……た、頼む。殺さないでくれ。な、何でもする」
「ししし、何でもしてくれんの?嬉しーなー。じゃあ……」
死ねよ
無情にも胸に刺さったナイフは男の命を奪った
これでオレの担当場所のやつらは皆殺ししたかな?
無線でエルザに知らせるか
そう思ったとき、耳障りなノイズと共に無線が入った
『ベ、ル……?こっちに……来ちゃ……ダ、メ』
「あ?何があった?エルザ、聞こえる?おーい」
返事がないままブツリと無線が切れた
何なんだよ、ったく
エルザも下から上に向かって片付けていったのなら、おそらくオレと同じ最上階にいるだろう
とりあえず、エルザの担当場所である東の方に走った
一応1つ1つの扉を開けてエルザがいるかどうか確かめる
どこにもいない
どこにいるんだよ、イライラするっ……!
あれ?何で王子がイライラしてんの?
イライラを発散させるために強めに扉を開いた
ここにもいない
無駄に豪華な造りの弊害が今ここに出てきやがった
直線の廊下に面した部屋は全部調べた
まさかこの階にいないとか?
そう思いつつ角を曲がった
再び直線に伸びる廊下の奥には死体が1つ横たわっていた
……違う、あれは死体じゃない
「エルザ!?」
エルザの近くまで駆け寄った
エルザはある扉の前で倒れていた
見た目がシンメトリーなら中身もシンメトリー
確か、この扉の先にある部屋はバカみたいに広かった気がする
ここに潜んでいたやつらと相討ちになったのか?
でも、エルザに外傷らしい外傷はないし……
この扉の向こうで何が起きた?
ていうか、何で廊下で倒れてんのこいつ
横たわっているエルザを壁にもたれかけさせて、扉を開いた
……誰が考えたんだろう
「血の海、死体の山」
まさにこの言葉にぴったりの光景だった
白く美しい壁は赤い斑点でまみれて、部屋の中心にはたくさんの元人間が山積みになっていた
おかしい
普段エルザは汚れるのが嫌とか言って、標的にあまり血を流させないようにして殺している
なのにこの死体、わざと大量出血するような殺され方を……
しかもよく見ると全員に大きな傷痕が残っている
巨大な何かの爪でひっかかれたような3本の傷痕
ワケ、分かんねー
とりあえず、もう人の気配はないし任務完了かな?
残党がいればシタッパが何とかするだろう
オレは無線をつけた
「任務完了。今すぐ屋敷の前に来い」
『はっ。かしこまりました』
それだけやり取りして、無線を切った
その時、何かがチカッと光り、オレの目に射した
眩しい、何だよ
またペンダント落としてんじゃねーだろうなこいつ
窓の外を見ると朝陽が昇っていた
もう夜明けか
さっさと退散しよ
そして、謎が残っている部屋をあとにしてエルザを担いだ
ったく、王子にこんなことさせんなよ
ていうか報告書書くのオレじゃん
めんどくせー
王子を煩わせるなっつーの
オレは門の前で迎えの車を待った
報告書も書かなきゃなんねーし、マーモンに頼みたいことできたし……
あいつに頼み事は癪だけど、金さえ払えば何でもやってくれるしな
まず戻ったらエルザを部屋に置いてきて、王子はシャワー浴びて寝て報告書書いて提出して……
この様子じゃやることいっぱいあるなー
暗殺の場合は見つかるのはタブーだけど、今回は殲滅……皆殺し
派手に暴れても大丈夫ってことか
なら、侵入口はどこでもいっか
何でこそこそしてたんだろオレ、カッコ悪
そう思いつつ、懐からナイフを取りだし、壁をスパッと斬った
少し遅れて警報が鳴った
そしてすぐにスーツ姿の男たちが姿を現した
「侵入者はこっちだ!」
「な、ガキ1人?舐めてんのか!?」
舐めてんのはどっちだよ
目の前のやつらはオレの獲物に気付き、銃を取り出した
「よく分からんが、死ねや!」
威勢のいい声は聞こえたけど、いつまで経っても銃声は鳴らない
だってトリガーに指をかける前にオレがその銃を刻んだんだもん
遅っせぇ
オレは標的どもが焦っている間に屋敷の中に入り、駆け抜けた
そのついでに邪魔なやつは刻んだ
つまんねーの
もっと遊んでくれるやついねーの?
その時、ガシャンという音と共に再び警報が鳴った
エルザも動いたか
オレも遊ぼーっと
もちろん実力者は期待できねーから数で
流れ的な下からかなー?
どうでもいっか
適当にやってけばその内終わるだろ
任務開始時間からおよそ3時間半
ボスが言った通り、人数だけは立派なもんだ
もっと言うならば武器と屋敷の広さも立派
ただ、それを扱うやつらとそこに住んでいるやつらが残念なほど低能
「う……く、来るなァァァ!」
ほら、機関銃を乱射するこいつも、ただのビビりじゃん
生半可な気持ちでボンゴレに喧嘩売ったのが運の尽きだっつーの
ま、今は弱っちぃけど成長したら間違いなく脅威になりそうなファミリーだし?
王子としてはもっと強くなったこいつらと遊びたかったんだけど、危険因子は早めに潰すっつーのが組織としての得策だし?
とどのつまり、運命と受け止めて死んどけってこと
オレは天井にナイフを刺し、それを取っ手として使い、銃弾を避けた
銃弾はむなしく下を通過した
機関銃の男──オレの担当場所にいる最後の1人は顔面蒼白で天井にぶら下がっているオレを見上げている
やっぱただのビビりじゃん
オレは天井を蹴り、床に着地した
「あ、あああ……た、頼む。殺さないでくれ。な、何でもする」
「ししし、何でもしてくれんの?嬉しーなー。じゃあ……」
死ねよ
無情にも胸に刺さったナイフは男の命を奪った
これでオレの担当場所のやつらは皆殺ししたかな?
無線でエルザに知らせるか
そう思ったとき、耳障りなノイズと共に無線が入った
『ベ、ル……?こっちに……来ちゃ……ダ、メ』
「あ?何があった?エルザ、聞こえる?おーい」
返事がないままブツリと無線が切れた
何なんだよ、ったく
エルザも下から上に向かって片付けていったのなら、おそらくオレと同じ最上階にいるだろう
とりあえず、エルザの担当場所である東の方に走った
一応1つ1つの扉を開けてエルザがいるかどうか確かめる
どこにもいない
どこにいるんだよ、イライラするっ……!
あれ?何で王子がイライラしてんの?
イライラを発散させるために強めに扉を開いた
ここにもいない
無駄に豪華な造りの弊害が今ここに出てきやがった
直線の廊下に面した部屋は全部調べた
まさかこの階にいないとか?
そう思いつつ角を曲がった
再び直線に伸びる廊下の奥には死体が1つ横たわっていた
……違う、あれは死体じゃない
「エルザ!?」
エルザの近くまで駆け寄った
エルザはある扉の前で倒れていた
見た目がシンメトリーなら中身もシンメトリー
確か、この扉の先にある部屋はバカみたいに広かった気がする
ここに潜んでいたやつらと相討ちになったのか?
でも、エルザに外傷らしい外傷はないし……
この扉の向こうで何が起きた?
ていうか、何で廊下で倒れてんのこいつ
横たわっているエルザを壁にもたれかけさせて、扉を開いた
……誰が考えたんだろう
「血の海、死体の山」
まさにこの言葉にぴったりの光景だった
白く美しい壁は赤い斑点でまみれて、部屋の中心にはたくさんの元人間が山積みになっていた
おかしい
普段エルザは汚れるのが嫌とか言って、標的にあまり血を流させないようにして殺している
なのにこの死体、わざと大量出血するような殺され方を……
しかもよく見ると全員に大きな傷痕が残っている
巨大な何かの爪でひっかかれたような3本の傷痕
ワケ、分かんねー
とりあえず、もう人の気配はないし任務完了かな?
残党がいればシタッパが何とかするだろう
オレは無線をつけた
「任務完了。今すぐ屋敷の前に来い」
『はっ。かしこまりました』
それだけやり取りして、無線を切った
その時、何かがチカッと光り、オレの目に射した
眩しい、何だよ
またペンダント落としてんじゃねーだろうなこいつ
窓の外を見ると朝陽が昇っていた
もう夜明けか
さっさと退散しよ
そして、謎が残っている部屋をあとにしてエルザを担いだ
ったく、王子にこんなことさせんなよ
ていうか報告書書くのオレじゃん
めんどくせー
王子を煩わせるなっつーの
オレは門の前で迎えの車を待った
報告書も書かなきゃなんねーし、マーモンに頼みたいことできたし……
あいつに頼み事は癪だけど、金さえ払えば何でもやってくれるしな
まず戻ったらエルザを部屋に置いてきて、王子はシャワー浴びて寝て報告書書いて提出して……
この様子じゃやることいっぱいあるなー