闇の中の光 まとめ読み
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「ボス、失礼します」
ノックをしても返事がない
沈黙は肯定の証
この方程式も、もうすっかり慣れたものだ
私は報告書を軽く握りしめ、ボスの執務室に入った
「報告書、ここに置いておきますね」
「……ああ」
「ところでボス、お話があるのですが」
何だ、と素っ気ない返事をもらい、少し深呼吸をした
ここ1ヶ月、丸々働いたし少しの休暇くらい許してくれるよね
そう思っていると鋭い眼光で催促された
さっさと話せ、と
「少しの期間、休暇をいただきたいのです。10日、いえ、1週か……4日間の休暇を取りたいのですが」
どんどん増えていく眉間のシワが怖くて、どんどん条件を低くしてしまった
当初の予定の半分以下、か
仕方ないか
幹部とはいえ入隊して1年も経ってない「新人」だし
「その休暇の希望日というのはいつからだ」
「来週からです」
「来週から10日間有給休暇、ということでいいな。次からはもっと早く言え」
「え、あ、すみません。ありがとうございます」
何だ、結局10日間休みくれるんだ
私は感謝の気持ちを込めてお辞儀した
廊下である人物が聞き耳をたてていることも知らずに
ノックをしても返事がない
沈黙は肯定の証
この方程式も、もうすっかり慣れたものだ
私は報告書を軽く握りしめ、ボスの執務室に入った
「報告書、ここに置いておきますね」
「……ああ」
「ところでボス、お話があるのですが」
何だ、と素っ気ない返事をもらい、少し深呼吸をした
ここ1ヶ月、丸々働いたし少しの休暇くらい許してくれるよね
そう思っていると鋭い眼光で催促された
さっさと話せ、と
「少しの期間、休暇をいただきたいのです。10日、いえ、1週か……4日間の休暇を取りたいのですが」
どんどん増えていく眉間のシワが怖くて、どんどん条件を低くしてしまった
当初の予定の半分以下、か
仕方ないか
幹部とはいえ入隊して1年も経ってない「新人」だし
「その休暇の希望日というのはいつからだ」
「来週からです」
「来週から10日間有給休暇、ということでいいな。次からはもっと早く言え」
「え、あ、すみません。ありがとうございます」
何だ、結局10日間休みくれるんだ
私は感謝の気持ちを込めてお辞儀した
廊下である人物が聞き耳をたてていることも知らずに