闇の中の光 まとめ読み
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絶対に部屋で安静しておいてください
そう言われたのは確か3時間前のことだ
私は言われた通りに部屋で大人しくしている
最初は図書館で本を読んでいたが頭がぼんやりして内容が入ってこないからやめた
本当ならば鍛練したかったのに
こんなふらふらしている状態じゃかえって逆効果だ
暇を持て余すとはまさにこのことか
はあ、ベッドに寝転べたらどんなに楽なんだろうか
もっとも、ベッドや布団じゃおちおち眠れないのだが
悶々と考え事をしているとノック音が聞こえた
「だれ」
『私よ。エルザちゃんに用があるってベルちゃんが言ってたわよ』
気を取り戻したのか
ルッスーリアは伝言だけを済ましさっさと行ってしまった
そして私はふらふらしているのを表に出さずに医務室にいった
そこにいたのは少しふてくされているように見えるベルだった
というか怒っているようにも見える
何で私を呼び出したんだ
「血」
「はい?」
「何のつもりだよ」
言葉が少なくて分かりにくいけど、ベルが聞きたいのは私が輸血に協力した理由だろう
仮にも命の恩人だぞ私は
多分「王族の血が汚れた」とか思っているんだろう
「年下の女に助けられるとか最悪だし」
「助けたのは借りを返したかっただけ」
「借り?致死量ギリギリまでの血を抜いてまで?」
「ペンダントのこと。私にとったら命と同じくらい大切なものだから」
じゃあ私はこれで失礼するね
部屋を出る私をベルは引き留めなかった
納得してくれたかどうかは分からないけど、私は真実を述べただけだ
このペンダントは命と同じくらい大切だし、貸しっぱなしはいいけど借りっぱなしは嫌だ
返せる内に返しておくというのが私のが自分で決めたルールだ
そう言われたのは確か3時間前のことだ
私は言われた通りに部屋で大人しくしている
最初は図書館で本を読んでいたが頭がぼんやりして内容が入ってこないからやめた
本当ならば鍛練したかったのに
こんなふらふらしている状態じゃかえって逆効果だ
暇を持て余すとはまさにこのことか
はあ、ベッドに寝転べたらどんなに楽なんだろうか
もっとも、ベッドや布団じゃおちおち眠れないのだが
悶々と考え事をしているとノック音が聞こえた
「だれ」
『私よ。エルザちゃんに用があるってベルちゃんが言ってたわよ』
気を取り戻したのか
ルッスーリアは伝言だけを済ましさっさと行ってしまった
そして私はふらふらしているのを表に出さずに医務室にいった
そこにいたのは少しふてくされているように見えるベルだった
というか怒っているようにも見える
何で私を呼び出したんだ
「血」
「はい?」
「何のつもりだよ」
言葉が少なくて分かりにくいけど、ベルが聞きたいのは私が輸血に協力した理由だろう
仮にも命の恩人だぞ私は
多分「王族の血が汚れた」とか思っているんだろう
「年下の女に助けられるとか最悪だし」
「助けたのは借りを返したかっただけ」
「借り?致死量ギリギリまでの血を抜いてまで?」
「ペンダントのこと。私にとったら命と同じくらい大切なものだから」
じゃあ私はこれで失礼するね
部屋を出る私をベルは引き留めなかった
納得してくれたかどうかは分からないけど、私は真実を述べただけだ
このペンダントは命と同じくらい大切だし、貸しっぱなしはいいけど借りっぱなしは嫌だ
返せる内に返しておくというのが私のが自分で決めたルールだ