闇の中の光 まとめ読み
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マーモンにおかしな薬を飲まされてからおよそ1週間が経った
あれから変わったことは特にない
あるとすれば、みんながたまにぎこちなくなることだけだ
昔の私は一体何をして、何を言ったんだろう
あの頃の私の記憶はほとんどない
分からないことを考えても仕方ないか
とりあえず図書館で借りていた本を返しに行こう
借りるといっても特別な手続きをするわけではなく、勝手に本を持っていくだけなんだけどね
私は思い腰を上げ、数冊の本を抱えてヴァリアー内にある大きな図書館に向かった
何故このヴァリアーに図書館があるのか謎だったけど、この前謎が解けた
二世代前のヴァリアーのボスが大量の本を発注したらしい
その上、ボンゴレ本部から不定期に本が送られてくるらしいから図書館の本は増える一方だ
その全ての本を保管できる広さに驚きを隠せないのは無理のない話だ
図書館は独特なひんやりとした空気が流れていた
ひんやりとして、ひっそりとして、私にのお気に入りの場所だ
滅多に人も来ないしね
あ、そうだ
談話室で過ごすよりこっちで過ごした方が楽かもしれない
みんなと関わることも接することもぐんと減る
「お、エルザじゃん。ここで何やってんの」
「……こっちのセリフよ」
関わったり接したりする時間が減ると思った矢先にこれだ
マーモンが来ても不思議じゃないけど、何でベルがこの図書館に来るのよ
「げ、まーた本読んでるし」
「ベルがここに来るなんて、明日は大雨だね」
「うっせ。つーかお前知らねーのかよ。この図書館には幹部だけが入れる特別資料室があんだよ」
「え、そうなの?知らなかった」
「必要なときになったらボスが教えてくれるっしょ」
そして、ベルはついて来るなよと言い残し奥の方に行ってしまった
そんな場所がこの図書館にあるだなんて知らなかった
どっちにしろ、その特別資料室がここのどこにあるか探そうなんて無謀な真似はしないけどね
「特別」がつく資料室だ
厳重に隠されてあるに決まっている
多分複雑なパスワードも設置されていると思うしね
私は本の続きを読んだ
読書を再開して10分そこら経ったところでベルが戻ってきた
彼の手の中には見るからに古い資料があった
資料の方を見た後、ベルの顔を見たら目線が重なった
「何してんの。さっさと来いよ」
「はい?」
「談話室にお前がいないとむさ苦しいんだよ」
そう言うと腕を引っ張られて無理やり談話室に連れていかれた
こうして1日を図書館で過ごすという私の計画はあっけなく崩れていった
あれから変わったことは特にない
あるとすれば、みんながたまにぎこちなくなることだけだ
昔の私は一体何をして、何を言ったんだろう
あの頃の私の記憶はほとんどない
分からないことを考えても仕方ないか
とりあえず図書館で借りていた本を返しに行こう
借りるといっても特別な手続きをするわけではなく、勝手に本を持っていくだけなんだけどね
私は思い腰を上げ、数冊の本を抱えてヴァリアー内にある大きな図書館に向かった
何故このヴァリアーに図書館があるのか謎だったけど、この前謎が解けた
二世代前のヴァリアーのボスが大量の本を発注したらしい
その上、ボンゴレ本部から不定期に本が送られてくるらしいから図書館の本は増える一方だ
その全ての本を保管できる広さに驚きを隠せないのは無理のない話だ
図書館は独特なひんやりとした空気が流れていた
ひんやりとして、ひっそりとして、私にのお気に入りの場所だ
滅多に人も来ないしね
あ、そうだ
談話室で過ごすよりこっちで過ごした方が楽かもしれない
みんなと関わることも接することもぐんと減る
「お、エルザじゃん。ここで何やってんの」
「……こっちのセリフよ」
関わったり接したりする時間が減ると思った矢先にこれだ
マーモンが来ても不思議じゃないけど、何でベルがこの図書館に来るのよ
「げ、まーた本読んでるし」
「ベルがここに来るなんて、明日は大雨だね」
「うっせ。つーかお前知らねーのかよ。この図書館には幹部だけが入れる特別資料室があんだよ」
「え、そうなの?知らなかった」
「必要なときになったらボスが教えてくれるっしょ」
そして、ベルはついて来るなよと言い残し奥の方に行ってしまった
そんな場所がこの図書館にあるだなんて知らなかった
どっちにしろ、その特別資料室がここのどこにあるか探そうなんて無謀な真似はしないけどね
「特別」がつく資料室だ
厳重に隠されてあるに決まっている
多分複雑なパスワードも設置されていると思うしね
私は本の続きを読んだ
読書を再開して10分そこら経ったところでベルが戻ってきた
彼の手の中には見るからに古い資料があった
資料の方を見た後、ベルの顔を見たら目線が重なった
「何してんの。さっさと来いよ」
「はい?」
「談話室にお前がいないとむさ苦しいんだよ」
そう言うと腕を引っ張られて無理やり談話室に連れていかれた
こうして1日を図書館で過ごすという私の計画はあっけなく崩れていった