闇の中の光 まとめ読み
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最悪の朝だ。
さえずる鳥にすらバカにされている気がする。
仕方なかったとはいえ、皆に私の苦手なものを知られるなんて。
しかもベルの部屋で一緒のベッドで寝るはめになってしまったとは。
行き場のない苛立ちと恥ずかしさがワーっと込み上げる。
今は誰にも会いたくない気分だ。
特にあの人には……。
「あら、おはようエルザちゃん」
……うん。もう諦めよう。
しっかし本当にどこにでも現れるなこの人は。
「おはよ」
なるべく接する時間を少なくし、早歩きで去っていく。
表面は冷静に、だけど内心は焦ってる。
しかしあのルッスーリアが待ってくれるはずもなく、簡単に引き止められてしまった。
「こんなこと聞くのはあれだけどベルちゃんと変なことはなかった?」
「……ないよ」
「あらそうなの。でも2人はお似合いだと思うわ。もう熱~いキスも交わしたことだし」
やめろ、やめろ、やめろぉぉぉ!
だいたいあの事故は誰のせいだと思っているんだ。
そのおしゃれだと言い張る頭の中には数日前のことも記憶できないのか?
それともただ単に楽しんでいるだけなのか?
その時、私の中の何かがきれた。
━能力発動 緑
右手の人差し指と中指を立て、ルッスーリアに向かって手をつき出した。
途端にルッスーリアの口が止まった。
無理もないだろう。
狙う先は首筋なのだから。
周囲の空気を集め、できるだけ鋭利な刀にす。る
透明で何も見えはしないが日本刀で首を斬りつけられているに等しい状態だ。
空気で作り出した鋭い刃は無言のまま、ただひたすら私が獲物を狩るのを待っていた。
━能力解除
見えない剣が捉えていた獲物、ルッスーリアを狩る必要もないので、何もしないまま手を下ろした。
当のルッスーリアは不思議そうに首を擦っている。
私はそんな彼を横目に談話室に向かった。
さえずる鳥にすらバカにされている気がする。
仕方なかったとはいえ、皆に私の苦手なものを知られるなんて。
しかもベルの部屋で一緒のベッドで寝るはめになってしまったとは。
行き場のない苛立ちと恥ずかしさがワーっと込み上げる。
今は誰にも会いたくない気分だ。
特にあの人には……。
「あら、おはようエルザちゃん」
……うん。もう諦めよう。
しっかし本当にどこにでも現れるなこの人は。
「おはよ」
なるべく接する時間を少なくし、早歩きで去っていく。
表面は冷静に、だけど内心は焦ってる。
しかしあのルッスーリアが待ってくれるはずもなく、簡単に引き止められてしまった。
「こんなこと聞くのはあれだけどベルちゃんと変なことはなかった?」
「……ないよ」
「あらそうなの。でも2人はお似合いだと思うわ。もう熱~いキスも交わしたことだし」
やめろ、やめろ、やめろぉぉぉ!
だいたいあの事故は誰のせいだと思っているんだ。
そのおしゃれだと言い張る頭の中には数日前のことも記憶できないのか?
それともただ単に楽しんでいるだけなのか?
その時、私の中の何かがきれた。
━能力発動 緑
右手の人差し指と中指を立て、ルッスーリアに向かって手をつき出した。
途端にルッスーリアの口が止まった。
無理もないだろう。
狙う先は首筋なのだから。
周囲の空気を集め、できるだけ鋭利な刀にす。る
透明で何も見えはしないが日本刀で首を斬りつけられているに等しい状態だ。
空気で作り出した鋭い刃は無言のまま、ただひたすら私が獲物を狩るのを待っていた。
━能力解除
見えない剣が捉えていた獲物、ルッスーリアを狩る必要もないので、何もしないまま手を下ろした。
当のルッスーリアは不思議そうに首を擦っている。
私はそんな彼を横目に談話室に向かった。