闇の中の光 まとめ読み
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体調も万全になった後日からあの居心地の悪いベッドからは卒業した。
そして私は昨日から部屋ではなく、木の上で寝ることにした。
だがいつも以上に気を張って寝たせいか、寝不足となってしまった。
空を見上げて溜め息をついた。
「雨、か」
あの冷たさじゃ外に居るのはつらいし仕方ない。
室内に戻ろう。
……今日もまたあの屋敷の中で過ごさなければならないのか。
別に嫌いなわけではない。
場所に関してもメンバーに関しても、だ。
しかし、どことなく居づらい気がしてならなかった。
『あの屋敷の中で過ごさなければならない』
そう思うと気分は空と同じようにどんどん曇っていった。