闇の中の光 まとめ読み
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エレベーターで最上階まで一気に昇る。
情報通り警備がいない。
「リラックスしといてくれても構わないよ」
革張りでいかにも高級そうなソファーに座らされた。
真正面にはルースが座っている。
彼はワインが注がれたグラスを私の目の前に置いた。
一応未成年だけど飲むしかないか……。
何の疑いもなく飲んだ。
数十分間ルースと対談していると急に眠気が襲ってきた。
何だこの眠気は。
もしかして、あのワインには眠り薬が仕込まれていたのか。
ほぼほぼ任務成功と思って気が緩んだのか、警戒心をときすぎた。
ヤバい、体が気だるい。
意識が遠くなって景色が歪んでいく。
意識を手離す前に無線機の緊急ボタンを押した。
もちろんルースに気付かれないように。
外へ出て予定通り待機していたら、最上階の一室に明かりがついた。
あそこが例の別室か。
ったく、エルザはどうやってお気に入りになったんだろ。
待機して数十分、無線が震えた。
緊急時の合図だ。
あんの馬鹿、油断したな。
緊急信号を受けて、ここから見える別室に直線的に向かった。
窓は鉄格子で守られていた。
更には防弾ガラスが使われており全く手が出せそうにない。
……とでも言うと思ったか?
鉄格子はナイフでいとも簡単に壊した。
しかしやはり、防弾ガラスには少ししか傷がつかなかった。
オレはそんなときのために用意しておいた液体窒素を懐から取り出した。
液体窒素を先ほどつけた傷に吹き掛けるとみるみる内に傷が広がっていった。
防弾ガラスは強度は凄いけど温度変化に弱いんだよな。
ガラスが割れる音と同時にオレが目にしたのは、壁に鎖で繋がったエルザと今から殺される人間だった。
ふーん、成る程な。
ルースは気に入った女で思う存分楽しんだ後、売り飛ばしてたってところか。
現にエルザのドレスは所々引き裂かれている
「だ、誰だお前は!どうやって窓から入って来た」
「知っても無駄だよ。だってお前、今から死ぬもん」
オレが手にしたナイフを見て一気に顔が青ざめた。
恐怖で歪んだ醜い表情だ。
「何が目的なんだ。金か?女か?何でもやるから命だけは……!」
「無理。死ねよ」
ナイフを投げた数秒後、あっけなく血まみれになって倒れた。
任務終了っと。
めんどくさいけどエルザを連れて帰らないといけねぇな。
エルザの両手に繋がった鎖を切り、少しでも時間稼ぎするために部屋の鍵を締めた。
さ、後は帰るだけ。
やっぱこの任務面白くなかった。
いざ窓から飛び降りようとしたら月明かりに照らされて床の上で何かが光った。
「これは……」
情報通り警備がいない。
「リラックスしといてくれても構わないよ」
革張りでいかにも高級そうなソファーに座らされた。
真正面にはルースが座っている。
彼はワインが注がれたグラスを私の目の前に置いた。
一応未成年だけど飲むしかないか……。
何の疑いもなく飲んだ。
数十分間ルースと対談していると急に眠気が襲ってきた。
何だこの眠気は。
もしかして、あのワインには眠り薬が仕込まれていたのか。
ほぼほぼ任務成功と思って気が緩んだのか、警戒心をときすぎた。
ヤバい、体が気だるい。
意識が遠くなって景色が歪んでいく。
意識を手離す前に無線機の緊急ボタンを押した。
もちろんルースに気付かれないように。
外へ出て予定通り待機していたら、最上階の一室に明かりがついた。
あそこが例の別室か。
ったく、エルザはどうやってお気に入りになったんだろ。
待機して数十分、無線が震えた。
緊急時の合図だ。
あんの馬鹿、油断したな。
緊急信号を受けて、ここから見える別室に直線的に向かった。
窓は鉄格子で守られていた。
更には防弾ガラスが使われており全く手が出せそうにない。
……とでも言うと思ったか?
鉄格子はナイフでいとも簡単に壊した。
しかしやはり、防弾ガラスには少ししか傷がつかなかった。
オレはそんなときのために用意しておいた液体窒素を懐から取り出した。
液体窒素を先ほどつけた傷に吹き掛けるとみるみる内に傷が広がっていった。
防弾ガラスは強度は凄いけど温度変化に弱いんだよな。
ガラスが割れる音と同時にオレが目にしたのは、壁に鎖で繋がったエルザと今から殺される人間だった。
ふーん、成る程な。
ルースは気に入った女で思う存分楽しんだ後、売り飛ばしてたってところか。
現にエルザのドレスは所々引き裂かれている
「だ、誰だお前は!どうやって窓から入って来た」
「知っても無駄だよ。だってお前、今から死ぬもん」
オレが手にしたナイフを見て一気に顔が青ざめた。
恐怖で歪んだ醜い表情だ。
「何が目的なんだ。金か?女か?何でもやるから命だけは……!」
「無理。死ねよ」
ナイフを投げた数秒後、あっけなく血まみれになって倒れた。
任務終了っと。
めんどくさいけどエルザを連れて帰らないといけねぇな。
エルザの両手に繋がった鎖を切り、少しでも時間稼ぎするために部屋の鍵を締めた。
さ、後は帰るだけ。
やっぱこの任務面白くなかった。
いざ窓から飛び降りようとしたら月明かりに照らされて床の上で何かが光った。
「これは……」