闇の中の光 まとめ読み
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今回の任務は私が鍵だ。
失敗は許されない。けど自信はあった。
私の能力を駆使すれば必ず『お気に入り』になれる。
周りが暗くなりパーティーの主催者、今回の標的のお出ましだ。
「今宵、ここで出会えたことに感謝する。充分楽しんでいってくれたまえ」
「(お前も充分楽しめ。最後の晩餐をな)」
お近づきになるのは少し時間をおいてからの方がいいかな。
それまでは腹ごしらえでもしておくかな。
立食パーティーということで、テーブルには様々な料理が綺麗に盛り付けてある。
それらを少しずつ食べていくが、慣れない格好と立ち振る舞いのせいで食欲がなくなった。
既に疲れた。
暗殺部隊でもこういう潜入任務するんだね。
「大丈夫ですか?顔色が悪いようですけど……」
「いえ、少しぼんやりしていただけです。お気遣いありがとうございます」
手を止めていると、男性が話しかけてきた。
パーティーという名の社交会の始まりだ。
内心慌てつつ、表面は穏やかに微笑んでみせた。
しばらく喋っていると大分時間が潰れてしまった。
標的のルースがお気に入りを選ぶ前に早く行かないといけない。
適当なところで話しかけてきた男性と話を終わらせ、ルースに近づいた。
━能力発動 桃
目の色の変化が分からないようにカラーコンタクトをするのは当たり前。
誰も分かりやしない。
「ルース様、お会いできて光栄です」
「ほう……、失礼ながらお名前は?」
「カルトと申します。以後お見知りおきを」
「もしこれから用がなければ私の自室へ来ないかい」
「ええ、もちろん。その前にあの……お手洗いをお貸しいただいてもよろしいですか?」
よし、かかった。
これで任務は成功したも同然だ。
トイレに行ってベルに無線で伝えた。
「別室に行くから外で待機しといて。何かあればまた呼ぶから」
「本当にお気に入りになったわけ? 後でその手品のタネ教えろよ」
「気が向いたら、ね」
無線を切った。
後はやつの息の根を止めるだけ。
失敗は許されない。けど自信はあった。
私の能力を駆使すれば必ず『お気に入り』になれる。
周りが暗くなりパーティーの主催者、今回の標的のお出ましだ。
「今宵、ここで出会えたことに感謝する。充分楽しんでいってくれたまえ」
「(お前も充分楽しめ。最後の晩餐をな)」
お近づきになるのは少し時間をおいてからの方がいいかな。
それまでは腹ごしらえでもしておくかな。
立食パーティーということで、テーブルには様々な料理が綺麗に盛り付けてある。
それらを少しずつ食べていくが、慣れない格好と立ち振る舞いのせいで食欲がなくなった。
既に疲れた。
暗殺部隊でもこういう潜入任務するんだね。
「大丈夫ですか?顔色が悪いようですけど……」
「いえ、少しぼんやりしていただけです。お気遣いありがとうございます」
手を止めていると、男性が話しかけてきた。
パーティーという名の社交会の始まりだ。
内心慌てつつ、表面は穏やかに微笑んでみせた。
しばらく喋っていると大分時間が潰れてしまった。
標的のルースがお気に入りを選ぶ前に早く行かないといけない。
適当なところで話しかけてきた男性と話を終わらせ、ルースに近づいた。
━能力発動 桃
目の色の変化が分からないようにカラーコンタクトをするのは当たり前。
誰も分かりやしない。
「ルース様、お会いできて光栄です」
「ほう……、失礼ながらお名前は?」
「カルトと申します。以後お見知りおきを」
「もしこれから用がなければ私の自室へ来ないかい」
「ええ、もちろん。その前にあの……お手洗いをお貸しいただいてもよろしいですか?」
よし、かかった。
これで任務は成功したも同然だ。
トイレに行ってベルに無線で伝えた。
「別室に行くから外で待機しといて。何かあればまた呼ぶから」
「本当にお気に入りになったわけ? 後でその手品のタネ教えろよ」
「気が向いたら、ね」
無線を切った。
後はやつの息の根を止めるだけ。