闇の中の光 まとめ読み
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医務室、図書室。
実験室……は立ち入り禁止。
本当に色んな部屋がある。
ルッスーリアが描いてくれた簡易地図がなかったら確実に迷ってた。
ここを右に曲がれば図書室がある、と。
「った」
巨大な何かにぶつかり、しりもちをついてしまった。
上を見上げると見覚えのある顔がこっちを睨んでた。
こんなに私を睨み付けるのは1人しか思いつかない。
「何をしている貴様。気をつけろ」
「あんただって同じじゃない、レヴィ」
『あんた』と言われたことが気にくわなかったのか、呼び捨てされたのが気にくわなかったのか。
もしくは両方なのか、さっきよりシワを深くして睨んできた。
少しムッとしたとはいえあんた呼ばわりしたのはマズイと思った。
謝罪と誤解を解くために一言言っておこう。
「あんた呼ばわりしてごめんなさい。でもスクアーロに幹部全員に対して呼び捨てでいいし、敬語もいらないと言われたから」
「スクアーロがか?……チッ、今回は多めにみてやるが次からは気をつけろ」
「はぁ……」
表情が険しくなったり少し青ざめたり忙しい人だ。
何を考えていたんだろう。
レヴィがそそくさと歩き出したので私も図書室にへと向かった。
図書室の中を覗くと本の山だった。
一体誰が読むのだろう。
ここ、ヴァリアーには読書をしそうな人はいない。
今回は場所の確認だけにしといて、今度私が読んでみよう。
次は……
図書室からは医務室より立ち入り禁止の実験室の方が近い。
どうしよう、立ち入り禁止みたいだけど行ってみようかな。
ここを左に曲がってひたすら真っ直ぐ歩けば実験室へとたどり着く。
でも『関係者以外立ち入り禁止』という札が邪魔してこれ以上奥に進めない。
進む?それともUターンする?
「入場料とるよ?」
びっくりしすぎて一瞬呼吸が止まった。
幼げなこの声の主はきっとマーモンだ。
何で赤ん坊が暗殺部隊の幹部になれたんだろうという疑問がよぎった。
でも自分も普通ではないのでその疑問はすぐに消えていった。
実力に年齢や性別はさほど大きな問題にはならない。
「いつからいたの?マーモン」
「君が図書室に来たときからだよ。あそこは滅多に人が来ないから誰だろうと思って見てみたら」
「私だったって訳ね」
「そう。気になったから着いていってみたら僕の実験室の前で立ち止まっていたからね」
これ以上多くは語らなかったが赤ん坊であるマーモンの実力が垣間見えた。
特に言葉を交わすこともなく、マーモンはそのまま立ち入り禁止である場所へ行った。
何を実験しているのかは何故だかあまり知りたいとは思わなかった。
早く医務室へ行こう――。
簡易地図に描いてある場所は全て行った。
おかげで大体の位置は理解した。
あと理解しなくちゃいけないのは個性が豊かすぎるヴァリアーの隊員、特に幹部たちのことだけかな。
でも深入りは禁物。
水と油みたいに混じることがありませんように……
実験室……は立ち入り禁止。
本当に色んな部屋がある。
ルッスーリアが描いてくれた簡易地図がなかったら確実に迷ってた。
ここを右に曲がれば図書室がある、と。
「った」
巨大な何かにぶつかり、しりもちをついてしまった。
上を見上げると見覚えのある顔がこっちを睨んでた。
こんなに私を睨み付けるのは1人しか思いつかない。
「何をしている貴様。気をつけろ」
「あんただって同じじゃない、レヴィ」
『あんた』と言われたことが気にくわなかったのか、呼び捨てされたのが気にくわなかったのか。
もしくは両方なのか、さっきよりシワを深くして睨んできた。
少しムッとしたとはいえあんた呼ばわりしたのはマズイと思った。
謝罪と誤解を解くために一言言っておこう。
「あんた呼ばわりしてごめんなさい。でもスクアーロに幹部全員に対して呼び捨てでいいし、敬語もいらないと言われたから」
「スクアーロがか?……チッ、今回は多めにみてやるが次からは気をつけろ」
「はぁ……」
表情が険しくなったり少し青ざめたり忙しい人だ。
何を考えていたんだろう。
レヴィがそそくさと歩き出したので私も図書室にへと向かった。
図書室の中を覗くと本の山だった。
一体誰が読むのだろう。
ここ、ヴァリアーには読書をしそうな人はいない。
今回は場所の確認だけにしといて、今度私が読んでみよう。
次は……
図書室からは医務室より立ち入り禁止の実験室の方が近い。
どうしよう、立ち入り禁止みたいだけど行ってみようかな。
ここを左に曲がってひたすら真っ直ぐ歩けば実験室へとたどり着く。
でも『関係者以外立ち入り禁止』という札が邪魔してこれ以上奥に進めない。
進む?それともUターンする?
「入場料とるよ?」
びっくりしすぎて一瞬呼吸が止まった。
幼げなこの声の主はきっとマーモンだ。
何で赤ん坊が暗殺部隊の幹部になれたんだろうという疑問がよぎった。
でも自分も普通ではないのでその疑問はすぐに消えていった。
実力に年齢や性別はさほど大きな問題にはならない。
「いつからいたの?マーモン」
「君が図書室に来たときからだよ。あそこは滅多に人が来ないから誰だろうと思って見てみたら」
「私だったって訳ね」
「そう。気になったから着いていってみたら僕の実験室の前で立ち止まっていたからね」
これ以上多くは語らなかったが赤ん坊であるマーモンの実力が垣間見えた。
特に言葉を交わすこともなく、マーモンはそのまま立ち入り禁止である場所へ行った。
何を実験しているのかは何故だかあまり知りたいとは思わなかった。
早く医務室へ行こう――。
簡易地図に描いてある場所は全て行った。
おかげで大体の位置は理解した。
あと理解しなくちゃいけないのは個性が豊かすぎるヴァリアーの隊員、特に幹部たちのことだけかな。
でも深入りは禁物。
水と油みたいに混じることがありませんように……