闇の中の光 まとめ読み
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いきなり扉が開いたと思ったらまた鼓膜が破れそうになった。
もう少し静かに話すことはできないのか、スクアーロさんは。
それより、おかしな事になってしまった。
勝負、っていっても練習試合だよね?
「認めるということは呼びすてでも構わないということですよね?」
「あぁそうだ」
元々幹部同士ということで立場は対等であるはず。
そう考えればみんな呼びすてでもいいのか。
でもぽっとでの小娘に呼び捨てされるのも嫌だろうしなぁ。
チラッとスクアーロを見てみると既に闘技場にいた。
見るからに剣を使いそうだからこっちも剣で相手しようかな。
置いてある剣を1本拝借させてもらおう。
「(なっ、あいつ……
十数本ある剣の中から1番切れ味のいいやつを選びやがった。
だが、剣士のオレに剣で挑もうなんて笑かしてくれるぜぇ。
……10秒だ、10で終わらせてやる)」
スクアーロさんがそんなことを思ってるなんてつゆ知らず、私は準備できたことを彼に告げた。
「スクアーロさん、準備できました」
「先に5つ以上傷を負わせた方が勝ちでいいなぁ」
「分かりました。始めましょう」
先に攻撃を仕掛けたのはスクアーロさんだった。
私が始めましょうと言った瞬間、距離を一気に縮めてきた。
そして容赦なく剣を振り下ろした。
しかし、自分で言うのもなんだけどベルさんのナイフを咄嗟に避けただけあり、私の反応は中々なものだった。
「チィ、かすっただけかぁ。だがあと4つだ」
一瞬でも反応が鈍かったらただじゃ済まなかった。
流石はボンゴレファミリーが誇る暗殺部隊の幹部。
気持ちを引き締めないとすぐにやられる。
━ガキッ
━キィン
「新人、の幹部だったのか」
「そのようだな。手加減されているだろうとはいえ、スクアーロ様の剣さばきについていっている」
私たちの勝負は激しさを増していた。
4対4でお互いチェックメイト状態だ。
そしてついに、勝負が終焉を迎えた。
「もらったぁ!」
「!」
疲労が重なった私の右手から剣が弾き飛ばされた。
まごうことなく、剣士であるスクアーロさんの勝利だった。
「スクアーロさん、やっぱり強いですね」
「……さん付けはしなくていい。全員に対してだぁ」
「けど私負けましたよ?」
「その敬語も使わなくていい。オレも本気出してなっかたとはいえ、正直ここまで手こずるとは思わなかったぜぇ」
「えっと、ありがとうございます」
「動きも的確だったしスピードも充分ある。ベルに続き末恐ろしいガキだな」
鍛えればもっとよくなるぞぉ、と言い残しスクアーロは去っていった。
「あの、エルザ様」
「な、何?」
「先ほどの無礼をお許し下さい!」
傍観していた2人の隊員が勢いよく頭を下げてきた。
とりあえず適当にあしらった後、トレーニングルームを出た。
「何でこんなにこのアジトは広いのよ」
手作り簡易地図を見て溜め息が漏れた。
完璧に覚えるのは時間がかかりそうだ。
さて、次はどこへいこうかな。
もう少し静かに話すことはできないのか、スクアーロさんは。
それより、おかしな事になってしまった。
勝負、っていっても練習試合だよね?
「認めるということは呼びすてでも構わないということですよね?」
「あぁそうだ」
元々幹部同士ということで立場は対等であるはず。
そう考えればみんな呼びすてでもいいのか。
でもぽっとでの小娘に呼び捨てされるのも嫌だろうしなぁ。
チラッとスクアーロを見てみると既に闘技場にいた。
見るからに剣を使いそうだからこっちも剣で相手しようかな。
置いてある剣を1本拝借させてもらおう。
「(なっ、あいつ……
十数本ある剣の中から1番切れ味のいいやつを選びやがった。
だが、剣士のオレに剣で挑もうなんて笑かしてくれるぜぇ。
……10秒だ、10で終わらせてやる)」
スクアーロさんがそんなことを思ってるなんてつゆ知らず、私は準備できたことを彼に告げた。
「スクアーロさん、準備できました」
「先に5つ以上傷を負わせた方が勝ちでいいなぁ」
「分かりました。始めましょう」
先に攻撃を仕掛けたのはスクアーロさんだった。
私が始めましょうと言った瞬間、距離を一気に縮めてきた。
そして容赦なく剣を振り下ろした。
しかし、自分で言うのもなんだけどベルさんのナイフを咄嗟に避けただけあり、私の反応は中々なものだった。
「チィ、かすっただけかぁ。だがあと4つだ」
一瞬でも反応が鈍かったらただじゃ済まなかった。
流石はボンゴレファミリーが誇る暗殺部隊の幹部。
気持ちを引き締めないとすぐにやられる。
━ガキッ
━キィン
「新人、の幹部だったのか」
「そのようだな。手加減されているだろうとはいえ、スクアーロ様の剣さばきについていっている」
私たちの勝負は激しさを増していた。
4対4でお互いチェックメイト状態だ。
そしてついに、勝負が終焉を迎えた。
「もらったぁ!」
「!」
疲労が重なった私の右手から剣が弾き飛ばされた。
まごうことなく、剣士であるスクアーロさんの勝利だった。
「スクアーロさん、やっぱり強いですね」
「……さん付けはしなくていい。全員に対してだぁ」
「けど私負けましたよ?」
「その敬語も使わなくていい。オレも本気出してなっかたとはいえ、正直ここまで手こずるとは思わなかったぜぇ」
「えっと、ありがとうございます」
「動きも的確だったしスピードも充分ある。ベルに続き末恐ろしいガキだな」
鍛えればもっとよくなるぞぉ、と言い残しスクアーロは去っていった。
「あの、エルザ様」
「な、何?」
「先ほどの無礼をお許し下さい!」
傍観していた2人の隊員が勢いよく頭を下げてきた。
とりあえず適当にあしらった後、トレーニングルームを出た。
「何でこんなにこのアジトは広いのよ」
手作り簡易地図を見て溜め息が漏れた。
完璧に覚えるのは時間がかかりそうだ。
さて、次はどこへいこうかな。