闇の中の光 番外編
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菓子のついでに昼ご飯も食わせたらすぐに寝た
そこはまだまだお子様だな
今後のことについてまた話し合ってるとボスがやって来た
ソファーで眠りこけるローズを見て、明らかに不機嫌になった
すかさずマーモンがどういう状況か説明した
ボスはあながち納得した様子で自分の部屋に戻っていった
オレの部屋には近づけるな、という言葉を残して
ローズって多分、さっきの行動からしてかなりやんちゃな性格だよな
言うこときかなさそう
いや無理。そんなガキの面倒みるのは絶対お断りだね
とか考えてる間にも話し合いは続いていた
「やっぱベルがいいんじゃねえか?エルザもお前のこと気に入ってるみたいだし」
「何言ってんのロン毛先輩。大体エルザがオレのこと気に入ってるとか、頭大丈夫?つーかあのガキがエルザって決まったわけじゃねえし」
「とりあえずレヴィは却下だね。本気で泣かれたら面倒だし」
「マーモンちゃん毒舌ね。否定はしないけど」
「ぬおっ」
つーか、この騒動の原因ってマーモンだよな
マーモンが責任持ってやりゃいいだけの話じゃね?
言っても無駄だと思うけど
結局、世話係という形じゃなくてローズの相手をするという形になった
同じようで違うんだよな、これが
積極的にやるか消極的にやるかの違いって感じ?
行き当たりばったりで対応するっていうか何というか
ま、やってみりゃ出来るっしょ
とりあえず決めたルールは1つ、談話室から逃げ出さないこと
マーモンが面倒みるべきだろ、というのは特別に胸の底にしまっておいてやろっと
王子ってやっさしー
こうして何事も起こらずに1時間経過した
そして、ついにローズの目が覚めた
眠そうに右手で目をこすって辺りをキョロキョロと見渡した
どうやら自分がいる場所のことを思い出したようだ
そして何か良いものを見つけたのか、ソファーからピョンと降りた
ローズが向かった先はスクアーロだった
全員それに気づき、生暖かい目でスクアーロを見た
スクアーロがいじられそうなのはただ1つしかない
「かみのけながーい」
「いでででで、引っ張んなぁ」
「こんなにかみのけながいおんなのひと、はじめてみた!」
髪の長い、女の人……?
ローズがこの言葉を発した途端、談話室にはピタッという効果音が似合いそうな沈黙が流れた
多分長髪は女しかいないと思ってるんだな
一般人がスクアーロに女って言うなんてなんて、ある意味命知らずじゃね?
あ、ヤベ
もう堪えられねえ
「ししししっ、そのガキ最高じゃん」
「ちょっとボスに見せたかったかもね」
「ふん。そんなにだらだら髪を伸ばしているからそんなことを言われるんだ」
「でもホンット綺麗な髪の毛してるわよね」
「う、うっせぇぞてめえら!ベルもいつまでも笑ってんじゃねえ!う"お"ぉいガキィ、オレは男だ。お・と・こ!」
「え?そうなの?」
今度からスクアーロをからかう時に使おうっと
最初はスクアーロだったけど、標的は次々と変わっていった
マーモンは小さいねと言われ、ルッスーリアはムキムキだと言われた
レヴィなんかは「オジサン、こわい」だってさ
23歳でオジサン呼ばわれされてるし
子どもって思ったことをズバズバ言っていくから恐ろしい
見てる方は楽しいけど
お、ついにオレのとこに来た
こいつは王子のこと何て思ってるんだろ
「まえがみじゃまじゃない?きってあげようか?」
あー……とりあえず殺していいかな
何コレ、スッゲーむかつく
ナイフを取り出したらルッスーリアに止められた
触んな汚らわしい
何をされるのか分かっていないローズは、今度オレの頭上の方を見ている
そして指さしたて言った
「キラキラ、きれい」
「あ?ティアラのこと?」
「ほしいほしい」
「ベルちゃんあげたら?」
見る目が高いことは褒めてやるけど、このティアラをあげることなんてできねえ
そんなことを思っていたら手の中にはティアラがあった
目線を向こうにやるとマーモンがこっちを向いていた
幻覚、か
たまには気が利くじゃん
手の中にあったそれをローズに渡した
すると、にぱっと笑って小さいオレの足に体で抱きついてきた
「わーいありがとう、おにーちゃん」
「いや、これはあそこの黒いフードの……」
「だいすきっ」
まさか、この流れでいくと……
「ム、決まりだね」
「やっぱりお前はエルザに気に入られてるじゃねえかぁ」
「後は任せたよ」
分かりにくいけどマーモンの口元がうっすらと笑っている
最悪だ、謀られた
相変わらず足にしがみついているローズを見た
ていうか、そもそもこいつってエルザなのか?
そこはまだまだお子様だな
今後のことについてまた話し合ってるとボスがやって来た
ソファーで眠りこけるローズを見て、明らかに不機嫌になった
すかさずマーモンがどういう状況か説明した
ボスはあながち納得した様子で自分の部屋に戻っていった
オレの部屋には近づけるな、という言葉を残して
ローズって多分、さっきの行動からしてかなりやんちゃな性格だよな
言うこときかなさそう
いや無理。そんなガキの面倒みるのは絶対お断りだね
とか考えてる間にも話し合いは続いていた
「やっぱベルがいいんじゃねえか?エルザもお前のこと気に入ってるみたいだし」
「何言ってんのロン毛先輩。大体エルザがオレのこと気に入ってるとか、頭大丈夫?つーかあのガキがエルザって決まったわけじゃねえし」
「とりあえずレヴィは却下だね。本気で泣かれたら面倒だし」
「マーモンちゃん毒舌ね。否定はしないけど」
「ぬおっ」
つーか、この騒動の原因ってマーモンだよな
マーモンが責任持ってやりゃいいだけの話じゃね?
言っても無駄だと思うけど
結局、世話係という形じゃなくてローズの相手をするという形になった
同じようで違うんだよな、これが
積極的にやるか消極的にやるかの違いって感じ?
行き当たりばったりで対応するっていうか何というか
ま、やってみりゃ出来るっしょ
とりあえず決めたルールは1つ、談話室から逃げ出さないこと
マーモンが面倒みるべきだろ、というのは特別に胸の底にしまっておいてやろっと
王子ってやっさしー
こうして何事も起こらずに1時間経過した
そして、ついにローズの目が覚めた
眠そうに右手で目をこすって辺りをキョロキョロと見渡した
どうやら自分がいる場所のことを思い出したようだ
そして何か良いものを見つけたのか、ソファーからピョンと降りた
ローズが向かった先はスクアーロだった
全員それに気づき、生暖かい目でスクアーロを見た
スクアーロがいじられそうなのはただ1つしかない
「かみのけながーい」
「いでででで、引っ張んなぁ」
「こんなにかみのけながいおんなのひと、はじめてみた!」
髪の長い、女の人……?
ローズがこの言葉を発した途端、談話室にはピタッという効果音が似合いそうな沈黙が流れた
多分長髪は女しかいないと思ってるんだな
一般人がスクアーロに女って言うなんてなんて、ある意味命知らずじゃね?
あ、ヤベ
もう堪えられねえ
「ししししっ、そのガキ最高じゃん」
「ちょっとボスに見せたかったかもね」
「ふん。そんなにだらだら髪を伸ばしているからそんなことを言われるんだ」
「でもホンット綺麗な髪の毛してるわよね」
「う、うっせぇぞてめえら!ベルもいつまでも笑ってんじゃねえ!う"お"ぉいガキィ、オレは男だ。お・と・こ!」
「え?そうなの?」
今度からスクアーロをからかう時に使おうっと
最初はスクアーロだったけど、標的は次々と変わっていった
マーモンは小さいねと言われ、ルッスーリアはムキムキだと言われた
レヴィなんかは「オジサン、こわい」だってさ
23歳でオジサン呼ばわれされてるし
子どもって思ったことをズバズバ言っていくから恐ろしい
見てる方は楽しいけど
お、ついにオレのとこに来た
こいつは王子のこと何て思ってるんだろ
「まえがみじゃまじゃない?きってあげようか?」
あー……とりあえず殺していいかな
何コレ、スッゲーむかつく
ナイフを取り出したらルッスーリアに止められた
触んな汚らわしい
何をされるのか分かっていないローズは、今度オレの頭上の方を見ている
そして指さしたて言った
「キラキラ、きれい」
「あ?ティアラのこと?」
「ほしいほしい」
「ベルちゃんあげたら?」
見る目が高いことは褒めてやるけど、このティアラをあげることなんてできねえ
そんなことを思っていたら手の中にはティアラがあった
目線を向こうにやるとマーモンがこっちを向いていた
幻覚、か
たまには気が利くじゃん
手の中にあったそれをローズに渡した
すると、にぱっと笑って小さいオレの足に体で抱きついてきた
「わーいありがとう、おにーちゃん」
「いや、これはあそこの黒いフードの……」
「だいすきっ」
まさか、この流れでいくと……
「ム、決まりだね」
「やっぱりお前はエルザに気に入られてるじゃねえかぁ」
「後は任せたよ」
分かりにくいけどマーモンの口元がうっすらと笑っている
最悪だ、謀られた
相変わらず足にしがみついているローズを見た
ていうか、そもそもこいつってエルザなのか?