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復讐は彼に



「君は・・・!?」


カタギリは思わず目を見開く。
基地に戻ろうとして通りかかった噴水の前で、女性が苦しそうにしていた。
慌てて近付くと女性の隣で心配する様にいたのは『彼』だったからだ。



目の前で好きだった彼女を連れ去った憎き組織のメンバーの。



「コイツはCBだ!警備は早く来い!」


カタギリは憎々し気に叫んだ。


それに彼、刹那はハッと気付き慌てて逃げ出した。

「逃がすか!」


カタギリもすぐに跡を追う。



研究員とはいえ、カタギリの足は速かった。


刹那は後ろを見ながら追手から逃げようと必死に走る。


だが、カタギリの手が刹那の服を掴んだ。
その瞬間、後ろに引っ張られ思わず転倒した。


「やっと捕まえたよ・・・」


ハァハァと息を切らしながら、カタギリは逃げられないよう刹那の上に跨る。

「くっ・・・放せ!放せ!放せ!」


必死に抵抗するも跨り、体重かけている彼から逃げれない。


カタギリは眼鏡をあげて刹那を冷たい目で睨んだ。


「君がいけないんだよ・・・彼女を、クジョウを僕から奪ったから。」


低めの声と冷たい視線に刹那は恐怖に陥り動きが止まる。


「いや、クジョウも僕を裏切ってた・・・CBさえなければ僕は彼女を・・・」


「くっ、Msスメラギも好きでアンタを裏切ってたわけじゃ・・・」


「黙りなよ。」


刹那の首にカタギリの手がかかり、呼吸が抑えられる。


「ぐぐっ・・・」


赤褐色の瞳で苦しそうにしながらカタギリを睨む刹那。

その彼の瞳は冷たいものから復讐のものへと変わっていた。


カタギリは首を抑えながらニヤッと怪し気な笑みを浮かべた。

『ゾクッ・・・』


恐怖と言う寒気が刹那の全身を駆け巡る。


カタギリは左手で首を抑えたまま、空いた右手で刹那の着ているスーツのボタンを外し始めた。


「いっ・・・嫌だ・・・」


それで何をされるか分かり、抵抗しようとしたが首を抑えられていることもあり力が全く出ない。



「これは復讐なんだよ。クジョウを奪った君達CBと、僕を裏切ったクジョウへの。君が今ここで男に、それも僕に犯されたらクジョウやメンバーはどんな顔するんだろうね。」


Yシャツのボタンが外され、刹那の褐色の肌が姿を現す。


「くっ・・・放せ・・・嫌だ・・・」


犯されそうになる事に刹那はカタカタと体を震わし半泣き状態になる。


「綺麗な肌だね。グラハムが夢中になるのが分かる気がするよ。」


カタギリの手が刹那の乳首に触れる。

『ビクン』


それに思わず体が跳ねる。


「へぇ触っただけで感じるのかい?」


「つぅ・・・」


その言葉に刹那は唇を噛み締める。


「敏感なんだね。犯しがいがありそうだよ・・・」

再びニヤリと笑みを浮かべるカタギリ。


その笑みは今の刹那にとってまさに悪魔の笑みと言っても過言ではない。



「うっ・・・ウワァァァ・・・」



それに声を上げたがここはパーティ会場から大分離れた人気の無い森の中。


助けなどくるはずもなく、刹那は復讐の悪魔と化っした彼に延々と犯され続かれた。








end



あとがき↓

カタギリさんの口調が変に(それも鬼畜)(^-^;
8話では色々妄想(オィ)させてもらい、この話はあらすじのまんま。
捕まえたらどんな事するんだろうと思い書きました。
(ロク刹中心サイトなのにまたマイナー書いたな(笑))。
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